高度な数学的手法を駆使したアルゴリズム開発の量子スタートアップQuanmaticがWUVとUTECより合計2.5億円を調達
早稲田大学発の量子計算技術のQuanmaticがシードで約2.5億円を調達
高度な数学的手法を駆使したアルゴリズム開発を通じて、量子関連技術の早期活用に取り組む株式会社Quanmatic(クオンマティク、本社:東京都新宿区、代表取締役:古賀 純隆、以下Quanmatic)は早稲田大学ベンチャーズ株式会社(本社:東京都新宿区、共同代表: 山本 哲也・太田 裕朗)及び株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(本社:東京都文京区、代表取締役社長: 郷治 友孝)からの約2.5億円のシード調達を2023年2月に完了したことをお知らせします。
Quanmaticは、量子関連技術の活用を目的としたコンピュータサイエンスアルゴリズムの開発を目的とし、早稲田大学戸川望教授(Chief Scientific Officer)の研究シーズを元に、CEO古賀純隆、慶應義塾大学の田中宗准教授(Chief Technology Officer)とChief Product Officer武笠陽介の4名で2022年10月に設立したスタートアップです。CSO戸川教授は情報工学分野、量子計算分野の第一人者であり、グラフ理論等の数学的手法を活用したアルゴリズム構築により、ゲート式・アニーリング式・量子インスパイアード式を含む量子関連技術を駆使してビジネス課題を解決していきます。
Quanmaticは今回の資金調達で、情報工学アルゴリズムをベースとした汎用ソフトウェアの構築と、例えば世界的なサプライチェーンの逼迫の軽減といった圧倒的な社会・ビジネスインパクトを創出するユースケースの開発を目指します。ユースケースに裏打ちされたソフトウェア要件を特定・開発し、量子関連技術の社会実装で先行する日本を皮切りに海外展開を目指します。
■ 投資家からのコメント
早稲田大学ベンチャーズ株式会社 代表取締役 / 太田 裕朗 氏
Quanmatic社は、早稲田大学の戸川教授と慶應義塾大学准教授(田中宗准教授)のシーズをもとに創業された量子コンピュータ分野のアルゴリズム開発のスタートアップです。量子コンピュータ分野では、すでにいくつかの方式のハードウエアが実現され、その社会応用が始まっています。社会課題を量子コンピュータで計算するためには、新しい技術に挑戦する動機だけでは不十分であり、新たなアルゴリムの開拓が鍵を握ります。この新しいスタートアップは、独自アルゴリムを生み出していくことで、量子コンピュータの普及を担っていくことが期待されます
東京大学エッジキャピタルパートナーズ プリンシパル / 陳 嘉洋 氏
Quanmatic社は、これまで数学者とサイエンティストの独擅場であったアルゴリズム開発の領域に切り込み、量子技術の社会実装に取り組む一見エキセントリックな集団です。卓越した研究成果を生み出す理系の頭脳と大手企業向け戦略策定・DX主導経験を持つ創業メンバーは、量子コンピュータによって多くの産業分野で破壊的イノベーションが加速する未来を現実化させようとしています。そのエキセントリックな集団の一員として、Quanmatic社が掲げる「量子技術に誰もがアクセス可能な世界を実現する」というビジョン実現のために、全力で、且つパッショナブルに伴走してまいります。
■Quanmaticについて
会社名:株式会社Quanmatic
設立:2022年10月
所在地:東京都新宿区早稲田町27
共同創業者: 代表取締役CEO 古賀純隆
取締役CSO 戸川望
URL:https://quanmatic.com/
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