「日本・台湾スタートアップサミット2022」本日より開催
「Together, Go Big.」をスローガンに、30社を超える台湾のスタートアップ企業が六本木に集結
台湾の国家発展委員会(National Development Council、以下 NDC)が後援するStartup Island TAIWANは本日、史上最大級の日台スタートアップイベント「日本・台湾スタートアップサミット2022」の開幕を発表しました。本サミットは、「Together, Go Big.」をスローガンに、7月5日から6日の2日間にわたり、六本木ヒルズ森タワー49階アカデミーヒルズで開催されます。
近年、日本と台湾は、交流や経済関係において新たな進化を遂げています。日本と台湾は、互いに第3位の貿易相手国であり、官民ともに長年にわたり緊密に連携してきました。日本と台湾の友好関係は、企業のグローバル市場への進出やパートナーの開拓を考える上で、互いを最も重要な市場と考えるようになっています。NDCが後援するStartup Island TAIWANが主催する今回の「日本・台湾スタートアップサミット2022」は、「デジタルトランスフォーメーション」をテーマに開催します。様々な分野の課題に合わせて、ビッグデータ、ESG、メタバース、ライフスタイル、情報セキュリティなどの新技術を紹介します。サミットには、7月5日の記者発表会でVIPスピーチをしたJETRO(日本貿易振興機構)をはじめ、台湾から各分野で活躍している30社を超えるスタートアップ企業が参加します。会場では、スタートアップ各社の代表による、パネルディスカッションや、パートナーや投資家向けプレゼンテーションが行われます。日本の参加企業もゲストスピーカーやイベントへの参加社として500人以上をお招きしています。
国家発展委員会高仙桂(コウ・セン・キ)副主任委員は、次のように述べています。「今回の『日本・台湾スタートアップサミット2022』では、デジタルトランスフォーメーションに焦点当て、台湾のスタートアップ企業と(1)日本企業、(2)戦略的投資家、および(3)日本のスタートアップ企業の3つの連携を強化することで、台湾+日本は単純な1+1=2ではなく、今回スローガンである『Together, Go Big.』を実現するイベントとなることを期待しています。」
まず(1)の日本企業との連携という点では、2日間のサミットを通じて、日本企業に台湾の新しいイノベーションがもたらすスマートソリューションを紹介し、日本企業との連携の機会を模索します。例えば、アジア最大の糖尿病管理プラットフォームの「Health2Sync」、エネルギーマネジメントプラットフォームの「NextDrive」、世界トップ3のコールドウォレットを提供する「CoolBitX」、世界で2億ダウンロードを超えるソフトウェアサービスの「KDAN(ケーダン)」、ミリ波ソリューションの「TMYTEK」、キャッシュレス決済システムを提供する「Turn Cloud社」などを紹介します。既に、日本企業との協業ソリューションを開始したのは、サイクラフト社の人工知能セキュリティソリューション、ヨーカイ社の次世代自動ラーメン販売機、FunNow社のリアルタイム予約プラットフォーム、グリーンバイン社のピュアケアブランドなどがあります。
(2)の戦略的投資家との連携では、台湾初のユニコーン企業であるAppierが昨年日本で上場したほか、COOL JAPAN FUND、三菱商事、ジャフコなどの日本のベンチャーキャピタルが、KKday(ケーケーデイ)、Vpon(ブイポン)、Kdan Mobile(ケーダンモバイル)、iCHEF(アイシェフ)などの台湾スタートアップ企業に多額の投資を行い、日本の投資家が台湾を重要視していることが示されています。
最後に(3)の日本のスタートアップ企業との連携という点では、台湾は近年、スタートアップ支援政策、台湾新創競技場(Taiwan Startup Stadium)、台湾科技新創基地(Taiwan Tech Arena、TTA)や林口新創園(Linkou Startup Terrace)などの国際的なスタートアップ拠点の構築、起業家ビザの提供など、スタートアップ育成環境の最適化を積極的に行っています。これまで台湾は米国のシリコンバレーとのつながりを重視してきましたが、今後は日本のスタートアップ企業との連携を強化し、日本のスタートアップ企業の台湾進出を歓迎してまいります。
NDCによると、今回のイベントには台湾のスタートアップ企業から圧倒的な反応があり、昨年蔡総統からNEXT BIG Awardを受賞したCoolBitX(クールビットエックス)、Greenvines(グリーンバインズ)、iKala(アイカラ)、Kdan(ケーダン)、KKday(ケーケーデイ)、Pinkoi(ピンコイ)に加え、5G・AIoTやデジタルプラットフォームサービス、金融・マーケティングテクノロジー(FinTech/MarTech)、情報セキュリティの分野のスタートアップが多数参加します。
サミットでは、CoolBitX(クールビットエックス)が日本企業のHashPort社の海外仮想通貨市場の拡大を支援し、Kdan Mobile(ケーダンモバイル)がKabob Technology Japanと協力して企業のペーパーレス化と業務効率化を支援する電子署名サービスを推進し、H2株式会社がサノフィ株式会社と連携してクリニックや病院に糖尿病管理ソリューションを拡大するなど、日本企業との連携プロジェクトも多数発表します。Turn Cloud Techは、日本の日立ソリューションズおよびVINX(ヴィンクス)と提携し、マルチペイメント、会員制マーケティング、ビッグデータ分析技術を連携させて企業のデジタル化を支援します。
本サミットは日台のスタートアップ交流の新たなマイルストーンとなり、今後も継続的に交流チャネルを設け、台湾スタートアップ企業と日本企業、戦略的投資家、日本のスタートアップ企業のつながりを深め、日台が手を携えてデジタルトランスフォーメーションを推進しグローバル市場進出へとつなげてまいります。
詳しくは、公式サイト https://www.togethergobig.jp/zh-main をご覧ください。
「日本・台湾スタートアップサミット2022」開催概要
日時: DAY1/2022年7月5日(火)9:30~17:50
DAY2/2022年7月6日(水)9:30~16:40
会場: 六本木ヒルズ森タワー49F アカデミーヒルズ
(東京都港区六本木6丁目10番1号)
■参加スタートアップ企業(一部)
■Startup Island TAIWANについて
Startup Island TAIWANは台湾の国家発展委員会(NDC)とスタートアップコミュニティーが共同設立した国家的なスタートアップブランドである。その主な目標は、台湾起業家のエコシステムを推進し、スタートアップ企業の国際市場進出を支援することである。同ブランドは今後も引き続きスタートアップコミュニティーをまとめ、"スタートアップアイランド"台湾の世界的認知度を高めていく。
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