【女性の働き方研究所】30~60代の女性300人の意識調査実施。コロナ禍の影響から資格取得や学びへの意識、経済力アップへの関心が高い
「コロナを機に挑戦したこと」「2023年あなたが叶えたいこと」のアンケート調査を実施
株式会社アズルート(https://www.stageshift.net/)が運営する「女性の働き方研究所」 は、30~60代の働く女性を中心とした300人を対象に、アンケート調査を実施しました。
- 調査背景
2021年世界経済フォーラムが発表したジェンダー・ギャップ指数で、日本は先進国の中で最低水準という結果となり、2022年の法改正では企業への取り組みの義務化が強化されたものの、女性活躍の進みは遅々としています。
実際のところ、女性の置かれている立場や生活環境、働き方が多種多様で、画一的な施策では対応しきれません。
その解決策として、弊社では、女性活躍の主な働き手となるアラフォーアラフィフ世代の実態を知ることが不可欠と考え、自社コミュニティに対しアンケート調査を実施しています。
コロナ禍を過ごし、どんな行動をし、また、どんなことに挑戦したいと考えているのか。その生の声を調査いたしました。
- 調査概要
調査対象:30~60代の全国の女性
調査期間:2022年12月1日~12月31日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:307人
- 調査内容
1. コロナ禍を機に挑戦したこと
2. 2023年あなたが叶えたいことは?
- 回答者の属性
- Q1「コロナ禍を機に挑戦したこと」 1位は「資格取得・学び」、2位は「起業・複業」
「コロナ禍を機に挑戦したことがあれば教えてください」という質問に対し、「資格取得・学び」の回答が 21.4%、「起業・複業」14.7%、「運動・美容」14.4%という回答が集まりました。
その他、「SNS・オンライコミュニティ」「仕事をオンライン化」「zoom」など仕事に関係する回答が複数あったことから、働くことや仕事への関心の高さがうかがえます。
実際にどのようなことに関心があるのかを探るため具体的な内容を聞いたところ、下記のような内容となりました。
1位「資格取得・学び」
外国語(英語、中国語など)、オンラインセミナー参加、栄養の勉強、投資など
2位「起業・複業(準備中含む)」
在宅起業、オンライン起業、講座開講など
3位「運動・美容」
筋トレ、オンラインヨガ、シミ取り・スキンケア、ダイエットなど
- Q2「2023年叶えたいこと」 1位は「経済力アップ」、2位は「体を鍛える」
「2023年あなたが叶えたいことは?」という質問に対し、「経済力アップ」が18.9%、「体を鍛える」が 12.5%、「家族との時間の充実」11.0%という結果となりました。
4位には「起業・複業」、その他「貯金」 への関心も高いことから、物価高や給料が上がらないという状況の中、経済的な不安を何とかしたいと考える人が多いことがうかがえます。
一方で、5位には 「趣味時間の充実」があり、3位の「家族との時間の充実」と合わせると、仕事以外の個人時間の豊かさを求める人が多いことや、2位の 「体を鍛える」のほか、「ダイエット」をしたいという回答もあり、年齢や在宅ワークが増えたことによる体力維持にも関心が高い結果となりました。
- 【考察コメント】株式会社アズルート 代表取締役社長 中山裕子
まず一つに、仕事に関係することへの関心が高くなっている、ということです。
今回の調査では2つの質問をしていますが、そのどちらにも「起業・複業」の回答が上位にあることや、「資格取得・学び」、「経済力アップ」のほか仕事に関する回答が複数ありました。
また、私はこれまでに5,000人以上の女性から、働き方や生き方の相談を受けてきましたが、実際この2~3年の間に、複業(副業)の相談が目立っています。
仕事をせずに子育てや家事に集中したいと望む女性もいますが、女性の働く環境の整備が進んだことと、かつてのように一馬力(男性)だけの稼ぎでは不安を持つようになったことで、多くの女性は「働きたい」と思っています。
そんな働きたい女性あるいは、既に働いている女性が望んでいることは、「子育てと仕事の両立」 や「ゆとりを持って仕事に取り組む環境が欲しい」ということです。
その望みを叶えるべく、「まずはリスクが少ない複業からはじめてみたい」と考える人が多くなっています。
企業が副業を解禁する流れにあることも、強力な後押しになっています。
二つ目に、仕事以外の個人時間の充実を求める声が多く目立ちました。
コロナを機に在宅ワークが増えたことで、「多くなった家族時間を今後も維持していきたい」と思う人が多いことが、別のアンケート調査でわかっています。
今回の調査でも、「家族との時間」「趣味時間」への回答があることや、「体を鍛える」や「ダイエット」にも関心集まっており、在宅ワークの影響が映し出されている結果となりました。
近年、女性活躍が叫ばれています。しかしながら、それが国や企業からの押し付けであってはならない、と弊社は考えています。
弊社のクライアントは、30代半ばから50代のアラフォー・アラフィフ世代ですが、この世代は経験値もあり働き盛り。まさに今叫ばれている女性活躍推進の主な担い手であり、次の日本のロールモデルになっていく世代です。
そうした世代の実態を、意識調査を通して明るみにすることで、より良い社会の実現のために尽力及び進化して参りたいと思っております。
中山裕子(なかやまゆうこ):
1972年生まれ。静岡で市役所公務員を16年勤めた後、37歳で退職、渡米、帰国後42歳で独立し、これまでに延べ5,000人の女性の複業起業をサポート。40歳以上専門の起業複業コンサルタントとして、著書及びメディア掲載多数。2022年7月、当社代表取締役社長に就任。
- 女性の働き方研究所について
若くもなく年寄りでもない見逃されがちな世代でありながら、実は、主な働き手であり、次世代のロールモデ ルとなる世代の声を広く社会に届けることで、働く環境の発展に貢献したいと考えています。
能力を持ったまま埋もれてしまっている女性や、子どもの手が離れたなどの理由で、もう一度、自分自身の人生を輝かせようと思う女性が、ひとりでも多く、自分らしく活躍していくことを応援したいと考えています。
- 会社概要
本社:〒102-0074 東京都千代田区九段南1丁目5番6号 りそな九段ビル5皆
代表者:代表取締役社長 中山裕子(なかやま・ゆうこ)
調査事業部:女性の働き方研究所
HP:https://www.stageshift.net/
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