T&T、誰でもNFTを使ったサービスが作れる最新バージョン「Vega」を公開
開発者向けホワイトペーパーとnpmパッケージも公開
Tales & Tokens(T&T)は、2023年6月22日、NFTを使ったサービスを構築するためのプラットフォームの最新バージョン「Vega」を公開しました。
T&Tは、NFTを使うことによって持続可能性・透明性・相互運用性の高いサービス(NFT as a Service)を構築するためのプラットフォームです。ブロックチェーンの特性をいかしてシステムの維持にかかるコストを最小化・分散化させられるため、小さく始めて長く続けるプロジェクトに向いています。特にゲームやメンバーシップなどの用途で活躍します。
T&Tの特徴
T&Tは、「NFT as a Service」の実現のために、動的NFTの制作機能、ユーザーの行動を記録するチェックイン機能、多彩な特典を表現するユーティリティ機能などを提供してきましたが、今回のVegaからは、どのプロジェクトでも簡単に動的NFTを閲覧・編集できる共通ウェブアプリを「ベーシック版」の基本機能として提供しはじめます。
なお、T&Tを利用したプロジェクトとしては、すでに「Game of the Lotus 遠野幻蓮譚」や「燕三条NFT 匠の守護者」などがリリースされています。これらはいずれも、独自にカスタマイズを加えたウェブアプリを持つ「アドバンス版」となります。
本サービスの導入事例と「ベーシック版」「アドバンス版」ふたつの利用プランについては、下記のプロダクトサイトをご覧ください。
T&Tの基本機能
T&Tのスマートコントラクトは、Solidityで記述されており、EVM互換のチェーンに展開することができます。現時点でPolygon(Mainnet、 Mumbai)、Astar(Shibuyaのみ)にも展開されています。Solidityで表現されるものは、NFT(ERC721)のみならず、ゲームを構成するワールド、キャラクター、アイテム、イベントが含まれています。
また、T&Tには、ユーザーがガス代を意識しなくて済むようにするリレーサーバー、複雑な処理を実施するバックエンド、優れた体験を享受できるようにウェブアプリケーションなどが存在しています。つまり、T&Tとは、オンチェーンのみならず、オフチェーンに存在する仕組みでもあります。
プラットフォームの透明性確保のためにホワイトペーパーを公開
EIPs(Ethereum Improvement Proposals)に含まれないスマートコントラクトや、外部から見えないオフチェーンの仕組みを持ったT&Tは、それがどのような意図で作られているのか、どのような仕組みで動いているのかを説明することは、プラットフォームの透明性を確保する上で、とても大切なことだと考えています。
また、今回のマイルストーンリリースであるVegaより、TypeChainを用いて出力されたスマートコントラクトのJavaScript / TypeScript向けのインタフェースを公開しています。これにより、T&Tを実際に動かしながら検討・開発を進めることができます。
以上の理由から、T&Tは技術ホワイトペーパーを公開することとしました。詳細は、以下をご参照ください。
https://tales-and-tokens.gitbook.io/
ロードマップ
今後のロードマップとしては、プロジェクト運営者が自らのワールドを把握・運営・意思決定するためのダッシュボードの開発を予定しています。引き続き、より多くの人に簡単にご利用いただけるサービスを提供して参ります。
お問い合わせ
T&Tのサービスに関するより詳しい情報は、以下の資料請求フォームからご連絡ください
https://forms.gle/JNQ8xwTwJ17za3fx5
T&Tの製品情報サイト(ホワイトペーパー)
https://tales-and-tokens.gitbook.io/
T&Tのお問い合わせ先メールアドレス
info@tnt.company
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