農業由来カーボンクレジットの「フェイガー」、シードラウンドで7,200万円の資金調達を実施

ボランタリーカーボンクレジット流通を通して、日本が世界水準で脱炭素を推進するためのインフラを整えます

株式会社フェイガー

農業由来カーボンクレジットの生成・販売及びボランタリークレジットの調達サービスを行う株式会社フェイガー(東京都港区、代表 石崎貴紘、以下 フェイガー)は、インキュベイトファンドを引受先とする第三者割当増資により、7,200万円のシードラウンドの資金調達を実施しました。今後は、調達した資金をもとに、農家向けプロダクト開発及び、ボランタリーカーボンクレジットのマーケットプレイス開発に注力します。

 


 
 コーポレートサイト:https://faeger.company/
  

  • 設立の背景

 世界の温室効果ガス排出の10%は農業由来です。この現状に対して、米国では「農家が温室効果ガスの発生を抑えるような農法を行い、その削減分をカーボンクレジットとして大企業に販売することで、地球環境への取り組みに対してお金が還元される仕組み」がIndigo AG、CIBO及びNori等のスタートアップの主導により推進されています。
 一方日本では、脱炭素に貢献する農法に関心を寄せる農家が一定数存在しているにも関わらず、特に国内の認証機関であるJ-クレジットにおける申請の煩雑さやモニタリング手法が未整備であることなどから農業由来のカーボンクレジット生成に遅れを取っているのが現状です。また、、日本の企業サイドでは、脱炭素の流れの高まりに伴い温室効果ガスの可視化の動きが加速する中、削減方法の一つであるカーボンクレジットは、現状のもののみでは「量・質共に不十分」と課題を抱えており、ボランタリークレジットの活用や新たなマーケットプレイスの実装を望んでいる状況です。
 フェイガーは、これらの現状に対して、下記2つのサービスを通して「地球環境への取り組みに対してお金が還元される仕組み」を日本及びアジアへの実装に取り組みます。
 
  

  • プロダクトについて


 脱炭素の収益化サポートサービス
 農家向けの、脱炭素に貢献する農法のカーボンクレジット化をサポートするサービスです。従来、煩雑かつ膨大な事務作業を要していた農家の「脱炭素の取り組みの記録」「国際認証機関に申請」「信頼性のあるカーボンクレジットとしての承認」。「企業向けの販売及び金銭を得る」といった一連の流れを、最小限の手間で実現
 します
 
 ボランタリーカーボンクレジット調達・利用サポート
 企業向けのボランタリーカーボンクレジット調達・利用サポートです。「企業方針に合致するクレジットを最適な金額・量・タイミングで購入したいが、生産者やブローカーが多数で難しい」つ原則海外とのやり取りになるのがさらにことを複雑にしている」という企業の担当者の課題に対して、フェイガーがサポートします。クレジットの生産・販売を行う当社だからこそ適正な価格で、かつ信頼のおけるクレジットのプランニング、調達、利用サポートを行います。
 
 【お問合せ先】
 株式会社フェイガー

電話:03-6824-0769
 メールアドレス:info@faeger.co
 
  

  • チームの紹介

代表取締役 石崎貴紘
  


 PwCアドバイザリー事業再生部門、YCP Solidianceシンガポールオフィス代表パートナー等を経て現職。早稲田大学法学部卒業後、PwCの日本オフィスで幅広くコンサルティングプロジェクトを経験。専門テーマは脱炭素、農林水産業・食品関連、新規事業創出、海外進出支援など。YCP Solidianceシンガポールではコンサルティングとプリンシパル・インベストメントを行うオフィスの代表として、主に日本企業の海外進出や現地ビジネスの拡大に取り込んだ。2022年に株式会社フェイガーを設立後は、代表として日本及びアジアの脱炭素社会の推進に力を注ぐ。
 
 
 取締役 高井 佑輔
  


 ボストン・コンサルティング・グループ、YCP SolidianceベトナムオフィスDirector等を経て現職。北海道大学農学部卒業後、東南アジア各国にて計5年間、農業ビジネスを運営。現地農家のコミュニティーに深く入り込み、農業コンサルと卸事業を基に、稼げる農業を現地農家に展開。日本に帰国後はBCGに入社し、大手企業への新規事業立案/中長期計画の策定に加え、インフラ系企業や官公庁プロジェクトの実行支援にも従事。YCP ではベトナムにてベトナムから日本企業向けに新規事業進出および既存事業拡大を支援。特に戦略構築と実行支援に強みを持つ。2022年より当社のCOOとして、コア事業の立ち上げに力を注ぐ。
 
 
 Cheif Sales Office 上本 絵美
  


 早稲田大学第一文学部大学卒業後大手広告会社に入社。営業責任者として企業の集客支援から事業戦略策定、新店舗の出店支援など地方都市部合わせた全国エリアで1000以上の企業の課題解決に携わる。企業のToC集客から教育機関のマーケティング支援など様々な業界に携わり、まなび領域では地域・企業・大学を繋げまなびの質を向上させる取り組みに着手し、5年間で6万人に新しいまなびの形を提供、社内の通期TOP賞受賞。社会課題に対して地域・企業など複数のステークホルダーを繋げ双方の利益を創出することを得意とする。2022年より当社のCSOとして脱炭素に関する企業サポートに力を注ぐ
 
  

  • 今後の展望

事業について
 
 まずは日本で取り組みをスタートさせ、日本の農家様、日本企業の皆様の支援を行い先進事例確立します。
 その後は、当社チームの海外実績を活かしつつ、速やかに東南アジアで同様の展開を行い、アジアの農業✕脱炭素のプラットフォームとして取り組みを推進します。
 その先には、脱炭素に限らず日本及びアジアの農家様とのネットワークを活用して、収量増加等を含むあらゆる支援を行っていきたいと考えています。
 
 採用について
 
 フェイガーでは採用を強化しております。農業✕脱炭素、カーボンクレジット、これらのアジア展開とやることは山積みです。まずは日本から皆さんの力を集結したく、採用強化中です。
 https://faeger.company/recruit/
 
 イベントのご案内
 
 企業側のサステナビリティ推進への取り組みが不可逆となっている中、関連情報にキャッチアップしたいというニーズの高まりを受け、フェイガー代表石崎が、脱炭素社会実現を目指すスタートアップとともにVC主催のイベントに登壇いたします。イベントでは、ESG投資が注目される背景や国内外の企業の動きの現状、ESG関連スタートアップで働く面白さなどをお伝えする予定です。

 Hello,ESG ~2030年までにCO2半減なるか?カーボンニュートラル活動を牽引するリーダーからみた実態~
 日時:2月20日(月)20:00〜(19:50開場)
 場所:オフライン(当選者にお知らせします)
 詳細・お申し込み:https://m.incubatefund.com/event/hello_esg
 
  


  • 関係者コメント

インキュベイトファンド General Partner 村田祐介氏 


 石崎さんと一緒にカーボンクレジットの流通拡大へ向けてチャレンジすることになりました。パブリックセクターに依存するのではなく、民間のスタートアップこそがグローバルに接続されたクレジット流通を実現できるものと確信しています。アジア全域の脱炭素をリードする存在になるべく、確り伴走していきたいと思います。
 
 【組織概要】
 インキュベイトファンド
 URL:https://incubatefund.com/
 所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル3F
 代表パートナー:赤浦 徹、本間 真彦、和田 圭祐、村田 祐介、Paul McInerney

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会社概要

株式会社フェイガー

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URL
https://faeger.company/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南青山 2-2-15 WIN青山531
電話番号
03-6824-0769
代表者名
石崎貴紘
上場
未上場
資本金
4000万円
設立
2022年07月