「一般社団法人生成AI活用普及協会」設立
生成AI活用に特化した認定試験実施・資格発行などを通じて、スキル可視化を推進
■ GUGAの設立背景
昨今、米スタートアップのOpenAI社が提供する対話型AI「ChatGPT」をはじめとする生成AIは、凄まじいスピードでユーザーを獲得しながら進化を続け、テキスト・画像・動画などさまざまなコンテンツを生成するAIサービスが加速度的に増加している状況がうかがえます。また、2022年10月の衆院本会議において岸田 文雄首相が、個人のリスキリング支援に5年間で1兆円を投じると表明したことや、2023年3月期決算より有価証券報告書を発行する上場企業約4,000社を対象に「人的資本の情報開示」が義務化されたといった機運の高まりを受け、学び直しの対象として生成AIを活用するための知識やスキルが脚光を浴びています。
しかし、急速な進化を続ける生成AIの活用に関する知識やスキルを企業活動に取り入れることにおいては、「どのように社員の教育を進めればよいのか分からない」「社員間でリテラシー格差が生じているため、問題なく業務プロセスに実装できるのか判断が難しい」といった課題が顕在化しつつあります。このような状況を受け、AIの作り手ではなく、AIを活用する側の立場に特化した情報を公正に透明性高く取り扱い、生成AI活用を企業活動における普遍的なビジネススキルの一つとして社会実装することを目的とした活動を強力に推進する必要性を認識し、GUGAの設立に至りました。
■ GUGAの活動概要
GUGAは、生成AI活用に特化した認定試験の実施・資格の発行をはじめ、企業活動における普遍的なビジネススキルの一つとして生成AI活用を社会実装するために必要なさまざま活動に取り組んで参ります。生成AI活用スキルの可視化は、企業における適正な人事評価に役立ち、会社員のキャリア形成や学生の就職活動などの一助になると考えています。この実現においては、個人情報の流出、著作権の侵害といった注意点を加味し、官公庁や有識者、参画企業の皆さまとともに正しい活用法やガイドラインを普及させていくことが重要と考えています。皆さまとともに歩みを進め、一つひとつの活動をスピーディーかつ正確に実行し、不透明性の高いスキルの可視化を推進することで、生成AI業界の新たな指標の創造を目指します。
■ 理事・顧問・評議員のご紹介とメッセージ
代表理事 井畑 敏
<経歴>
米ハートフォード大学大学院 経営学修士課程卒(MBA)。日本で最初のFP 専門会社 株式会社マネーマネイジメントインスティチュート設立。一般社団法人実務家FP支援機構 理事長就任。日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)の設立やファイナンシャルプランナーの資格制度(AFP、CFP)の導入などを行う。
<メッセージ>
生成AIが社会の標準装備となるためには、企業導入の一般化というハードルが確実に存在しています。私は過去にFP協会を設立した経験から、特定のスキルが社会に浸透するためには、利用者の習熟度を測定する認証システムによる基準づくり、つまり資格制度が効果的だと考えております。
当協会では生成AI利用者のスキルの可視化と、生成AI技術の利用におけるベストプラクティスの推進のために、資格の発行及び社会実装を目指します。この取り組みが、日本を支える全ての企業と働き手の支援となり、未来を切り拓いていくものだと確信し尽力して参ります。
理事 長田 忠千代
<経歴>
株式会社三菱UFJ銀行代表取締役専務、東京急行電鉄常勤監査役を歴任。藤田医科大学客員教授。一般社団法人メタバース推進協議会監事。公益財団法人日本舞台芸術振興会理事。シンワ ワイズ HD 社外取締役。他多数のベンチャーに出資、役員・顧問に就任。ベンチャーの育成支援をライフワークとする。
<メッセージ>
ChatGPTをはじめとする生成AIは、ビジネスのみならず社会生活の必須ツールとなりつつあり、その一層の普及・促進が社会的課題となっています。そのような状況下、利用者側に必要なものは、技術的・理論的な理解というよりも、法的・倫理的・社会道徳的な正しい理解に基づく適切な生成AIの活用方法の習得であり、これはまさに社会全体として取り組むべき課題であると言えます。
当協会は生成AI活用に特化した認定試験の実施などを通じ、適切なAI活用スキルの可視化・定量化により、上記の社会課題の解決に寄与しようという試みであり、我が国の国力・競争力向上、創造性の発展への大きな貢献が期待できると確信しております。
特別顧問 竹本 直一
<経歴>
前衆議院議員。元内閣府特命担当大臣(科学技術政策・知的財産戦略・クールジャパン戦略・宇宙政策)、情報通信技術(IT)政策担当大臣。元財務副大臣。元国務大臣。
<メッセージ>
生成AIは今後さらなる技術発展を遂げ、より一層重要性を増していくことが予想されます。また、その成長は過去に例を見ないほどの速度感を持ち、社会において多くの課題解決の可能性を感じさせます。しかし、生成AIを導入した公的機関・企業などでは、活用できる人材に対しての適切な評価ですら規定が存在しておらず、的確な運用に苦労することが予測されます。
当協会がこれらの一助になることで、より多くの人々が生成AI技術に関心を持ち、研究・開発や普及促進、利活用の拡大など、多方面での取り組みに繋がることを期待していると同時に、このような新しい時代の幕開けを応援できることを心より嬉しく思います。
協議員 茶圓 将裕
<経歴>
上海にて人事評価制度のコンサル企業の立ち上げに参画。その後、上海にて動画求人サイトの事業で起業。日本に帰国後、Twitterで人材採用、集客の支援を行う株式会社TALMOODを設立。2022年、世界初の食べて稼げるeat to earn NFTゲーム「Eatnsmile」をスペインにて共同創業。日本初の世界のAIツールを検索できる「AI Database」も運営。Twitterフォロワー数7.5万人。
<メッセージ>
2022年11月にChatGPTが世に出てから半年が経過し、毎日画期的なAIツールやAI技術が発表され、一気に世間に生成AIが普及しました。しかしながら、便利になり生産性が上がった反面、まだ一部の人しか使えず、逆に「AI格差」が広がったとも感じています。加えて、急速に進化する技術に対応した、AI関連のルール整備を求める声も益々強くなっています。
今回の取り組みで、AI情報格差の是正、透明で納得性のあるルール整備を行い、1人でも多くの人が生成AIを安全に効果的に活用できる支援ができれば幸いです。
■ 参画企業さまのウェイティング登録について
GUGAでは、生成AI活用の知識・スキルを可視化し、企業活動における普遍的なビジネススキルの一つとして社会実装することを目的とした活動に参画いただける企業さま・個人さまの募集を予定しています。コミュニティ内での意見交換や研修の受講、資金調達など、目的別の会員制度をご用意いたします。下記のフォームよりウェイティング登録していただいた方から優先的にご案内させていただきます。
ウェイティング登録フォームURL:https://forms.gle/NAGDLSEboEMx81217
■ 生成AI活用普及協会の概要
名称:一般社団法人生成AI活用普及協会
設立日:2023年5月10日(水)
住所:東京都千代田区神田岩本町1-5
<理事会会員 ※五十音順>
代表理事:
井畑 敏(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)設立者)
理事:
長田 忠千代(元 株式会社三菱UFJ銀行 代表取締役専務)
土肥 大夢(一般社団法人HALO 理事)
新妻 健将(BOSAI SYSTEM株式会社 代表取締役)
花島 晋平(BM Investment株式会社 代表取締役)
最上 義(一般財団法人福祉教育支援協会 代表理事)
元田 宇亮(武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 客員教授)
特別顧問:
竹本 直一(元 情報通信技術(IT)政策担当大臣)
<活動内容>
(1)専門家による監修のもと、テキストやEラーニングなどの教材の制作、提供
(2)資格の発行
(3)イベントの企画、開催
(4)情報収集、情報発信、情報共有
(5)関連諸団体との意見交換
(6)その他、本法人の目的を達成するために必要で、前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業
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