住宅確保困難者へ住居提供するリノベーター、1.25億円の資金調達を実施
事業拡大に向け物件確保と採用強化へ
住宅確保困難者への住居支援事業を展開するRennovater株式会社(所在地:京都府京田辺市、代表取締役:松本知之、以下リノベーター)は、KIBOW社会投資ファンド、日本ベンチャー・フィランソロピー基金(公益財団法人日本財団及び一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズが共同運営)、株式会社京信ソーシャルキャピタル、田中俊彦氏を引受先として総額1.25億円の資金調達を実施しました。
住宅確保困難者への住居支援事業を展開するRennovater株式会社(所在地:京都府京田辺市、代表取締役:松本知之、以下リノベーター)は、KIBOW社会投資ファンド、日本ベンチャー・フィランソロピー基金(公益財団法人日本財団及び一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズが共同運営)、株式会社京信ソーシャルキャピタル、田中俊彦氏を引受先として総額1.25億円の資金調達を実施しました。
■引受先
・KIBOW社会投資ファンド 3号
・日本ベンチャー・フィランソロピー基金(日本財団)
・株式会社京信ソーシャルキャピタル
・田中俊彦氏
■リノベーターについて
「全ての人に、こころ安らげる住まいを」をミッションに掲げるリノベーターは、一般的な賃貸市場では家を借りることが難しい単身高齢者や外国人、生活保護世帯等(以下、住宅確保困難者)に良質な住居を低賃料で提供している社会的企業です。自治体等が提供する住宅確保要配慮者への支援制度は存在しますが、セーフティネットから漏れてしまうケースも多く、健康維持や求職活動、最低限度の文化的な生活の妨げとなっています。弊社では、空き家等の築古物件を低価格で取得・再生させることで、保証人なしで低廉な家賃の賃貸物件を提供。住宅確保困難者と空き家問題の2つの社会問題をハイブリッドに解決しています。
また、住宅の確保に留まらず、入居後もメンテナンスや様々な相談を通じ生活支援を実施しています。生活・自立支援サービス等と連携して入居者の生活支援や就労支援、近隣住民との良好なコミュニケーション形成をサポートすることで、入居者が安定して長く居住できる環境を整備しています。入居者に対しては、生活満足度や精神・健康状態等の10項目を定期的にモニタリングしています。2021 年8 月の調査では、住居満足度が前年の3.58から4.29へ、居住の継続意思は3.32から4.46、生活満足度は3.68から4.14へといずれもスコアが上昇しています。
2022年4月には物件数100戸を突破し、対象エリアも拡大しました。低廉な家賃でありながらも、「住まいの貧困」という深刻な社会課題に対しても公費に頼ることのない、持続可能なサービスを提供しています。
■資金調達の目的・背景
借家に住む生活保護世帯は113万6,000世帯[1]、65歳以上の高齢単身世帯は213万7,000世帯[2]にのぼり、ともに今後増加が予想されています。今回調達した資金は、高まるニーズに応えるため、物件の確保や採用強化のために活用します。加えて、より大きなインパクトを創出するために対象エリアのさらなる拡大やセーフティネットとしての機能拡充、仲介サービスといった周辺領域の新規事業にも投資する予定です。自治体や困窮者支援団体、社会福祉協議会とも連携しながら、より地域に密着したサービス提供体制を構築するとともに、住宅確保困難者を対象とした賃貸住宅のロールモデルを確立し、将来的には日本における低所得者向け賃貸市場の確立を目指します。
■引受先からのコメント
KIBOW社会投資ファンド 代表パートナー 山中礼二様
KIBOWが初めてRennovater社に投資をしたのは、2020年2月でした。その後2年間の事業進捗は大きく、また賃借人の方々のWell-beingなど社会的インパクトがより顕著になったために、今回追加投資をさせていただきました。先駆けとしてのRennovater社がさらに発展し、日本のAffordable Housing(廉価住宅)の産業が大きく形成されることを期待しています。不動産保有者の方々、金融機関の皆様、行政の方々にもご協力をいただき、すべての人が心安らげる住まいを手にできる社会に向けて、スクラムを組み力を加えて参ります。
一般財団法人ソーシャルインベストメントパートナーズ(SIP) 代表理事兼CEO 鈴木栄様
公益財団法人日本財団と共同運営する日本ベンチャー・フィランソロピー基金を通じた投資に併せ、リノベーターは取締役会設置会社に移行し、取締役に就任致しました。
日本におけるベンチャー・フィランソロピー活動を推進しているSIPとして、リノベーターの事業には大きな社会的意義があると受け止めております。一般の不動産市場では満たされていない大きな需要があり、それらにリノベーターがより積極的に対応していくことで、住宅確保困難者が社会で安心して暮らせるセーフティーネットの拡充という社会インパクトの拡大が期待されます。今後資金調達や戦略策定、組織強化など、様々な面で可能な限りの経営支援をし、リノベーターを支えていく所存です。
株式会社京信ソーシャルキャピタル 代表取締役 国本丈弘様
弊社は、京都信用金庫の子会社ベンチャーキャピタルとして、投資先の成長を通じて「地域活性化」や「社会課題解決」を目指し、社会的意義の高い事業を応援しております。今回弊社の運営するファンドの第一号投資先として応援する機会をいただきました。
Rennovater社の社会的弱者に寄り添う理念は共感するところであり、困難な社会問題に対して公費頼みにならないビジネスモデルは、社会性と収益性を兼ね備えた稀有な存在であると評価しております。今後はRennovater社とともに誰一人取り残さない社会の実現を目標に、京都信用金庫グループ全体で支援してまいります。
■会社概要
会社名称 :Rennovater株式会社
資本金 :2億756万円
設立年月日 :2018年5月16日
本社所在地 :京都府京田辺市山手南4–7–3
代表取締役社長:松本知之
事業内容 :住宅確保困難者への住宅の提供
URL :https://rennovater.co.jp/
[1] 厚生労働省『2019 年度被保護者調査』(第七表 借家・借間世帯数、級地・住居の状況・実際家賃間代階級別)
[2] (公財)日本賃貸住宅管理協会『(平成 30 年度)家賃債務保証業者の登録制度等に関する実態調査報告書』
■引受先
・KIBOW社会投資ファンド 3号
・日本ベンチャー・フィランソロピー基金(日本財団)
・株式会社京信ソーシャルキャピタル
・田中俊彦氏
■リノベーターについて
「全ての人に、こころ安らげる住まいを」をミッションに掲げるリノベーターは、一般的な賃貸市場では家を借りることが難しい単身高齢者や外国人、生活保護世帯等(以下、住宅確保困難者)に良質な住居を低賃料で提供している社会的企業です。自治体等が提供する住宅確保要配慮者への支援制度は存在しますが、セーフティネットから漏れてしまうケースも多く、健康維持や求職活動、最低限度の文化的な生活の妨げとなっています。弊社では、空き家等の築古物件を低価格で取得・再生させることで、保証人なしで低廉な家賃の賃貸物件を提供。住宅確保困難者と空き家問題の2つの社会問題をハイブリッドに解決しています。
また、住宅の確保に留まらず、入居後もメンテナンスや様々な相談を通じ生活支援を実施しています。生活・自立支援サービス等と連携して入居者の生活支援や就労支援、近隣住民との良好なコミュニケーション形成をサポートすることで、入居者が安定して長く居住できる環境を整備しています。入居者に対しては、生活満足度や精神・健康状態等の10項目を定期的にモニタリングしています。2021 年8 月の調査では、住居満足度が前年の3.58から4.29へ、居住の継続意思は3.32から4.46、生活満足度は3.68から4.14へといずれもスコアが上昇しています。
2022年4月には物件数100戸を突破し、対象エリアも拡大しました。低廉な家賃でありながらも、「住まいの貧困」という深刻な社会課題に対しても公費に頼ることのない、持続可能なサービスを提供しています。
■資金調達の目的・背景
借家に住む生活保護世帯は113万6,000世帯[1]、65歳以上の高齢単身世帯は213万7,000世帯[2]にのぼり、ともに今後増加が予想されています。今回調達した資金は、高まるニーズに応えるため、物件の確保や採用強化のために活用します。加えて、より大きなインパクトを創出するために対象エリアのさらなる拡大やセーフティネットとしての機能拡充、仲介サービスといった周辺領域の新規事業にも投資する予定です。自治体や困窮者支援団体、社会福祉協議会とも連携しながら、より地域に密着したサービス提供体制を構築するとともに、住宅確保困難者を対象とした賃貸住宅のロールモデルを確立し、将来的には日本における低所得者向け賃貸市場の確立を目指します。
■引受先からのコメント
KIBOW社会投資ファンド 代表パートナー 山中礼二様
KIBOWが初めてRennovater社に投資をしたのは、2020年2月でした。その後2年間の事業進捗は大きく、また賃借人の方々のWell-beingなど社会的インパクトがより顕著になったために、今回追加投資をさせていただきました。先駆けとしてのRennovater社がさらに発展し、日本のAffordable Housing(廉価住宅)の産業が大きく形成されることを期待しています。不動産保有者の方々、金融機関の皆様、行政の方々にもご協力をいただき、すべての人が心安らげる住まいを手にできる社会に向けて、スクラムを組み力を加えて参ります。
一般財団法人ソーシャルインベストメントパートナーズ(SIP) 代表理事兼CEO 鈴木栄様
公益財団法人日本財団と共同運営する日本ベンチャー・フィランソロピー基金を通じた投資に併せ、リノベーターは取締役会設置会社に移行し、取締役に就任致しました。
日本におけるベンチャー・フィランソロピー活動を推進しているSIPとして、リノベーターの事業には大きな社会的意義があると受け止めております。一般の不動産市場では満たされていない大きな需要があり、それらにリノベーターがより積極的に対応していくことで、住宅確保困難者が社会で安心して暮らせるセーフティーネットの拡充という社会インパクトの拡大が期待されます。今後資金調達や戦略策定、組織強化など、様々な面で可能な限りの経営支援をし、リノベーターを支えていく所存です。
株式会社京信ソーシャルキャピタル 代表取締役 国本丈弘様
弊社は、京都信用金庫の子会社ベンチャーキャピタルとして、投資先の成長を通じて「地域活性化」や「社会課題解決」を目指し、社会的意義の高い事業を応援しております。今回弊社の運営するファンドの第一号投資先として応援する機会をいただきました。
Rennovater社の社会的弱者に寄り添う理念は共感するところであり、困難な社会問題に対して公費頼みにならないビジネスモデルは、社会性と収益性を兼ね備えた稀有な存在であると評価しております。今後はRennovater社とともに誰一人取り残さない社会の実現を目標に、京都信用金庫グループ全体で支援してまいります。
■会社概要
会社名称 :Rennovater株式会社
資本金 :2億756万円
設立年月日 :2018年5月16日
本社所在地 :京都府京田辺市山手南4–7–3
代表取締役社長:松本知之
事業内容 :住宅確保困難者への住宅の提供
URL :https://rennovater.co.jp/
[1] 厚生労働省『2019 年度被保護者調査』(第七表 借家・借間世帯数、級地・住居の状況・実際家賃間代階級別)
[2] (公財)日本賃貸住宅管理協会『(平成 30 年度)家賃債務保証業者の登録制度等に関する実態調査報告書』
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