「バッジュ・シャーム・キョウト」開催決定
インドの最高市民栄誉賞の一つ“パドマ・シュリ賞”受賞アーティスト 初の来日個展
・タラブックスからの作品出版で知られるバッジュ・シャーム 待望の日本初個展
バッジュ・シャームは、工芸品のようなハンドメイド絵本/アートブックで世界中から高い評価を受ける、南インド・チェンナイの出版社「タラブックス」からの作品出版で知られるアーティストです。国際的な絵本賞を受賞し、世界8ヶ国語に翻訳されている『The Night Life of Trees』(邦訳:『夜の木』)の共同著作者の一人として知られ、欧州の美術館やギャラリー等で頻繁に個展が開催されていますが、日本での個展は今回が初めてとなります。
・京都を代表する世界遺産の一つ 東寺にて今夏開催。会期に合わせバッジュ・シャームの初来日も決定
開催の地は、京都。本展のための描き下ろし作品や、最新作となる大型キャンバス作品など約30点を、真言宗が立教開宗されて1200年の節目となる2023年、総本山である東寺・食堂(じきどう)にて展示します。
伝統や歴史、豊かな自然、新鮮な価値観などが混ざり合い、国内外からの注目が絶えない京都ですが、インドもまた長きにわたる歴史を背景に、ヨガやアーユルヴェーダ、インド料理、インド映画など独自の文化を持つことで近年注目を集めています。“森の民”とも呼ばれるインド中部の少数民族であるゴンド族の出身であり、何世代ものあいだ部族に伝えられてきた独自の信仰や物語を受け継ぐ存在であるバッジュ・シャームも会期に合わせ初来日し、日本に滞在しながら作品制作を行う予定です。インドと日本の工芸・アートとの文化的融合や新たな価値創出の端緒とすべく、初来日の地である京都から発信していきます。
・バッジュ・シャームの“物語”を日本に
会場では、バッジュ・シャームの作品の視覚的な特徴である、驚くほど緻密なパターンや大胆なコンポジション、ユニークなモチーフと鮮やかな色彩のコンビネーションなどを原画でお楽しみいただけるほか、絵の中で表現されている、ゴンド族に伝わる神話や伝承、そしてバッジュ・シャーム自身の物語も併せて紹介します。トライバルアートでありながら現代的なフィーリングを併せ持つ“現代ゴンド・アーティスト”として進化を続ける、バッジュ・シャームの魅力を体感いただけます。
■『Bhajju Shyam KYOTO』開催概要
・タイトル:Bhajju Shyam KYOTO(バッジュ・シャーム・キョウト)
・会期 :2023年8月11日(金・祝)~8月29日(火)
・会場 :世界遺産 真言宗総本山 東寺[教王護国寺]・食堂(じきどう)
・住所 :京都市南区九条町1番地
・開館時間:9:30~16:30
・入場料 :無料
・URL :https://bhajju-shyam.jp
・Instagram:@bhajjushyam-kyoto
・主催 :バッジュ・シャーム・キョウト実行委員会((株)ジャパンディア、(株)ヴィジョンズ))
・企画 :(株)ジャパンディア、(株)ヴィジョンズ
■バッジュ・シャーム プロフィール
インド中部の森にあるゴンド族の村 パタンガル生まれ。
ゴンド族に伝わる表現や物語を受け継ぎながら自身の視点で昇華し、現代的な感覚やシンプルなストーリーテリングを交えて表現することで、師匠であり叔父であるジャンガル・シン・シャームが確立した現代ゴンド・アートの表現を拡張し続けている。
1998年パリでのグループ展参加を皮切りに、ロンドン、ベルリン、ミラノ、オランダなど世界各国の美術館やギャラリーで個展が開催されている。代表作に、南インドの出版社タラブックスと制作した『The London Jungle Book』(邦訳:『ロンドン・ジャングルブック』スラニー京子訳 / 三輪舎 / 2019年)、『The Night Life of Trees』(ドゥルガー・バーイー、ラーム・シン・ウルヴェーティとの共著。邦訳:『夜の木』青木恵都訳 / タムラ堂 / 2012年)、『Creation』(邦訳:『世界のはじまり』青木恵都訳 / タムラ堂 / 2015年)など。2018年には日本の国民栄誉賞に相当するパドマ・シュリ賞をゴンド・アーティストとして初めて受賞し、モディ首相から表彰された。
〈本件に関するお問い合わせ先〉
バッジュ・シャーム・キョウト実行委員会 事務局
PR担当:熊野
MAIL pr@bhajju-shyam.jp
TEL03-6276-1417
FAX03-6276-1410
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