祭・MATSURIフェスティバル in 大阪万博記念公園/国連平和の鐘を守る鐘打式 9月21日(木)“国際平和デー”
平和の鐘の音に耳を傾けて、多くの人と共に音を通じて平和を祈る、新しい形の祭り
今回、私たちは、未来に向けて平和を祈念するために、かつて中川千代治が世界平和のために鋳造した「国連平和の鐘」の音をきっかけに、その音の響きに耳を澄ませ、音を通じて祈る「祭り」が出来ないかと考えました。
それは、打ち鳴らされる大太鼓、勇ましい掛け声が響きわたる熱狂とは異なり、世界各国のコインで創られた鐘の音に、共鳴、共振し、平和への「祈り」に参加者が吸い込まれるような、今までの「祭り」とは違う体験になると信じています。
ぜひ、一緒にこの新しい祭りに触れ、未来の平和へとつなげていきませんか?
【音を通じて平和を祈る新しい形の祭り 祭・MATSURIフェスティバル】
本フェスティバルは、国連平和の鐘を守る鐘打式の後、大阪万博記念公園の「上の広場」にある、ニューヨークの国連本部にあるものと同じ形をした「国連平和の鐘」の姉妹鐘の隣の広場にて、万博記念公園の敷地内にある竹を使った、特設会場にて催されます。
この特設会場内では、キラキラと鳴る金属の棒が先端に括り付けられた竹を50本ほど立てた竹林があり、その中を平和の鐘を鐘打した時に鳴るうねりのある残響音を巡らせることで、まるで鐘の中に入ったような音の空間をつくります。
そのうねりが響く竹林の中に、2つのステージがあり鐘の音と響き合う音楽が添えられます。来場者は、その竹林を歩き回ることで、キラキラとした音の響き方の変化を楽しんだり、近くにある竹を揺らして、自分で音を重ねてみたり、瞑想のように目を閉じて音の中に身を委ねたりと、平和の祈りを音に重ねていく体験をしていきます。
いわゆる音楽祭とも違う、緩やかに始まって終わっていく、来場した方々がそれぞれの想いで自由に体験できる祈りの祭りです。
9月21日の「国際平和デー」には、大阪万博記念公園に足を運んでいただき、新しい「祭り」が生まれる瞬間に立ち会い、平和への祈りをここから広げていけたらと思います。
【国連平和の鐘を守る鐘打式】
2015年、元愛媛県宇和島市長中川千代治が制作して国連に寄贈した「平和の鐘」の意義と中川千代治の遺志を継承すべく2015年千代治の6女に当たる高瀬聖子が一般社団法人「国連平和の鐘を守る会」設立。ニューヨークの国連本部に設置されているこの「国連平和の鐘」は、平和への願いを込めて、毎年事務総長により鐘打されています。1970年大阪万博の時、国連本部から万博会場へ里帰りし、期間中に平和の鐘の音を響かせました。現在、万博記念公園に設置されている「国連平和の鐘」は、万博期間中に国連本部の鐘楼に下げられていた鐘で、大阪万博期間終了後に日本に戻り、以後万博記念公園にあります。同団体は、大阪府や吹田市と連携し、9月21日の国際平和デーには、この鐘の鐘打式を主催しています。
一般社団法人 国連平和の鐘を守る会 https://peace-bell.com/
今年は国連平和の鐘を守る鐘打式として、20を超える国々の大使・領事のご出席を賜るほか、駐日大使・大使夫人合唱団のステージも予定しております。
【祭・MATSURIフェスティバル in 大阪万博記念公園/国連平和の鐘を守る鐘打式 開催概要】
開催日時:2023年9月21日(木)「国際平和デー」11時半〜16時
11:30〜13:30 国連平和の鐘を守る鐘打式(招待制)
14:00〜16:00 祭・MATSURIフェスティバル(参加自由)
開催場所:大阪万博記念公園 上の広場
参加費:無料 ※公園への入場料は別途かかります。
主催:「祭・MATSURIプロジェクト実行委員会」
共催:国連平和の鐘を守る会、祭研究会、ソシオ・エンジン・プロジェクト
2023年度・主幹事会社:(一社)祭研究会
【響く鐘の音を、人々の平和への祈りと重ね、ゆくゆくは世界中の「祭り」を集めて平和を祈念する祭典へ】
日本は全国各地に30万を優に超える「祭り」のある「祭りの国」。太古から、自然への敬意と畏れから、祈りや感謝を表すために「祭り」を行ってきました。連綿と続くそれは持続可能な平和への願いとも捉えられます。世界に目を向ければ、2,000以上あると言われる民族のそれぞれに祭があり、同じように自然や健康への感謝であり、平和への祈りが込められています。
「祭り」は地域を繋ぐ仕組みであり、誇りであり、未来への誓いでもあります。「祭り」を行うためには、そこに集う者同士の尊重、協力が必要であり、そこに対話と交流が生まれます。お互いを知ろうとすること、多様な文化、多様な考え方による「違い」を理解し、尊重する機会が「祭り」によって生まれます。
そんな「祈り」の営みである国内外の「祭り」とそこに関わる人々を一堂に集め、交流し、違いを超えて響く鐘の音を通じて、共に世界の平和を祈る。そんな平和の祭典へと育てていきたいと考えています。
今回の2023年の「祭・MATSURIフェスティバル」を第一歩として、2025年からは継続的に三年に一度「祭・MATSURIトリエンナーレ」を開催していくことを構想しています。全国各地を巡りながら、日本各地にある祭、そして祭を楽しむ人の集う「祭」として、一人一人の平和への祈りとともに育まれるものと考えています。
2023年9月21日「国際平和デー」に開催予定の「祭・MATSURIフェスティバル」は、その第一歩として、多くの方々にその意義を体感いただき、今後のプロジェクトのご紹介の機会にしていきたいと考えています。
【応援メッセージ】
日本の祭は賑やかな祝祭性ばかりが注目されがちですが、祭の本質は祈りにあると思います。
「平和の祈り」という普遍的なテーマのもと、「聴く」という誰もができる行為を中心に置いた祭は、分け隔てなく多様な個人が主体的に関わることができ、新たな時代の始まりを感じさせてくれます。
古きをつなぎ、新しきを興すこのお祭りが成功することを願っています。
(一社)マツリズム 代表 大原学氏
日本各地に残る祭文化は、コロナ禍を越え新たな局面にあるように思います。各地での伝統は今まさに真の価値を問われているようです。先人が紡いできた情熱も、純粋な思いも、受け継ぐことが出来るかどうかは今を生きる我々にかかっています。
生まれた場所、住んでいる場所、生きている今に最大限感謝し、私は神社へ向かい祭を愛します。故郷の祭があるから、私は豊かで多様な人間関係を作ることが出来、毎日の生活に安心と潤いがあります。祭は混沌とした現代、人類が正しい舵を取るために保存されていた次世代を指し示す羅針盤なのではないでしょうか。先人が我々に届けてくれた知恵には、人類の究極の願いである平和への鍵があるはずです。その価値を信じ、王道を突き進む姿勢を崩さず未来へと歩んでいかなければと思います。
本行事が、日本の祭文化の本当の力を発動させるためのきっかけとなることを願います。
(一社)明日襷-Asitaski- 代表 宮田宣也氏
【主催者よりご挨拶】
次世代に繋ぐ神事
宇和島市泰平寺に400㎏の平和の鐘、国連に112㎏の平和の鐘そして大阪万博記念公園に120㎏の平和の鐘、この3体には全て「世界絶対平和万歳」と刻まれております。「世界が永遠に平和であります様に」という願いです。
これらの鐘は、元宇和島市長中川千代治によって造られ贈呈されました。戦後の食べ物にも事欠く時代に、私財を投じて贈呈した泰平寺の平和の鐘、多くの仲間を失った二度の大戦は、千代治にとって地獄の苦しみだったことでしょう。こんな馬鹿げたことはあってはならない、世界中の誰をも殺してはならない。千代治の行き着いたものは、世界の人々から平和を願うコインを集めて、平和の象徴としての鐘を造ることでした。千代治が生涯をかけて造った鐘の数は大中小375個に及びます。
政府でもない、団体でもない一人の一市民が世界平和を祈って行ったことです。この鐘に込めた平和への思いを、平和への祈りを、次世代に繋いでいく事が私たちの使命であり、神事として祭の文化と共に途切れることなく続くことを祈ります。
一般社団法人国連平和の鐘を守る会 代表 髙瀨聖子
祭・MATSURIプロジェクトは、地域の祭りと地域文化の衰退を社会課題として発進しました。
日本には全国に神社、仏閣が17万社あると言われていますが、2030年までには40%近く減少すると言われています。祈りの場、伝統文化継承の危機でもあります。
私たちは、『国際文化交流の祭典の実施の推進に関する法律』の成立(2018年3月)を受けて、祭を軸に国際文化交流を図り、日本を世界の文化交流の舞台にできないかと模索しています。
2023年は、””国連平和の鐘を守る””の活動に深く感銘を受け連携し、地域×祭×平和をテーマに大阪万博記念公園で開催しますが、各国の多くの大使館のご参加を仰ぎ盛大に開催されます。
”平和の鐘”を響かせながら、共鳴、共振する音の世界を楽しんでいただきたいと思います。
そして2024年、2025年へと続け世界中で平和の鐘が鳴り響き、日本では世界中の祭と伝統文化、伝統芸能が楽しめる平和な世の中をお一人お一人のお力を借りて作り上げていきたいと思います。
祭・MATSURIプロジェクト実行委員会 事務局長 泊三夫
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- イベント
- ビジネスカテゴリ
- 財団法人・社団法人・宗教法人ボランティア
- ダウンロード