〜家族で一緒に楽しめるエンタメの新しいかたち「うごく音えほん」をアプリで発表〜
「うたのおねえさん」神崎ゆう子がプロデュースする新しいエンターテインメント「えほんシネマ」をスマホアプリで公開!
仕事でもプライベートでも常に私の周りにあったもの、それが「音楽と子どもたち」でした。子どもの周りには親がいて、そこには必ず育児があります。大変な育児、とされてしまいがちですが『育てながら自分も育っている』ということに気づいてもらえないか?育児の中で埋もれてしまいがちな喜びや楽しみを広げる手助けができないか?これまで「うたのおねえさん」として、また母として子どもたちと向き合ってきた自分が今この時代にできることは?私がたどりついた答えが『音楽と絵本』を合わせることでした。
素敵な絵本の世界を、歌で培ってきた「みんなのお母さん」としてのあたたかい声とカラフルな音で包みこむ〜そうして仕上がったのはまるで映画のように楽しめる映像作品でした。絵本を『読む』という体験を、子どもがひとりのときも、親子一緒のときも『見て』楽しむという体験へ広げることができる『絵本』の『シネマ』、音への気持ちをタイトルに込めて「うごく音えほん」と名付け、どこでも簡単に楽しめるようにスマホアプリとして公開することにしました。
「エンタメと教育の架け橋になりたい」そう願う私の企業家としての第一歩です。
素敵な絵本の世界を、歌で培ってきた「みんなのお母さん」としてのあたたかい声とカラフルな音で包みこむ〜そうして仕上がったのはまるで映画のように楽しめる映像作品でした。絵本を『読む』という体験を、子どもがひとりのときも、親子一緒のときも『見て』楽しむという体験へ広げることができる『絵本』の『シネマ』、音への気持ちをタイトルに込めて「うごく音えほん」と名付け、どこでも簡単に楽しめるようにスマホアプリとして公開することにしました。
「エンタメと教育の架け橋になりたい」そう願う私の企業家としての第一歩です。
①「うたのおねえさんとして母として」
音楽大学在学中、NHK「おかあさんといっしょ」のうたのおねえさんに就任してから現在まで35年。
「うたのおねえさん」としてはもちろん、音楽の先生として、また二人の男の子の母として、様々なかたちでたくさんの子どもたちと関わってきました。
子どもたちとの触れ合いは、常に新しい発見の連続でした。
そんな中で感じてきた大切なことが、子どもとのコミュニケーションです。
子どもと良いコミュニケーションを取るためにはスキンシップや会話などでお互いの信頼関係をしっかり築いておくことが必要だと思っています。
そのためには、親として心の余裕をしっかりと持つことがとても大事だと思います。
子どもの感性はとても鋭く、こちらの気持ちを敏感に感じ取りますが、特に幼い頃の育児はとても体力が必要で、親も毎日の家事やお仕事で気持ちに余裕を持つことが難しくなっています。
感情的になった時に少し立ち止まれるのか、周りの情報に惑わされ過ぎていないか、子どもの成長を見守り、待つことができているか、
子育てではそれまでに体験したことのない「親」としての考え方や行動を求められます。
大きなストレスを持ちながらも、子どもには良い成長をとげてほしいと願う気持ちの間で大事な「こころの余裕」は普段の生活の中でも削られていきます。
「こころの余裕」といってもそれはほんの少しの時間「ホッと」させてくれる間が持てるだけでよいのです。
育児の経験から、ちょっと高まったストレスを和らげるだけで、また笑顔で子どもと向き合えるのではないかと思っていました。
②「今、育児をとりまく環境」
思うように外出することができなかった時、おうち時間の増加は新しい楽しみ方や文化も生んできましたが、子どもと親が家の中で接している時間は以前よりずっと長くなりました。楽しい時間も増えましたがそれとともに手のかかる時間が増えたのも確かです。
家事が忙しくなる時、ちょっとこれ観ててくれない?自分の手から離れていてくれる時間を作ってくれる、子供の興味を惹きつけてくれるもの、私の時代にはそれがテレビでビデオを見せることでした。そんなちょっとした時間手を離れてくれるだけで、私も気持ちが取り戻せたという体験が何度もありました。
今はスマホやタブレットを子どもに渡してしばらく動画サイト、アニメや子ども向け歌番組を見ておいてもらうことが一般的になっていると聞きます。そこには選ぶのに迷うほどたくさんのコンテンツがありますが、そのどれもが親として安心できるものとは限りません。子どもの方は見始めると集中してくれるし、親としては余裕の時間ができますよね。でも、それは大事なはずのこころの余裕になっていますか?子どもにとってはひとりだけの時間になっていませんか?スキンシップや会話が欠けてしまって子どもが何を楽しんでいるのか、を知らないまま時間だけできた、になっていないでしょうか?
横に親がいて一緒に自分と同じものを楽しんでいる、そういう「時間」の作り方も必要だと思っていました。
子どもと一緒に楽しんでいたことって何だったかな?
自分の体験からですが、絵本を読んでいるとき、子どもはくっついて自分の声を聞いています、、初めはめくるページを待っているだけですがそのうち早く早くと自分で本をめくろうとしてくるようになりました、、何度も読んだことのある本だと先に自分で声を出したり合わせて読んでいったり、、、親としても子どもが成長していることを本当に実感できるとても豊かな時間でした。
やはり「絵本」がいい!と思えました。
③「絵本を活かして」
親の立場で言えば少しこころの余裕(時間)を持たせてくれるもの、そしてお子さんには親と一緒にいる気持ちになる「絵本時間」を感じてもらえるものを作りたい。
これまでの経験から少しずつそんな思いが立ち上がっていました。
絵本をスマホなど身近なものを使って、本棚を持ち運ぶ感覚で、親子一緒のときも、子どもが一人の時でも楽しめるコンテンツとして作ることができれば・・・
「絵本」の良さには親が読んでくれるもの、それはすなわち肌で温もりを感じながら守られつつ親の声につつまれる、というとても大切な体験が大きいと思います。そしてそれぞれ作品ごとに大きさや装丁がちがうモノとしての質感を体験することも素敵なことでしょう。
しかしそれは「絵本」の持つ力の、大きいけれどひとつの部分とも言えると思います。
奇想天外なストーリーの中で動物や草花、宇宙人だって出てきますし、川や家のようなものまで主役になれます。ただ絵を見ているだけで癒されたり、しっとりと深い言葉に胸を打たれることもあります。それは映像作品の材料としても活きるものではないでしょうか。
「絵本」を元にしたエンターテインメント作品を作ることで、絵本の素晴らしさを広げて活かした、「新しい」親と子の両方にとって楽しい時間を生み出せるのではないかと考えました。
④「これまでの絵本動画」
著作権取得の問題もあってか、「絵本動画」と言いながら日本や世界の昔話、民話をアニメーション化したものがほとんどで、それは私が求める、絵本が生み出す素晴らしい体験までを動画化したものとはまったくかけ離れたものでした。また動画の共有サイトには無許可な絵本スキャンによるスライドショー動画も多く、絵本のイメージを広げるようなものでは無いと気になっていました。私が思うようなものはそこには無かったのです・・・
⑤「えほんシネマ」に、という発想で
コロナウイルスが今よりも恐ろしいものとして感じられていた2021年に、私がそれまでにも懇意にしていた幼稚園の園長から配信で見る「ゆうこせんせいといっしょ!」という動画を作成して、登園中止になっている子どもたちや親御さんがおうち時間に園を感じられるような試みをしたい、と相談を受けました。
その時に以前から考えていたことを試す機会として「絵本」を動画化したものを加えたいと提案しました。
その作り方としてNHK Eテレで放送されている「てれび絵本」のことが思い浮かびました。それは絵本の絵をそのまま使い言葉もそのまま変えずに読んでいく、そこに適宜音楽と効果音で演出するという構成であり、そのような方向は以前から思っていた私の理想のコンテンツに近いものである気がしていたからです。
「ゆうこせんせいといっしょ!」は好評で、その中でも絵本のコーナーは、新鮮で親子で集中して楽しめたとの感想も多くいただきました。実際作ってみると私自身も見て楽しめる作品になったと感じていました。そしてこれが以前から考えていたことの答えになると思いました。
「絵本」を題材にした映像作品の制作を事業として立ち上げたい!
そして絵本作家の皆さんや出版社ともコミュニケーションを取りながら、著作権の管理や運用についても基準を作り、その有効利用も目指せる事業でもありたいと思います。
作品の作り方として「ゆうこせんせいといっしょ!」で試したようにしっかりした演出意図をもって構成し、メリハリの効いた音響設計を加えることで子どもたちだけでなく大人でも楽しめる作品になると確信しました。「絵本」を「映画」のように楽しんでほしい、いわば『えほんシネマ』という新しいジャンルのエンターテインメント作品になり、それはきっと私が目指す「エンタメと教育の架け橋」になるものだと考えます。
数本制作するうちに映像の原作として「絵本」はやはり素晴らしい力があると確信しました。ただし本当に慎重に読み込んで制作しないかぎり「絵本」本来の質を維持することはできないと思っています。意図のおぼろげな朗読や冗長な音楽ではいたずらに「絵本」の価値を下げるだけになってしまうからです。
「ゆうこせんせいといっしょ!」を見てくれた園の子どもたちは登園が再開されるとあの絵本はどこだ、と図書室で絵本をさがすようなったり、家でも絵本への接触頻度が大きく増えた、と聞きました。企画した『えほんシネマ』は元の「絵本」の魅力も持ち上げることができるのだと嬉しくなりました。
⑥「うごく音えほん」としてアプリで配信する
制作した作品を広く見てもらうためには公開方法の選び方も大事でした。同時に著作権料として権利保有者に支払いし還元する仕組みづくりも当初から考える必要がありました。
見てもらいやすい、使いやすい、どこにいても、という条件だと今ならスマートフォンアプリとして作品を収録し、そこで配信する形がもっとも適切だと判断しました。
アプリの名前として「ゆうこせんせいといっしょ!」の絵本コーナーのオープニングで使った「うごく音えほん」という言葉が気に入っていたのでそれを採用しました。映像、絵に関してはもともと素晴らしい「絵本」ですから、私が作るときにできることは何だろう、と考えた時に絵を引き立てる、それを映画のように見て楽しんでもらうために必要なのは『声・音楽・効果音』それらを分けずに『音』として全体を包み込むことではないか、との結論に至りました。私の人生でずっとそばにあった音楽、その『音』でくるんだ『えほん』というわけです。
新しいエンターテインメントのかたち『えほんシネマ』としての「うごく音えほん」というものを「教育とエンタメの架け橋に」という当社の理念の柱として広めていきたいと思います。
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