新宿区にコミュニティ・カフェ@大久保をオープンー市民・難民・移民がつながる場・大人の居場所を創出

外国人の割合が多い大久保で多文化共生について地域の人々と考える

特定非営利活動法人CWS Japan

災害時に支援の手が届かず取り残される人々のいない社会の実現を目指し、国内外で災害対応・防災支援を行っている特定非営利活動法人CWS Japan(所在地:東京都新宿区、事務局長:小美野剛)は、2023年4月5日から新宿区大久保の日本福音ルーテル東京教会内1階にて、コミュニティ・カフェ@大久保をオープンしました。
このカフェのコンセプトは、市民・難民・移民が出会い、つながる場。そして、大人の居場所づくり。CWS Japanとしては、場の提供を通して地域コミュニティの人々のなかで助け合いが生まれ、大規模災害時に取り残される人々を少なくすることを目的としています。営業日は毎月第1・第3水曜日13:00-17:00(※月によって営業日変動)で、オーガニックのコーヒーやフェアトレードの紅茶、新宿区福祉作業所の障がい者の方々による手作りのお菓子の提供に加え、生活相談コーナー、にほんご学習支援、ライブ演奏、世界の料理教室などの企画が実施される予定です。
【Webページ】 https://www.facebook.com/community.cafe.okubo/ 

 

 

カフェオープンの目的
CWS Japanは2020年から外国人人口が全体の1割程度を占める新宿区にて、災害時に支援の手から取り残されやすい外国人脆弱層を対象に調査と支援活動を実施してきました。これまでCWS Japanが行ってきたアンケート・聞き取り調査、外国人相談会と事後フォローアップ支援、日本語学校における防災ワークショップなどを通して、同地域には、流動性の高い若年層である留学生が全体の4割程度を占めることや、不安定な身分・立場におかれている難民・移民がいること、彼らは地域コミュニティと関わりを持つことなく居住していることが分かってきました。

また、同地域には、単身世帯の日本人住民の割合が67.8%と最も多く、後期高齢女性の45%がそれに該当しています。一切の公的サービス、セーフティネットにアクセスできず、孤立している外国人や単身世帯の後期高齢者の日本人などの人々は大規模災害発生時には取り残される可能性が高いことが予測されます。そこで、新宿区大久保地区を中心として、市民・難民・移民が出会い、つながる場づくりの活動を通して、これらの人々が見守り・見守られる、助け合いが生まれることを目的とし、コミュニティ・カフェを開設する運びとなりました。本活動は、2022年度ブリヂストンBSmile募金(https://www.philanthropy.or.jp/bridgestone/2022/)の助成案件として選出され、支援を受けています。

コミュニティ・カフェ@大久保について
コミュニティ・カフェ@大久保は、地域のなかで人々が交流・相談できる居場所として、月2回、第1・第3水曜日の13:00-17:00に開店します。カフェ開店中に開催される今後のイベントは下記をご確認ください。

  • カフェ名称:コミュニティ・カフェ@大久保
  • 所在地:〒169-0072東京都新宿区大久保1-14-14 日本福音ルーテル東京教会1階
  • 営業日:第1・第3水曜日の13:00-17:00(※)
  • 内容:オーガニックのコーヒー、フェアトレードの紅茶やお菓子の提供。生活相談コーナー、にほんご学習支援の実施。ライブ演奏、世界の料理教室などのイベント開催。
  • 対象:大久保とその周辺に在住・在勤・在学など、対象地域に通う外国人や日本人の方
  • 参加費:コーヒー・紅茶1杯200円~。お菓子180円~。イベントによって参加費は異なりますので、下記をご確認ください。

(※)月によって営業日が異なる場合がありますので、営業情報やイベント情報についてはコミュニティ・カフェのSNSアカウントより発信される最新情報を参照ください。 

  • 【今後のイベント情報】
  • 2023年4月19日(水)15:00~16:30 ライブ演奏(沖縄民謡、ギター弾き語り) ※参加費無料
  • 2023年5月  6日(土)12:00~16:00 ワールド・バザール ※参加費無料
  • 2023年5月17日(水)14:00~、15:30~ ボリビア料理教室(所要時間1時間) ※参加費1,000円
 

 
コミュニティ・カフェ@大久保のロゴ

オーストラリアを拠点に活動するグラフィックイラストレーター、はんとれーみえ氏(@mie_huntley)、にロゴをデザインしていただきました。カフェの営業日には、入口にこのロゴが目印となったのぼりが設置されます。

 

【デザイナーからのコメント】
「カップから感情が溢れ出す感じを多様なシェイプでデザインしました。このロゴはさまざまな国籍や立場の利用者が自分らしくいられる場所、 感情をそのまま打ち明けられる場所、そんな憩いの場所になる願いをビジュアルで表現しています。」


プレオープンイベントでカフェのお披露目を行いました
2023年4月5日(水)の公式オープン前に、地域関係者向けにプレオープンイベントを開催しました。プレオープンイベントライブ演奏、「ルポ 新大久保」や新著「北関東の異界 エスニック国道354号線」の著者である室橋裕和氏のトークセッション、ワークショップなどを行いました。延べ30名程度の方がカフェに訪れていただき、終始和やかな雰囲気でイベントを終えることができました。
 

地域の音楽スタジオ「大久保スタジオM」(https://okubo-studio-m.hp.peraichi.com/)から4組のミュージシャン/バンドによる演奏の様子。

カフェ来客者に枝が書かれた画用紙に思い思いに折り紙で花を咲かせてもらいました。各テーブルで作成された枝は一つの木として最終的に合体し、カフェ営業日から展示されています。

特定非営利活動法人CWS Japanについて
米国に本部を置くChurch World Service(CWS)の歴史は、敗戦直後の日本へ贈られた救援活動のから始まりました。CWS日本委員会は1946年東京に事務所を開設し、1952年迄ララ物資の配給活動を実施。以降CWS日本委員会は国際キリスト教奉仕団と名称を変更し、1963年まで支援活動を継続しました。その流れから1958年に社会福祉法人となり、障がい者支援活動を現在も行っています。2011年には東日本大震災に対する緊急支援を行うため、CWSとして再び東京に事務所を開き、CWS Japanが設立されました。それ以降、国内外で災害対応、防災支援を展開しています。 
 

  • 【団体概要】

  • 団体名:特定非営利活動法人CWS Japan

     

  • 体所在地:〒169-0051東京都新宿区西早稲田
  • 2-3-18日本キリスト教会館25号室
  • 事務局長:小美野剛
  • 事業内容: ①国内におけるクリスチャンコミュニティや人道支援団体とのネットワークを用いた緊急災害人道支援および平時の防災普及啓発、支援体制構築、②海外における自然災害および難民流出時の緊急人道支援および防災力向上のための開発支援、③支援団体関係者や一般市民に対する人道支援必須基準(CHS)、スフィア基準等、人道支援の国際基準の普及啓発、④国内外における防災に関わる政策提言
  • 設立: 2011年3月〔2013年1月 特定非営利活動法人格取得〕
  • HP:https://www.cwsjapan.org/
  • facebook: https://www.facebook.com/CWSJapan
    twitter: https://twitter.com/Japan_CWS
    instagram: https://www.instagram.com/cws_japan/

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会社概要

特定非営利活動法人CWS Japan

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URL
https://www.cwsjapan.org/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西早稲田2-3-18 日本キリスト教会館25号室
電話番号
03-6457-6840
代表者名
ショウ ラジブ
上場
未上場
資本金
-
設立
2011年03月