カーボンニュートラル貢献量証明書のある国産杉材を使用、長く使い続けるほど愛着、価値が高まるセットアップオフィスがオープン

～創業95年のオフィス管理会社の挑戦。事務所の価値基準を平米単価から社会的価値の創造へ～

浪速産業株式会社

2023年2月24日 09時00分

創業から95年、オフィスビルを自社管理する浪速産業株式会社（所在地：大阪市中央区、代表取締役：中野雅司）は、床やデスクに国産材を使用した長く使い続けたくなるセットアップオフィス「KUUHAA」を３月９日(木)にオープンします。椅子やフロアカーペットに廃漁網のリサイクル素材を使用し、フロア内電力は太陽光や水力などのCO2フリー電力を使用し、オフィスの社会的価値向上を目指します。
オープン当日には関係者向け内覧会、前日の３月８日にはメディア向けの内覧会を予定しています。

使い捨て、安さを求めるオフィスの常識、慣習に一石を

個人の住宅は長く使い続けるリノベーションの人気が高まっていますが、賃貸オフィスは入居のたびに原状回復を行うことが一般的で、まだ使用できる膨大な資材を使い捨てにしています。使い続けることで味が出る自然素材を使用し、長く使い続けることでの環境負荷軽減効果を数値で説明できるようにすることで、立地や平米単価、年数で金額を算出し、安さを求めるこれまでのオフィスの常識を変えられるのではと考えました。

達成年度まで折り返し地点を迎えたSDGsを徹底

「KUUHAA」は働きやすい事務所、共創が生まれる拠点づくりを進める株式会社ウエダ本社(所在地：京都市下京区)がデザインしました。

床、デスク、個室ワークブース(各室完備)には、カーボンニュートラル貢献量証明書のある国産の杉材を使用し、全体で115.54tのCO2削減に貢献しています。

杉の香りにはリラックス効果があり、共用部のアートやグリーンに合わせて、感性を刺激し、癒やしなどの効果も期待できます。
消耗品である椅子やフロアカーペットは、国内の使用済み廃漁網を回収しリサイクルした再生ナイロンの糸と再生PET糸を編み込んで作っており、海洋プラスチックごみの減少に貢献できます。
フロア内の電力は、再生可能由来のエネルギーを使用したCO2排出ゼロ電力を使用し、年間39tのCO2を削減できます。
入居者が自由に利用できる共用のラウンジエリアがあり、来客対応の場、休憩の場としてももちろん、コミュニケーションの場としても活用いただけます。持続可能な社会づくりに関心のある人たちのつながりを深め、地域にもコミュニティを広げていくことを目指します。