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日本美術技術博物館マンガ館
会社概要

2月14日~28日:日本を経由してポーランドに戻った「シベリア孤児」にインスピレーションを受けた若手アーティストの作品展開催

シベリアのポーランド孤児救済がつないだ日本とポーランドの絆 ―ポーランド児童神戸出港100周年記念―

日本美術技術博物館マンガ館

日本美術技術博物館Manggha(ポーランド・クラクフ、館長:Bogna Dziechciaruk-Maj)は、日本に滞在したポーランドのシベリア孤児に関する企画展『出会い』を、神戸市内で開催されるイベント内で展示します。


【シベリア孤児とは】

1919~1923年に東シベリアと満州地域から日本やアメリカ・イギリスを経由して祖国に避難したポーランドの子どもたち900人弱のグループのことを指します。


孤児を避難させるというとてつもなく大きな課題を引き受けたのは、主にウラジオストク、ハバロフスク、ハルビンにいたポーランド人の共同体です。これは彼らにとって愛国の難事業でした。子どもたちを、その直前の1918年に長年にわたる分割占領を経て独立を回復した祖国、ポーランドという母国に帰還させなくてはなりませんでした。活動は国家・文化・宗教の境界を越えた、理解と幅広い支援を得ました。

そして、この事業において決定的な役割を果たしたのは、日本でした――貞明皇后を初めとする皇室、政府、日本赤十字社、軍隊、行政そして子どもたちが住む各都市にいた民間人らです。

日本に到着したポーランド人シベリア孤児は、日本赤十字社の支援のもとにありました。

その一部(第一団――1920年7月~1921年7月)は東京の福田会の養護施設に収容され、別の一部(第二団――1922年7~9月)は大阪の施設に入りました。

シベリア孤児らは、日本で歓迎と庇護をうけると同時に、未知の文化・宗教・異国の習慣と風習に親しむこととなりました。


ポーランドと日本という二つの世界が接し、相互浸透するところに「第三の空間」が生まれていきました。

それは新しい場所であり、両国によって共有された領域でした。

シベリア孤児たちは生涯を通じて日本を記憶し続けました。

そして、心からの確信を込めて、「日本は私の第二の祖国だ」と言い続けたそうです。

【作品展概要】
この作品展では、1919年から1923年に帰還したシベリアの子どもたちの運命を、

ポーランドの若手作家9名がそれぞれの解釈・手法で表現しています。

展示される総作品数は、約100点です。
 

シベリア孤児救済活動が行われてから100年以上が経過しましたが、

祖国までのこの困難で日常を隔絶した、しかし幸福な旅路は、社会的・文化的空間に常に存在し続けています。

それはかつてのシベリア孤児の次なる世代、その子ども・孫たちの記憶に見られます。

それはまた次第に広い輪を描きつつあります。

ポーランド・日本協力分野に結集した社会集団の集合的記憶の中で、重要な位置を占めています。

書物・映画・電子メディアなどによって蓄積され伝達される開かれた文化的記憶に登場します。

シベリア孤児の歴史という開かれた空間における最新の創造的活動の一例が、

今回、神戸での作品展示が行われる、日本美術技術博物館マンガ館(クラクフ)で実現したプロジェクト『出会い』です。

小さなポーランド人と日本とのかつての出会いが、若いアーティストとその過ぎ去ることのない過去とその主人公たちとの出会いの素材になりました。

創造的活動の結果として、私たちのかつての主人公たちは今日の世界に導き入れられました。

私たちは彼らを新たに認識し、さらには彼らと会話し、援助と助言を求めることすらできるのです。

※当企画はポーランド文化・国家遺産省の「閃く文化」企画より援助を受けて実施されます。

 

【アーティストのご紹介】
 

 

ナタリア・ブフタ・ストヘル
当作品展のキュレーターであり、芸術修士、教育者、そして画家。
ヤン・マテイコ記念クラクフ美術大学絵画学科で造形美術教育を専門に学んだのち、
創造性トレーニングと想像力育成のワークショップを数多く企画。
現在、美術大学と日本美術技術博物館マンガ館勤務。
博物館では、展覧会や教育プログラムのシナリオや構成をする一方、教育チームのコーディネートも行う。

当『出会い』展では、他の作家の作品の監修とともに、自らも肖像を制作。

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シルヴィア・ラムス
ヤン・マテイコ記念クラクフ美術大学のグジェゴシュ・ベドナルスキ教授に絵画を学び、優秀な成績を修める。
具象画に携わり、観察を基に油絵を描き、主にとても個人的でリアルな肖像や自画像に取り組む。
多くの個展・グループ展に参加。レグニツァ芸術ギャラリーのPROMOCJE 2021名誉審査員賞受賞(2021年)、

アテネのExquisite corpse now – snehta residency参加(2021年)、文化・国家遺産省から受けた『若きポーランド』奨学金(2021年)など、受賞歴も豊富。

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パウリナ・パジジェラ
クラクフ教育大学版画学科、ヤン・ブイノフスキ教授のリノカット研究室を成績優秀で卒業。
創作活動では、描画、自ら見つけた既存の物体、写真、イラストなどを題材とすることが多い。
現在は挿画と本の装丁に取り組んでいる。
2017年に日本美術技術博物館マンガと協力関係を結び、

シベリアの子どもたちのストーリーに出会ったことで、この物語に関わる企画に連続して携わりはじめる。
マンガ博物館の依頼で、カタジナ・ノヴァク副館長著『日本からポーランドへ シベリアのたくましい子どもたち』などの装丁を担当。

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バルテク・グルニ
クラクフ美術大学卒業。ズビグニエフ・バイカ教授の学際的芸術研究室で卒論を発表。
絵画を専門としながらも、彫刻、インスタレーション、映像や音声表現にも取り組む。

国内外の多くのグループ展に参加(クラクフ・アート・ウィーク、コペルニクスフェスティバル、ビエルスコ・ビアウワBWA、ヴロツワフBWA、パリCo.galerie、第58回ヴェネツィア・ビエンナーレ『Force Field』展、バーゼルVolta 8)。

また、国内のワルシャワGaleria Program、クラクフCSW Solvay、スタラク財団、ワルシャワSpectra Art Spaceなどで個展を開催した実績もある。


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アレクサンドラ・ボチャンスカ
1997年ラドムスコ生まれのアーティスト。

2017年にヤン・マテイコ記念美術大学絵画学科入学。

現在、アダム・ブリンケン教授の絵画研究室とラファウ・ボルチャ教授の描画研究室に所属する5年生4Styles基金の2021年CALL4 ARTS賞受賞。

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アンナ・ヴァルデンガ・チャヤ
アーティスト。1997年クラクフ生まれ。

クラクフ・ヤン・マテイコ美術大学絵画学科卒。

2021年ミロスワフ・シコルスキ教授研究室で修士取得。絵画、描画、大規模絵画、挿画に携わる。

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ヤン・ポドグルスキ
1987年キェルツェ生まれのアーティスト。

2006年から2011年までクラクフ美術大学絵画学科で学び、2015年同校で美術博士号取得。
クラクフ美術大学絵画学科の描画・絵画実習室で1年生を対象に准教授として勤務。
描画、絵画、書籍挿画を制作。また、多くの壁画の企画の制作者でもある。
長年、ゲームやアニメ制作のためのコンセプトアートにも携わってきた実績も持つ。


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ズザンナ・ピエチンスカ

1994年グダンスク生まれのアーティスト。

エラスムス+プログラムによるイスタンブール・ミマール・スィナン芸術大学奨学金生。

2021年クラクフ美術大学絵画学科ズビグニェフ・バイカ教授の下、修士号取得。

対象の深層心理を反映させる肖像を得意とし、カンバス上に新たな顔を発見することに情熱を注ぐ。

2021年には、行方不明者捜索センターITAKAと共同で行方不明を主題とする絵画企画を実現。

 

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〈イベント概要〉
​【タイトル】シベリアのポーランド孤児救済がつないだ日本とポーランドの絆 ―ポーランド児童神戸出港100周年記念―
【主催】日本ポーランド協会関西センター、社会福祉法人 福田会
【共催】(公財)兵庫県国際交流協会
【後援】敦賀市、日本美術技術博物館 Manggha、ポーランド広報文化センター、神戸新聞社、(公財)双日国際交流財団
【期間】2023年2月14日(火)~28日(火)10:30~17:00(土、日、祝は休館)
【場所】兵庫県国際交流協会ひょうご国際プラザ交流ギャラリー (神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号、国際健康開発センタービル2階)
【電話番号】078-230-3267
【入場料】無料

2月17日(金)には、敦賀・東京・大阪・神戸を主な舞台とした100年前の孤児救済の歴史や、現在まで続く日本とポーランドの交流についてセミナー(無料・30名先着順、要予約)を開催します。
企画展の概要はこちらをご参照ください。
https://www.hyogo-ip.or.jp/documents/poland2022_flyer.pdf

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
M. Konopnickiej 26 30-302 Kraków
電話番号
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代表者名
Bogna Dziechciaruk-Maj
上場
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資本金
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設立
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