株式会社日本総険が、2023年8月4日に保険仲立人として日本で初めてTOKYO PRO Marketに上場致しましたことをお知らせ致します

株式会社日本総険

2023年8月4日 15時05分

株式会社日本総険（本社：香川県高松市／代表取締役　葛石智）が、本日、株式会社東京証券取引所（以下、東京証券取引所）が運営するTOKYO PRO Marketへ上場いたしましたことを、下記のとおりお知らせ致します。

東京証券取引所で開催された上場セレモニーには、代表の葛石をはじめ16名が参加。

TOKYO PRO Market上場の背景・目的

香川県高松市に本社を置く株式会社日本総険（以下、日本総険）は、同社グループにおいて、全国で保険仲立人業を中核としたリスクサービス事業を展開しています。私達は保険仲立人業務を通じて、「あらゆるリスクを保険化できる会社」であることを追求しており、主に法人のリスクマネジメントはどうあるべきかを追求してきました。

当社グループは3社で構成されています。

日本総険は上場企業や中小企業等の法人を対象にした保険組成業務。日本総険inカスタマーでは、中小零細企業や個人へのリスクの啓蒙と保険販売。日本総険トラストテクノロジーズでは、顧客の利便性を高め、差別化になりうる保証制度の構築、リスクマネージャーサービスによる調査と啓蒙、およびコンサルティング業務を行っています。

また当社グループは、新しいリスクへの対策についても積極的に取り組んでいます。例えば、LGBTの問題、女性活躍における産後鬱の問題、介護離職による中核社員の脱落やヤングケアラーの問題など、現代日本社会が抱える多様な問題に対し、リスクマネジメントを通じて具体的な解決策を提供しています。

このように私たちは「リスクサービス」をコアコンピタンスとして位置付けてきました。そして、これからもその信念を維持しつつ、提供サービスの範囲と深度を広げ、更なる顧客利便を追求していく予定です。

保険仲立人として初の上場

当社は保険仲立業の会社として、初の株式上場となります。1996年12月に、日本では保険仲立人制度が解禁導入されました。当社は制度解禁と同時に、この事業に参画しております。

保険仲立人にはベストアドバイス義務（保険業法299条）が課せられています。保険仲立人は消費者側代理人（バイヤーズエージェント）として「顧客本位」の原則がいち早く定められ、保険会社（保険代理店）と消費者の間に存在する情報格差を、消費者側の立場から埋める存在として誕生しました。

当社ではこの顧客本位のあり方を、さまざまなリスクサービスを開発することで、解像度を上げています。

例えば、顧客の保有するリスクを洗い出すリスクデューデリを事業規模の大小を問わず、定期的に行っています。これは「小さな会社ほどリスクマネジメントが重要」という当社の基本的な価値観によるものです。

この理念の一つの結実として、インシュアテック事業があります。当社は日本初のクラウドファンディング型の保険募集の仕組み（みんホケ。特許取得済み）を構築しました。みんホケの特徴は同一業種、同一規模（例えばフォトグラファー）に求められる保険を企画から行い、組成しています。この事業はまだまだ発展途上ですが、経済的な理由で保険に加入することが難しい「保険弱者」に、安価でその職業に必要な補償を届けることを目標にしています。

リスクマネジメントで顧客の資本を守る、この企業理念の実現ために当社は引き続き努力してまいります。

代表のコメント

株式上場を通じて、私たちはリスクマネジメントに対する社会の理解を深める活動を活性化するとともに、顧客の必要な保険やリスクサービスへのアクセスを拡大することを目指しています。また、上場は私たちのビジネスに対する信頼性と透明性を確立するための重要な一歩でもあります。私たちはこれを機に、組織の健全な運営と持続可能な成長を達成し、社会に貢献し続ける企業でありたいと考えています。

TOKYO PRO Marketへの上場を通じて、中小零細企業のリスクマネジメントの一翼を担うことを目指しています。

なお日本総険の上場詳細は、以下の日本取引所グループのウェブサイトをご参照ください。

（東京証券取引所：https://www.jpx.co.jp/equities/products/tpm/issues/index.html）

【グループ情報】

株式会社日本総険会社概要

代表者役職氏名：代表取締役社長　葛石　智

本社所在地：　　香川県高松市サンポート2番1号

設立：　1996年12月

事業内容：　保険仲立人

証券コード： 5840

従業員数： 23名（2023年8月4日現在、連結）

拠点：香川県