東北大学が、仙台市・㈱まつりばとともに⾼校⽣向けアントレプレナーシップ教育プログラム”StartupBaseU18”を始動!スタートアップエコシステムの芽であるアントレプレナー人材の輩出を地域から
スタートアップ育成5か年計画で掲げる、高校生からの起業家教育促進に先駆けて取り組む
スタートアップ・ユニバーシティ宣言をし大学発ベンチャー創出に積極的に取り組む東北大学は、スタートアップエコシステム拠点都市として、地域からの人材輩出に向けてアントレプレナーシップ教育にも乗り出す仙台市、高校生向けの起業体験プログラム”StartupBase U18”等を運営する株式会社まつりばとともに、高校生向けにアントレプレナーシップ教育をスタートする。
- アントレプレナーシップ教育とは?
日本語訳では起業家教育と訳されますが、StartupBaseU18では、単に、起業家輩出を目的にしているだけでなく、これからの不透明な世の中を生きていく高校生がどんな進路に進む場合でも、課題を発見し、ビジネスとして解決できる創造力とマインドセットを起業家精神(=アントレプレナーシップ)と考えています。高校生が、学びの中で「将来の自分の仕事につながる」と希望を持つことができる瞬間をつくることをミッションにしています。
- なぜ今、大学が高校生向けにアントレプレナーシップ教育を実施するのか?
2022年11月末、政府が発表したスタートアップ育成5か年計画のなかで「高校生からの起業家教育促進」が記載され文部科学省にて予算措置されました。これは、日本のこれからの経済を支える新興企業(スタートアップ)を起こす起業家人口が欧米に比べるとおよそ人口比で1/5と言われ、非常に少ない理由の1つに、若年層からのマインドセット・起業家精神の醸成不足が挙げられているからです。
このように、アントレプレナーシップ精神を持った人材の輩出が急務であり、その実現のための方法として、地域で官民一体となって植物の生態系のようにスタートアップを産み、育てる”スタートアップエコシステム”の中で大学が担うと言われています。
※右図出典:経済産業省委託調査(令和3年度)
日本のTEA(起業活動指数)が、米国や中国と比較すると1/5ほどであることがわかる(太線が日本)
- プログラム概要「高校生・高専生向け起業体験プログラム”StartupBaseU18 in 東北大学”」
日程:2023年3月28日、3月29日の2日間
参加対象者:高校を通じた一般公募の高校生、東北大学入学予定者
参加費:無料
申し込み:Peatixより個人申込み (http://u18-univ1.peatix.com)
定員:30名
会場:東北大学青葉山新キャンパス(青葉山コモンズ)
主催:東北大学、みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム
共催:仙台市
運営:StartupBaseU18(株式会社まつりば)
後援:仙台市教育委員会(申請中)、宮城県教育委員会(申請中)、仙台スタートアップ・エコシステム推進協議会
- StartupBase U18について
◆2023年度高校の総合的な探求の時間むけにアントレプレナーシップ動画教材もリリース
https://school.startupbase-u18.com/
- みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォームについて
みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム(略称:MASP)は、JST研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)大学・エコシステム推進型 スタートアップ・エコシステム形成支援の採択を受け、東北大学を主幹機関、弘前大学、岩手大学、秋田大学、山形大学、福島大学、新潟大学、長岡技術科学大学、宮城大学、会津大学、東北大学ナレッジキャストを共同機関として運営しております。プラットフォーム参加大学が一丸となり、起業活動支援、アントレプレナーシップ人材育成、起業環境の整備、エコシステム形成・発展に取り組み、国内外の課題解決に資するスタートアップの創出を加速させ、スタートアップ・エコシステムの形成を強力に推進していきます。
- 関係者コメント
株式会社まつりば 代表取締役 森 真悠子様
「2014年から高校生・高専生向けに起業体験プログラムを実施してきましたが、昨年、政府の方針に掲載されニュースになったことで、”アントレプレナーシップ教育”という言葉が一気に広がりました。これまで、「受験(勉強) or その他の活動」という二項対立がつよく、特にトップ大学を目指す高校生は、高校生の後半半分は受験勉強が多くの時間を占め、大学合格がゴールになりがちでした。今回のように、地域のトップ大学が高校生向けにアントレプレナーシップ教育を行うことで、勉強以外のやりたい活動や経験が評価され、大学に進学してもそれを社会に役立たせる道を目指すことができる。非常に意義深い」と話す。
輝翠テック株式会社CEO タミル・ブルーム様(東北大学 大学発ベンチャー)
「月面探索ロボットHAKUTOで有名な東北大学の吉田研究室に、アメリカの大学に通っていた頃から留学したいという思いを募らせ、ついに博士課程で東北大学に入学。学んできた研究や技術を”意味のあること”に活かしたい、という思いが強くあります。そして、”起業”の講座を受けて、今、スタートアップをしています。大学が、スタートアップを支援したり奨励したり、そういう文化ができることはとても嬉しい」
- お問い合わせ
https://forms.gle/SMRCtL9rHkLw5EtL7
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