【業界初※1】紙から電子化へ!時代と共に進化する学校アルバム!新システムWebum(ウェーバム)が文京区立第九中学校で採用されました。【葛飾区柴又・株式会社日の出】
卒業される生徒さんの満足度向上、教職員の方の業務負担軽減を目的とした、新しいカタチの卒業アルバムWebum(ウェーバム)システムが開発されました。
※1……生徒は好きな写真を選ぶことができる卒業アルバム、として実用新案が登録されました(登録第3234975号)
■Webum(ウェーバム)システムの概要
校舎・校歌・職員・クラスなど共通のページはいままで通り従来の卒業アルバムの形式にて納品されます。それに加え学校行事のお写真・スナップ写真などはクラウド上にアップし、生徒一人一人が写真を選び、Web上でのデータアルバムを作成します。従来のハードブックアルバム、そしてWeb上のマイアルバムを融合したのがWebumシステムです。
例えば1学年に生徒が150人いたら、アルバムに登場する自分は2枚か3枚くらい。「もっと自分の写真がのっている卒業アルバムが欲しい!もっと友達の写真がのっている卒業アルバムが欲しい!」そんな声をもとにWebumシステムは開発されました。
生徒自身が好きな写真を選ぶので、十人十色のデータアルバムが作成できます(別途フォトブック購入も可)。また、完成したデータアルバムはpdf形式でダウンロードすれば、遠方に住んでいる親戚の方やお友達にも見せることができます。
クラウド上なので、セキュリティ面においてはセキュリティキーの設定、不正アクセス防止など対策を強化して安全に使用できるよう配慮しています。
■不登校問題
令和3年の文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校等指導上の諸課題に関する調査」では、小・中学校における不登校児童生徒数は24万4,940人と発表しており年々増加しています。
クラスみんなが集まっている写真を残しておくことで、思い出をきれいな形で残してあげたいという学校側の思いがありますが、子どもがそのためだけに学校に行くというのはかなり難しい現状があります。
Webumシステムの場合は、必要な写真のみを選んで作成できますので、不必要な写真は載せない形で作成できます。
■教員の負担大幅軽減
毎年、卒業シーズンになると、職員や業者等の卒業アルバムの製作担当者が、毎年の写真の中から印象的な写真を選択するなどして卒業アルバムを作成しています。このとき、個々の生徒が写っているスナップ写真では、写真を選択する場合に特定の生徒の掲載回数が偏らないように、各生徒の写っている枚数を各写真の中からカウントする作業が必要になっています。
つまり、卒業アルバムの製作には、掲載用に選択した多数の写真の中から、生徒一人一人の写っている回数を正の字を書きながらカウントし、特定の生徒の写真が多くならないように調整するといった極めて手間のかかる確認作業を要しているのです。
こうした手間や、「こちらの子は10枚写っているのに、うちの子どもは2枚しか写っていない!」というようなクレームを生まないために、このWebumシステムは有効です。負担軽減になり、現場の先生を守るのにも有効です!
■文京区立第九中学校におけるWebumシステムの活用
令和4年度に卒業した生徒たちは、様々な場面で新型コロナウイルスの制限を受けた中学校生活を送りました。数々の行事が中止になったり、延期になったりしました。そのため、特に1年生の時はプロのカメラマンが撮影した写真の枚数が多くありませんでした。
そこで学校で先生が撮影した写真もクラウド上にアップして同時に選べるようにしました。そのおかげで写真は十分な枚数になりました。
プロのカメラマンが行事の時に訪れただけでは撮れないような普段の生き生きとした生徒の写真や校内でのイベントの写真もたくさん採用することができました。
また、校外での行事では生徒が様々な場所で活動することが多く、カメラマン1人では到底対応しきれません。そんなときも、先生と分担してできるだけ多くの生徒の写真を撮影できるようにしました。
生徒の卒業を間近に控えた3月には、日の出の社員数名が第九中学校に出向き、Webumシステムの概要について生徒に説明しました。また、デモ版を実際に操作してもらう際には個別で対応できるようにしました。数多くの写真を目にした生徒からは驚きや感動の声が上がっていました。
山本 康太先生《第3学年主任(令和4年度)、ICTリーダー》
これまでの卒業アルバム作成では、写真業者さんが持ってきた案を教員で名簿と照らし合わせてチェックする作業が一般的でした。特定の生徒に偏りがないようにしたり、写っていない生徒がいないようにするために、何度もチェックしていました。写真業者さんとのやりとりも何度も繰り返すことになり、繁忙期になるとかなり忙しいものでした。また、様々なもののDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進む現代の世の中で、卒業アルバムは電子化しないのだろうかと考えていました。そんな中で株式会社日の出の浅沼さんから「こんなアルバムシステムができあがりました」と伺い、学年教員と話し合い、採用を決めました。3月にデモ操作をした際には、1時間かけてもすべてを見終えることのできない写真の量に驚きを隠せない生徒もいたのが印象的でした。卒業後、完成したデータアルバムを嬉しそうに見せに来る卒業生がいました。従来のハードカバー形式はやはりサインをもらったりするうえで不可欠であるため、+αで十人十色のデータアルバムを作ることのできるこの「Webumシステム」は革新的なものでした。
森川 大地先生《特別支援学級主任、特別支援教育コーディネーター》
特別支援学級は交流の行事と6組の行事に参加するため、通常学級と比べてより多くの行事に参加しています。また、支援学級の生徒の多くは個々のこだわりを強くもっています。そのため担任が卒業アルバムを作成するうえで、大きく異なる生徒個々の思い出とどう向き合うかという悩みがありました。しかし、Webumシステムの活用により、生徒達は自分の心に残った思い出の写真をより多く残すことができました。また、写真によって視覚的に思い出を残すことは、思い出を振り返ろうとする支援学級の生徒にとって効果的な視覚的支援になると考えられます。
■文京区立第九中学校卒業生のコメント
通常級Aさん「1年生のときからの写真がいっぱい見られるので良い。特に自分が写っている写真がたくさんあって嬉しかった。画質もいいし、パソコンがなくても個人のスマホで見て選ぶことができるので、とても良い」
通常級Bさん「自分で写真を選択するから、なかなか見られない写真を見られてめっちゃ楽しかったです」
特別支援学級Cさん「自分は交流行事の方が思い出に残っていたから、交流行事の写真をアルバムに載せられると嬉しい。自分が交流行事で写っている写真をいっぱい入れることができて良かった」
特別支援学級Dさん「自分は6組で行った合同八ヶ岳移動教室が特に思い出に残っていたから、その写真を多く選んだ。乗馬にキャンプファイアーと楽しかった思い出がいっぱいある。色々な行事の写真を見ながら友達や親と会話ができて楽しい」
■株式会社「日の出」について
葛飾区柴又で昭和48年12月に株式会社となり、製本業と卒業アルバム製作を主流として成長してきました。現在の社長(浅沼英雄氏)は医療機器営業の経験を経て前社長より会社を引き継ぎ経営。営業部主任の浅沼弘貴氏も3代目社長となるべく現在準備を進めています。
40年以上かけて築き上げた学校との信頼関係がある中、2年前の夏、学校関係者との打ち合わせがきっかけで始まった「Webum(ウェーバム)システム」(商標登録・実用新案登録)は、現在、葛飾区2校、江戸川区1校、文京区1校の実績と年々数を増やしています。
学校の生徒が喜び、現場で働く教員の負担軽減となる本システムは、今後、葛飾区を中心に全国へ展開していく予定です。遠方の学校様および各地域で活動されているアルバム・写真業者様に対してもWebumシステムの利用ができますので、本システムにご興味ある学校・団体・企業さま、お気軽にお問合せください。
【学校アルバム製作 株式会社日の出】
〒125-0052 東京都葛飾区柴又1-45-18
TEL:03-3607-0486 FAX:03-3600-3230
代表者:代表取締役 浅沼英雄
Webum事業部 営業担当:浅沼弘貴
事業内容:学校アルバム事業部:卒業アルバム、宿泊行事小冊子、部活・クラスアルバム、学校案内・周年記念誌、発表会ビデオ、卒業記念ビデオ、証明写真、卒業証書ホルダー、ものづくり事業部:新素材、県境、健康・医療、おいしい水販売
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