家庭環境に悩むはざまの少年少⼥が自ら居場所を見つけられるように。NPO法⼈第3の家族、新体制にて活動開始。
情報サイト「nigeruno」、データサイト「家庭環境白書」、コミュニティ「第3の部活」を運営
第3の家族は、家庭環境に悩むはざまの少年少⼥が自ら居場所を⾒つけられるよう、実用的なサービスとして情報サイト「nigeruno」、データサイト「家庭環境白書」、コミュニティ「第3の部活」を運営しています。グッドデザイン・ニューホープ賞2022では最優秀賞を受賞しました。
「第3の家族」コーポレートサイト
https://daisan-kazoku.net
新体制にて活動開始
スタッフの増員
サービスをより安全かつ安定的に運営するために、新たにソーシャルワーカー1名、デザイナー2名、ライター4名、動画編集者2名を増員しました。すべてのスタッフが、このような家庭環境問題の当事者、または関心の高いメンバーで構成されています。
デザインコンサル事業の準備期間
サービスの持続的な運用を図るために、新規事業の準備期間に入ります。代表奥村がデザインも専門であることと、スタッフにもデザイナーが数名いることから、民間企業のデザイン業務を請け負うデザインコンサル事業の準備を始めます。助成金だけに頼らないビジネスモデルの構築を目指します。
新ロゴ・新ビジュアルの公開
第3の家族の理念を反映した新ロゴ・新ビジュアルを作成しました。(次の項目で説明)
新たなコーポレートサイトを公開
ビジョンやサービスの説明を詳しくまとめたコーポレートサイトを公開しました(https://daisan-kazoku.net/)。
新ビジュアル
新ビジュアルは、第3の家族が目指す「自分の居場所は他にもある」を具現化しています。糸のように、少年少女に対して様々な支援・手段・方向性を見せていきます。そして、その糸の先は新たな居場所に繋がってるでしょう。しかし、あくまで私たちは「第3の存在」であるので、「これを掴み取ってね」ということは伝えません。団体の主張は出さずに、本人たちが生きやすい環境を作ることを表現しています。
新ロゴ
新しいロゴも団体の立ち振る舞いを具現化しています。「真面目だけど真面目すぎない」「優しいけど優しすぎない」といった、「中立的」である佇まいを表現したロゴになっています。
効果測定
第3の家族がどれだけ社会に影響を与えらてれいるか検証する「効果測定」というコンテンツも追加しました。第3の家族が対象としている問題は家庭内で起こることであり、ユーザーも自分の悩みを表に出しにくいことから、「これだけの実績をもたらした」とアピールすることは難しいです。しかし、漠然と施策を続けるだけでなく、定量的な結果から自分たちを顧みることも必要だと考えています。そこで、今回新たに効果測定という項目を設けました。今後もどのようにすれば効果が測定できるか考え、アップデートしていく予定です。
https://daisan-kazoku.net/data
展開するサービスについて
情報サイトnigeruno
【概要】
公的な支援から民間サービスや身近な頼れる人まで、「新たな居場所を見つけるための情報」を体系的に掲載しています。経験者約100人の調査から作成しました。
【掲載コンテンツ】
役に立つ支援や手段
・役所の手続き情報
・国の支援や制度
・民間の役に立つサービス
・身の回りの頼れる人
・同業界の活動者
・同業界のNPO
経験者の道のり
・どのような家庭環境か
・どのように現在の暮らしに至ったか
・応援メッセージ
【URL】
データサイト家庭環境データ
【概要】
家庭環境に悩む人のリアルを調査しています。毎年9月から調査を行い、国の調査では見えない現状や生の声を届けます。家庭環境問題に縁がない人にも、問題をわかりやすくすることを目的としています。
【掲載コンテンツ】
世論調査などとの比較
世論調査などの国の調査と同じ質問を家庭環境に悩む人に行い、比較をしています。
・自殺願望
・心の病気の有無
・結婚願望
生の声
当事者の生の声を集めています。
・具体的に何をされているか
・言われて傷ついた言葉
【URL】
コミュニティサイト第3の部活
【概要】
同じ悩みで集まるちょっと変わった部活動。直接悩みで集まるのではなく、「言い訳」となるフックを作ることで集まるハードルを下げ、必要な支援に繋げる仕組みを構築することを目的としています。
【募集中の部活】
・裏祝日部(母の日や父の日に居づらさを感じる人同士で集まります。お花のプレゼントや、お悩み相談会も開催します。)
・休日ねこ部(休日に家にいるのがしんどい少年少女と、休日のスタッフが足りない保護猫シェルターのマッチング)
・ライブ企画部(家庭環境問題に悩む高校生〜大学生でライブの企画を1から行います。)
【URL】
掲示板gedokun
【概要】
家庭環境の悩みが集まる掲示板。リプライ機能はなく、共感のボタンで励まし合います。
【投稿コンテンツの例】
・親子関係の悩み
・家庭でのトラブル
・問題の慢性化による苦しみ・怒り
【URL】
代表のコメント
こういった問題には正解がないと思います。誰が悪い、何が正しいということはないけれど、少年少女が自死を選ぶ環境は避けたいです。私もまだこれらのサービスが正解だとは思いません。これからも日々模索していきます。
代表:奥村春香
NPO第3の家族理事長。グッドデザイン・ニューホープ賞最優秀賞、法政大学理系同窓会成績優秀者、Asia Digital Award Fukuoka 入賞、GUGEN2019 アナログ・デバイセズ賞など。
第3の家族とは
【対象】虐待まではいかないグレーゾーン、家庭環境問題の「はざま」で悩む小学生〜大学生
【目的】少年少女がたとえ1人であっても、「自分の居場所は他にもある」と思える状態をつくる
【活動拠点】全国(オンライン)・東京
【設立日】2023年3月23日
【代表】奥村春香
【受賞歴】グッドデザイン・ニューホープ賞2022 最優秀賞、第6回東京女子大学ビジネス・プランニング・コンテスト 奨励賞
【コーポレートサイト】https://daisan-kazoku.net
本件に関するお問い合わせ先
NPO法人第3の家族
問い合わせ:info@daisan-kazoku.net
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