福祉で福祉をする~支援される側からする側へ~
知的障がい者が食物アレルギーの子ども向けパン・菓子店をオープン
社会福祉法人「花の会」(法人本部・共働舎花の会/高槻市南平台3-29-9、理事長山田義昭)は、重度の知的障がい者を対象とした生活介護事業所(通所施設)、「はなみずき」に併設した店舗で食物アレルギーの子どもたちに配慮したパン・菓子の製造販売を開始しました。食べ物が制限される子どもたちを笑顔にしたい、子どもたちの役に立つ仕事で生きがいを見出したい、という思いから商品開発を進め、この度、販売にこぎ着けました。知的障がい者施設での生産は主に就労継続A型、B型施設(軽度もしくは中度)が取り組んでいます。重度の障がい者が通所する生活介護施設で、生産に力を入れている施設は全国的にも珍しい取り組みです。できないことに目を向けるのではなく、できる事に目を向け、それぞれの個性を生かした生産体制を取っています。多くの人にこの活動を知っていただければ幸いです。どうぞご理解、ご協力をお願い申し上げます。
この度、障がい者施設「はなみずき」で、食物アレルギーの子どもたちに配慮したパン・菓子のお店を開店致しましたのでお知らせをさせていただきます。
知的障がい者施設社会福祉法人花の会では、2年前に利用者(知的障がい者)が増えたため「はなみずき」を新設。それに伴い前施設からパンとお菓子の作業場をはなみずきに移動し、店舗を併設致しました。
花の会では以前からパン・お菓子を製造しており、障がい者が作っているのでというところで、学校での職員販売や催しの販売でそれなりに売上げはありました。
しかし一方で、ただ売上げを上げても、当の利用者たちはそれだけで幸せなのかという事を常々考えてきました。
そんな中、当施設の職員に食物アレルギーの子どもをもつ親がいて、アレルギー患者の子ども、ご家族が食べるものに関してどんなに大変な思いをしているかを知りました。
その時につながったのです。
当施設でアレルギーに配慮したパン、お菓子を作れば、少しでも子どもたちやそのご家族が助かるのではないか、そして施設の利用者も、その人たちの役に立つ仕事をするという事で、お金では得られないやりがい、生きがいを持てるのではないかと。
いままで社会で支援されるだけだった利用者が食物アレルギーの子どもたち、ご家族を支援することができる。利用者(知的障がい者)も社会の役に立つことが出来ます。
大変お忙しいと思いますが、この件について取材いただき、報道の力で多くの方に知っていただき、一人でも多くのアレルギーで困っている子どもたちのお役に立てれば幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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