「ひと妻DAO」(Web3.0時代の共創コミュニティ)と竹中工務店が協業、『Web3.0リサーチブック』を制作
企業とDAOの協業、新しい時代の働き方に
「企業とDAOの協業」(※)は事例がまだ少なく、企業がDAOという新しい形態の組織と組んだこと、DAOを介した新しい働き方を示したという点において、大きな社会的意義があったと考えます。
※DAO(Decentralized Autonomous Organization,自律分散型組織)
■協業の背景
竹中工務店内のWeb3.0に関するワーキンググループがWeb3.0についてリサーチを行い、内容を文書にまとめるにあたり、「ひと妻DAO」に協力を依頼。竹中工務店とひと妻DAO運営代表小林が経営するJ-Noutが業務委託契約を締結しました。
ひと妻DAOを協業先として選んだ背景には、「Web3.0の最前線を知っている」「多彩なスキルを持つ人材が集まっている」「DAOについて今後につながる生きた知見が得られる」ことなどがありました。
■協業の内容
今回のプロジェクトでは2023年6月に竹中工務店社員(4人)とひと妻DAO(6人)によるチームを組成。2023年12月のリサーチブック完成、お披露目会の開催まで協力して活動を行いました。
具体的に、ひと妻DAOは次の点について協力をしました。
・竹中工務店社内イベントへの登壇(代表:小林すみれ)
・『Web3.0リサーチブック』の制作(リサーチ、ライティング、編集、デザイン)
・プロジェクト全体のワークマネジメント
・竹中工務店主催イベント「建築×web3の未来考察」の開催(登壇、NFTデザイン等)
■『Web3.0リサーチブック』について
『Web3.0リサーチブック』はインターネットの歴史から関連用語の解説、Web3.0の最新事例、Web3.0技術関連の社内イベントのレポートまで幅広い内容をまとめた資料(PDF24ページ)です。
竹中工務店社員のWeb3.0に関する知識向上を目的として作成され、社内で共有されています。
■竹中工務店主催イベント「建築×web3の未来考察」について
2023年12月4日に東京・大手町の「Inspired.Lab」において、「建築業×web3の未来考察」と題し、リサーチブックのお披露目会を兼ねたイベント行いました。ひと妻DAO運営代表の小林も、DAOの社会背景や、企業とDAOとのケーススタディの結果について講演。その後、参加者でアイディエーションを実施し、交流イベントも行いました。
イベントには竹中工務店社員、Web3.0事業者・エンジニア、学生ら約40人が集まったほか、竹中工務店社員(約100人、予約時点)がオンラインで同時視聴しました。
また本プロジェクトのオリジナルNFTも作成・配布しています。
■本件協業における学びと社会的インパクト
今回の協業おいては、次のような社会的意義があったと考えています。
・大手企業がDAOと協業する先進事例となった
・DAOに集う多彩な個人がチームを組み、企業と共創するという、これからの時代の仕事の可能性を示せた
・DAO側のメンバーは全員子育て中の女性(会社員、フリーランスなど)であり、多様な人材が自分らしく社会で価値を発揮できる可能性があることを示せた
J-Noutでは、本件プロジェクトで得られた学びを社会に伝え、企業がDAOという新しい組織を活用するきっかけをつくっていきたいと考えています。また今後も企業との協業を進め、DAOを軸とした新しい働き方を模索していきます。
【竹中工務店について】
会社名:株式会社竹中工務店
社長:佐々木正人
公式サイト:https://www.takenaka.co.jp/
【ひと妻DAOとは】
既婚女性を中心に約1800人が所属するWeb3.0コミュニティ。キャッチコピーは「人生をメイクするweb3時代のカフェ&オフィス」。「Make our life free and beautiful」をパーパスに掲げ、ありたい姿と社会的価値が両立する世界の実現を目指す。コミュニティ内の知識や人的ネットワークを生かし、NFTプロジェクトや、キャラクターを軸とした地域おこし、企業との共創などを行っている。
運営代表:小林すみれ(和泉すみれ)
【株式会社J-Noutについて】
コミュニティ×最新テック×働き方で、これからの時代の社会に価値を生む事業作りをしている会社です。新しい組織形態として注目されるDAO(自律分散型組織)の運営を行い、そのDAOに集まる多彩な個人と企業とのオープンイノベーション事業など、DAOの運営ノウハウを活かしたサービスの提供を行っています。
会社名:株式会社J-Nout
本社:鳥取県倉吉市
代表取締役:小林すみれ(和泉すみれ)
公式サイト:https://j-nout.com/
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