パジャジャラン大学農学部と共同研究契約を締結
~高温多湿地域における高品質イチゴの多収・周年栽培技術実証試験を開始~
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社とインドネシア国立パジャジャラン大学は、2022年9月26日に、高品質イチゴの多収・周年栽培技術に関する共同研究契約を締結した。本共同研究は、日本で開発した高度環境制御栽培ハウス技術・育苗技術を用いることで、東南アジアに代表される高温多湿地域でも高品質イチゴが周年栽培できることを実証するもの。共同研究終了後は本格的な社会実装・事業化を進めていく予定
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社は、2022年9月26日に、インドネシアの国立総合大学であるパジャジャラン大学農学部と共同で高品質イチゴの多収・周年栽培技術の実証試験を行うことで合意し、共同研究契約を締結しました。
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社は、高温多湿な熱帯・亜熱帯地域にけるイチゴ栽培システムの確立を目指し、生物系特定産業技術研究支援センターの「イノベーション創出強化研究推進事業」に採択されたプロジェクトである「アジアモンスーン地域でのイチゴ栽培技術の確立」(以下本プロジェクトと記載)に取り組んできており、東南アジア現地での高品質イチゴの多収・周年栽培技術実証は本プロジェクトの最終目標に位置付けられます。
イチゴは日本のみならず東南アジア諸国でも大きな需要があります。しかしながら、1)イチゴは冷涼な気候を好むため、産地が山間部などに限定されていること、2) インドネシアでは生産地での病気蔓延により、生産量が大幅に落ち込んでいること、3) 日本とは異なり、糖度が低く香りのない品種が栽培されていること、から、収量、品質の両面で需要に対して十分に応えられていないのが現状です。
今回の共同研究では、パジャジャラン大学内の栽培ハウスを、本プロジェクトで開発・改良を加えたITグリーンハウス*仕様に改修し、高度な冷却技術・光環境技術を適用することによって高温多湿地域でもイチゴ栽培に適した栽培環境を実現するとともに、閉鎖型苗生産システムを用いて高品質苗を育てることにより、日本品種イチゴの多収・周年栽培技術を、高温多湿なインドネシア現地で実証していきます。併せて、インドネシア現地向けに、栽培システムおよび栽培技術の更なる最適化を図ります。
本共同研究を通じて、高温多湿地域における高品質イチゴの多収・周年栽培技術を確立することにより、インドネシアをはじめとした東南アジア諸国における大きなイチゴ需要に応えられることになります。本プロジェクト終了後は、今回の共同研究で実証された技術と、栽培システムおよび栽培技術の最適化に関する知見に基づき、本格的な社会実装・事業化を進めていく予定です。
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社は、日本の農業技術・工業技術を結集し、過酷な環境下でも野菜を安定生産する技術を世界に広めることをミッションとし、地球温暖化に負けず、安全で美味しい日本の野菜を世界に提供することを目指しています。
【*ITグリーンハウスについて】
本プロジェクトの前身プロジェクトである知の集積と活用の場による研究開発モデル事業「アジアモンスーン植物工場システムの開発」で開発した、高温多湿環境向け開放型太陽光植物工場システム。高度環境制御により高温多湿地域でもトマト、イチゴなどの果菜類栽培が可能になる。本プロジェクトでは、更にイチゴ栽培向けにITグリーンハウスの最適化を図っている。
【ジャパンプレミアムベジタブル株式会社について】
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社は、生物系特定産業技術研究支援センターの 二つの事業
・知の集積と活用の場による研究開発モデル事業「アジアモンスーン植物工場システムの開発」
・イノベーション創出強化研究推進事業「アジアモンスーン地域でのイチゴ栽培技術の確立」
の成果を社会実装することを目的とし、2022年1月に設立。2022年4月より、本プロジェクトを推進するアジアモンスーンICHIGOコンソーシアムの代表機関の役割を担う。
【パジャジャラン大学について】
パジャジャラン大学は、インドネシア西ジャワ州バンドンにある国立大学。創立は1957 年。現在 17 の学部を有し、職業訓練課程、学部課程、大学院課程(専門家課程、専門職課程、修士課程、博士課程)を含めて190のプログラムを持つ。2022年9月現在、31,137人の学生が在籍している。
パジャジャラン大学は2013年以来、インドネシアの国立大学入学者選抜入試(SNMPTN)において最多志願者と最高合格点を獲得している。また、2019年のQS世界大学ランキングでは、インドネシアで4位にランクされている。
問い合わせ先
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社
CEO 遠藤健次 Tel: 090-9318-5062 または info@jpveg.co.jp
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社は、高温多湿な熱帯・亜熱帯地域にけるイチゴ栽培システムの確立を目指し、生物系特定産業技術研究支援センターの「イノベーション創出強化研究推進事業」に採択されたプロジェクトである「アジアモンスーン地域でのイチゴ栽培技術の確立」(以下本プロジェクトと記載)に取り組んできており、東南アジア現地での高品質イチゴの多収・周年栽培技術実証は本プロジェクトの最終目標に位置付けられます。
イチゴは日本のみならず東南アジア諸国でも大きな需要があります。しかしながら、1)イチゴは冷涼な気候を好むため、産地が山間部などに限定されていること、2) インドネシアでは生産地での病気蔓延により、生産量が大幅に落ち込んでいること、3) 日本とは異なり、糖度が低く香りのない品種が栽培されていること、から、収量、品質の両面で需要に対して十分に応えられていないのが現状です。
今回の共同研究では、パジャジャラン大学内の栽培ハウスを、本プロジェクトで開発・改良を加えたITグリーンハウス*仕様に改修し、高度な冷却技術・光環境技術を適用することによって高温多湿地域でもイチゴ栽培に適した栽培環境を実現するとともに、閉鎖型苗生産システムを用いて高品質苗を育てることにより、日本品種イチゴの多収・周年栽培技術を、高温多湿なインドネシア現地で実証していきます。併せて、インドネシア現地向けに、栽培システムおよび栽培技術の更なる最適化を図ります。
本共同研究を通じて、高温多湿地域における高品質イチゴの多収・周年栽培技術を確立することにより、インドネシアをはじめとした東南アジア諸国における大きなイチゴ需要に応えられることになります。本プロジェクト終了後は、今回の共同研究で実証された技術と、栽培システムおよび栽培技術の最適化に関する知見に基づき、本格的な社会実装・事業化を進めていく予定です。
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社は、日本の農業技術・工業技術を結集し、過酷な環境下でも野菜を安定生産する技術を世界に広めることをミッションとし、地球温暖化に負けず、安全で美味しい日本の野菜を世界に提供することを目指しています。
【*ITグリーンハウスについて】
本プロジェクトの前身プロジェクトである知の集積と活用の場による研究開発モデル事業「アジアモンスーン植物工場システムの開発」で開発した、高温多湿環境向け開放型太陽光植物工場システム。高度環境制御により高温多湿地域でもトマト、イチゴなどの果菜類栽培が可能になる。本プロジェクトでは、更にイチゴ栽培向けにITグリーンハウスの最適化を図っている。
【ジャパンプレミアムベジタブル株式会社について】
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社は、生物系特定産業技術研究支援センターの 二つの事業
・知の集積と活用の場による研究開発モデル事業「アジアモンスーン植物工場システムの開発」
・イノベーション創出強化研究推進事業「アジアモンスーン地域でのイチゴ栽培技術の確立」
の成果を社会実装することを目的とし、2022年1月に設立。2022年4月より、本プロジェクトを推進するアジアモンスーンICHIGOコンソーシアムの代表機関の役割を担う。
【パジャジャラン大学について】
パジャジャラン大学は、インドネシア西ジャワ州バンドンにある国立大学。創立は1957 年。現在 17 の学部を有し、職業訓練課程、学部課程、大学院課程(専門家課程、専門職課程、修士課程、博士課程)を含めて190のプログラムを持つ。2022年9月現在、31,137人の学生が在籍している。
パジャジャラン大学は2013年以来、インドネシアの国立大学入学者選抜入試(SNMPTN)において最多志願者と最高合格点を獲得している。また、2019年のQS世界大学ランキングでは、インドネシアで4位にランクされている。
問い合わせ先
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社
CEO 遠藤健次 Tel: 090-9318-5062 または info@jpveg.co.jp
共同研究契約締結式の様子
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