ニデック株式会社によるデジタルツインに対応したインテリジェントモータⓇのPoC開発に、株式会社アイ・エル・シーの高度協調制御用組込ソフトウェアプラットフォームConnected PLCが採用

ひとりひとり、ひとつひとつの「シーン」に応じたフレキシブルな制御を実現。高度協調制御用組込ソフトウェアプラットフォーム「Connected PLC」

株式会社 アイ・エル・シー

すべてのモノが自律制御機能を持ちInteractive(相互に・双方向に)につながるスマート化のために株式会社アイ・エル・シーは高度協調用組込ソフトウェアプラットフォームを提案します。それが「Connected PLC」です。
※Connected PLC(略称 CPLC) =Connected PLatform for scene based Control



概要
2023年6月26日、ニデック株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役会長 最高経営責任者 永守 重信、以下「ニデック」)は、⼩型コンピュータを内蔵し、互いにデータ結合・時刻同期されたインテリジェントモータ®(注1)と、これを搭載した製品をデジタルツインに対応させる仕組みを「インテリジェントモータ®ソリューション」と定義し、このソリューションのPoCを開発したことを発表(注2)しました。

上記PoC開発における、「インテリジェントモータ®対応ソフトウェアプラットフォーム」に、ニデックのモータ制御技術と融合する形で、株式会社アイ・エル・シー(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 CEO 大西 英作、以下「当社」)が保有するConnected PLC(注3)が採用されました。

実証内容
ニデックのモータ制御技術と、当社が保有するソフトウェア技術:Connected PLCを融合し、インテリジェントモータⓇを用いた機器、装置、システム開発やDX化に必要となる基本機能を提供する「インテリジェントモータ®対応ソフトウェアプラットフォーム」を開発し、これをニデックのインテリジェントモータⓇに搭載したことにより、モータの用途が変更となった際や、現場に課題が発生した際にも、クラウド上の仮想空間でシステム変更の検証を行い、そのまま現実空間でリアルタイムにシステム変更を行うことが可能となりました。

「現場のシーン(工場の立ち上げ、教育、監視、メンテナンス等)」の課題解決策としてニデックが位置づけているインテリジェントモータⓇソリューションを実現するために、当社は今回のPoC開発を第一歩として、引き続き取り組んでまいります。


(注1)インテリジェントモータⓇはニデックが開発した、小型コンピュータを内蔵したモータです。無線ネットワークで簡単に制御可能であるとともに、位置、速度、トルクなど様々なモータ情報を取得することができます。インテリジェントモータⓇはニデックの登録商標です。

(注2)「デジタルツインに対応したインテリジェントモータⓇのPoCを開発」という表題で、2023年6月26日にプレスリリースされたものです。
参照URL:https://www.nidec.com/jp/product/news/2023/news0626-01/

(注3)Connected PLCは、用途が固定化された従来のモノ(Things)ではなく、シーン(TPO)によってユーザーが自由に意味づけられるインテリジェントなモノに進化させる高度協調制御用組込ソフトウェアプラットフォームです。モノがあらゆるNetworkに繋がりフラットな分散制御システムが構築されることにより、あらゆる分野でスマートな世界(Society 5.0)が創造されます。
参照URL:http://www.ilc.co.jp/commodity/connectedplc/index.html
コンセプトムービー:




高度協調制御用組込ソフトウェアプラットフォーム“Connected PLC”概要
Connected PLC(略称:CPLC) = Connected PLatform for scene based Control

◾️Connected PLCの基本機能

① 自律制御機能 (Control)
ユーザー毎のシーン(TPO)に合わせて最適に制御する機能
② 仮想通信機能 (Communication)
モノ(Things)どうしを仮想化された通信においてセキュアかつシームレスにつなぐ機能


◾️Connected PLCの6つのサブ機能


シーン制御機能

・各種シーン(TPO)に合わせたフレキシブルな制御機能 TPO:Time Place Occasion
・CPLCをモノ(Things)に搭載することで、モノをインテリジェント化

マルチ制御言語機能

・ユーザーが使い慣れた言語、処理に適した制御言語への対応機能
・Open仕様のシーン制御プラットフォーム言語(SBC言語)を介して各種制御言語に対応可能
SBC:Scene Based Control

通信を意識しないシームレスでフラットな分散制御機能

・CPLCどうしがNetworkを介してシームレスに連携するフラットな分散制御システム構築機能
・CPLCは組込機器、PC、スマートデバイス、クラウドシステム等の様々な環境に搭載でき、CPLCどうしが連携した分散制御が可能

セキュア通信機能

・CPLC搭載機器間の暗号化通信、動的鍵交換機能等によるセキュアな通信機能簡易なBlowfish暗号から強力なAES(256bit)暗号までを標準サポート
ユーザー独自の暗号アルゴリズム(※)へ対応可能な仕組みを提供
(※)S/WベースおよびH/Wベースの暗号処理に対応

方式に依存しない通信機能

・通信仮想化機能、通信抽象化I/Fにより機器と機器、システムとシステムを一つに統合し分散制御システムをシームレスに連携する機能
・通信形態・経路や機器構成をカプセル化することで、シーン制御プログラムから各機器へのアクセス手段の差異を吸収し、分散制御システム開発工数を大幅に削減可能

時刻同期型データ共有機能

・CPLC搭載機器間の時刻同期機能、同期データ共有機能、時刻同期制御機能
・様々なI/Fや方式でつながれた複数のCPLC搭載機器間で同一時刻のデータに基づく制御やデータ処理(診断、解析等)が可能









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会社概要

株式会社 アイ・エル・シー

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URL
http://www.ilc.co.jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内 4-1 新国際ビル4F 414-A
電話番号
03-3287-7700
代表者名
大西 英作
上場
未上場
資本金
9000万円
設立
1988年06月