多賀城創建1300年記念 スペシャルクラフトビール「いやしけよごと」がデビュー
奈良時代に創建された「多賀城」は2024年に1300年を迎えます。これを記念し、多彩な催し物が展開されます。
多賀城創建1300年記念事業実行委員会は、2023年5月19日に多賀城創建1300年記念スペシャルクラフトビール「いやしけよごと」の販売を発表しました。
このクラフトビールは2024年に迎える多賀城創建1300年を記念し、記者発表会の会場でもあるCROSS B PLUSに併設の醸造所で開発・醸造されたもので、多賀城の特産品である古代米と多賀城市内で採蜜された蜂蜜を使用しています。ビールは5月20日より県内7か所で販売され、初回は瓶で500本限定(CROSS B PLUS では45リットル限定)で販売します。販売場所等詳細は公式ホームページをご参照ください。 https://tagajo1300.com/
記者発表会ではクラフトビールの発表のほか、多賀城創建1300年のプロモーション動画や多賀城創建1300年記念事業の進捗状況などの報告を行い、参加者全員で開発されたオリジナルのクラフトビールを手に多賀城創建1300年記念事業の成功を目指し、乾杯しました。
会長である深谷晃祐多賀城市長は記念事業について「多賀城が創建された724年から1300年の悠久の歴史が流れる中で、歴史・文化を大切にしながら、それを未来にしっかりつないでいくことを根幹に事業を構築しています。多賀城市内、宮城県内で着実に盛り上がりが広がっていると感じていますが、来年の節目に向けて東北全体、より多くの方々とともにお祝いの機運を高めたいと考えています。1300年をきっかけに多賀城が飛躍し、その後の未来が喜び多き日になりますよう、皆様とともにより一層盛り上げてまいりたいと考えています」と話しました。
名誉会長の村井嘉浩宮城県知事は「多賀城創建1300年は多くの方々に歴史のある多賀城の存在を知っていただく良い機会だと考えており、現在復元作業を行っている南門だけではなく、多賀城全体を復元するぐらい大きなビジョン・思いを持って取り組んでいく、そのスタートだと考えております。多賀城の存在が国民の皆様に伝わるような事業にしたいと考えています」と話しました。
■歴史・価値や未来への思いを込めたPR動画
この動画は724年に多賀城が創建されて以来の1300年という悠久の年月のなかで、人々が連綿と紡いできた多賀城の歴史やその価値、また、これらを未来につなげていくという想いがつまった動画です。歴史的ストーリーを簡潔にわかりやすく表現し、現在の多賀城、これからの多賀城にフォーカスを当てて作り上げた動画となっています。
■多賀城創建1300年記念オリジナルクラフトビール いやしけよごと
大伴家持が詠んだ歌で、現存する最古の歌集「万葉集」の締めくくりを飾る一首から名付けました。
「いやしけよごと=いや重け吉事」には、「年が改まるその良き日に降る雪のように、良いこともたくさん降り積もりますように」との願いが込められています。
ビールを特徴づける風味付けには多賀城の特産品である古代米と多賀城市内で採蜜された蜂蜜を使用しており、琥珀色の深いコクの中に広がる花のような香りとさわやかな苦みが特徴です。
販売先等、詳細は公式ホームページをご参照ください。
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