時代遅れのはんこ屋は、実はアーティストだった!世界発(たぶん)の個展を、生き残りをかけて開催
個展「はんこと大阪の文学」5月24日(水)~28日(日)大阪市西区にて
押印廃止が叫ばれる現在、押印回数が激減することで廃業する同業者も続出しています。
その一方で、早くも安くもない三田村印章店では、※昔ながらの印章製作に特化した業態でありながら、お客様から文字のデザインに感動したというメールを多数いただき、リピ買いも数多く頂いております。
三田村熙菴(きあん)は、現代の名工、黄綬褒章を受章し、長年、印章製作の技術継承のために尽力してきました。しかし、社会的な要因による業界の衰退に抗うことには限界があります。
そこで、あまり公開されてこなかった印章の文字の美を、印章を必要としない方々にも見て頂きたいとの思いから今回の個展を開催することになりました。
個展では大阪の文豪の心地良い言葉の調べの中に、実用印章のデザインを、アクリル絵の具で描くことで表現しています。
書や篆刻といった分野での展示会は多くあっても、実用印章の個展は初めてではないかと思います。
ご取材頂けましたら幸いです。
※納期二週間、実用印章平均顧客単価 約70000円(2023年1月~3月)
【個展のご案内】
期間 2023年5月24日(水)から28日(日)
場所 ギャラリースタジオ メゾンダール
http:// www.maison-art.org
大阪市西区靱本町1-16-19 2F
主催連絡先 三田村印章店
https://mitamura-inshouten.com/
電話 06-6943-8003
【ダウンロードURL】 https://exhibition.mitamura-inshouten.com
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今をときめくあのお方
どうするかなぁ?と毎週はらはら!
答えは個展でご確認ください
【絶滅危機に陥る印章業界の現状】
左記は、全日本印章業協会の会員数のグラフです。1997年から2022年で、実に23%へと会員数が減少し、衰退の一途となっています。それに伴い国家検定である印章木口彫刻の技能検定受検者数も減り、廃止の検討がされている状態です。
公益社団法人 全国印章業協会資料より
【三田村煕菴(きあん)の文字デザインの特徴】
昨今の印章は、印章に使用される篆書体(てんしょたい)などのフォントが開発されたことで、印章の知識や技術は持っていなくても、PC上でフォントを配置し、少し修正した程度の商品が販売されていることが多くなっています。
比して当店の商品は、すべて三田村煕菴(きあん)が、フリーハンドで描いた文字デザインを元に作成しています。
お客様には、彫刻前にラフデザインではなく、最終デザインのご提案を数点し、その中から選んで頂いたデザインで彫刻しています。仕上がりのデザインを頭の中で完全にイメージでき、それを自在に反転して、表現できることで可能な技術です。
こうした技術を背景に下記のような特徴を持つ、デザインが可能となります。
文字の配置や大きさのバランスを調整しながら自由自在に調和のとれた印面を構成しています。
きちんと間を保ちつつ、間延びをしない、植物の蔦のような曲線美が空間を満たします。
円形の印面の中に並ぶ文字の端を欠けさせることなくレイアウトする事で、堂々と満ち足りた姿を表現する事ができます。
「なぎさ」の印影
上は、フォントで作成 下は弊店で作成
お客様からの声 繊細なデザインとオリジナル感。見ているだけで幸せになりそうな印影(N様)
調印の一時は、朱色の芸術品をどんどん紙に刷り出しているような楽しい時間となりました。(U様)
格好良くて品があるのに、どこか優しく、遊び心もあり、字が嬉しそうに喜んで生きてるような感じ(F様)
美と品格を備えた印を手に入れたからには、それにふさわしい人間になりたい(I様)
【今後の展開の可能性】
円の中に優雅に文字が舞うという特徴的なデザインは、見方を変えれば実にユニークで目新しいシンボルとなりうるものです。
多種多様な商品やサービスなどで、和のテイストを感じさせる商業デザインとして、例えば外国人観光客が好む商品のパッケージデザインやホテルの装飾品などに活用が期待できます。
【三田村煕菴の思い】
印鑑は、プライベートなものであり、公に晒されることは「否」とされます。故に私は印章作家として作品を公に披露することなど一生ない、それが印章作家としての生き方だと思ってきました。そこに新たな思いを投じたのは「デジタル化」の波でした。
時代の波に翻弄させられた、小さなものづくりに命をかけてきたかつての日本の名工達の諦念が、雪のように私の心に積もっていきました。デジタル化は私に大きなきっかけを与え、頑固に握りしめていた固定概念を解放しました。
今回の個展「はんこと大阪の文学」は、世界で初めての実用印章の美の個展となります。大阪の文学を集め、その中に丸い印章をアクリル絵の具で描いたものです。
お時間が許せば、私の門出となる個展「はんこと大阪の文学」に足を運んで頂き、方寸の美といわれる世界を楽しんでいただけたらと思います。
三田村熙菴
略歴 1959年大阪市生まれ 2014年 現代の名工 2017年 黄綬褒章受章
【三田村印章店について】
印章には全く縁のなかった店主が、妻の実家の印章店にあった印章のデザインに感動したことから、職人の道をめざすことにより始まり、店主の地元大阪での開業となりました。師から教わった真善美という言葉に触発されながら、印章道を歩んできました。
【店舗概要】屋号: 三田村印章店
本社所在地: 大阪市中央区内平野町1丁目1-6
代表:三田村 薫 (雅号 煕菴)きあん
事業内容: 印章製作 販売
設立: 1996年
HP: https://mitamura-inshouten.com
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