「#バスケで日本を元気に」2026年に向けたB.LEAGUEの将来構想「B.革新」概要発表<イベントレポート>
田臥 勇太選手(宇都宮ブレックス)、富樫 勇樹選手(千葉ジェッツ)、河村 勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)の座談会も。島田チェアマンとともにB.LEAGUEの未来について語り合う。
B.LEAGUE(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ/所在地:東京都文京区/代表:島田慎二)は、「バスケで日本を元気に」というバスケ界全体の理念のもと、野球・サッカーを超える存在を目指しながら活動をしてまいりました。日本のバスケ業界のさらなる前進と発展を目指し、3年後の2026年を見据えた「将来構想に関する発表会見」を7月27日(木)に開催いたしました。
2026年に向けた将来構想、名付けて「B.革新」
今回、熱烈なバスケットボールファンで、以前B.LEAGUEに関する情報番組のMCも担当された熱烈応援団のココリコ田中さんがメイン司会進行を担当。B.LEAGUEチェアマン島田慎二が登場し、集まった報道関係者に向けて、B.LEAGUE将来構想についてプレゼンテーションを行いました。
「B.LEAGUEが発足した2016年、この時も日本のバスケ界の潮目が変わる時でしたが、それから8年、おかげさまで2023-24シーズンで8シーズン目を迎えることとなります。ファンの皆さまの応援の熱も上がって、地域との密着度も強くなりつつあるこのタイミングで発表。将来構想は、「B.革新」と名付けました。目指すは、世界一型破りな、米・NBAに続く、第2のバスケットボールリーグであり、ライブスポーツエンタメです。チーム間の戦力の不均衡をできるだけなくし、接戦に次ぐ接戦で、どのチームが勝つか予想ができない面白さ、ドキドキやワクワクをお届けしたい。また、応援してくださるファンの皆さま、地域の皆さまへの期待に応え、どの地域にも、どの選手にもチャンスがあるリーグに。そして、どのクラブチームも健全経営と経済的成長が望め、結果的にそこにかかわる人も幸せに働くことができる環境を整えたい、そんなバスケ界の秘めたる無限の可能性を生かすべく、3年後の2026年に向けてスタートします」。
B.LEAGUE人気選手の登場と、新ロゴ&新ディビジョン名称の発表
続いて、田臥勇太選手(宇都宮ブレックス)、富樫 勇樹選手(千葉ジェッツ)、河村 勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)が登場。島田チェアマンとともに新ロゴの発表を見守ります。壇上での新ロゴのお披露目映像を見た後、司会から、新ロゴの感想を聞かれた田臥選手は「今までのロゴの雰囲気を感じさせつつ、よりスタイリッシュになりましたね」と感想を述べられました。
さらに、リーグのディビジョン名の変更についても説明。新名称は「B.LEAGUE PREMIER」(通称B.PREMIER)、「B.LEAGUE ONE」(通称B.ONE)、「B.LEAGUE NEXT」(通称B.NEXT)という3つのディビジョン名を発表しました。
※3つの内訳は以下の通りです。
▮「B.PREMIER」は、本気で世界の頂点を目指す、個の強化や日本代表選手の強化を念頭に置いたプレミアムリーグで、最大18チームで構成予定。(新B1→B.PREMIER)
▮「B.ONE」はバスケを国民的スポーツへを掲げます。約30クラブからなるボリュームゾーンとなり、シーズンの成績次第で、「B.PREMIER」への昇格を目指します。(新B2→B.ONE)
▮「B.NEXT」は2030年をめどに「B.ONE」に組み入れる構想で、約10チームの予定。
(現行のB3→B.NEXT)
バスケ界全体を底上げし、サスティナブルな健全経営、観客数アップを図る6つの制度
この大きな改革での新規導入策は6つ。
① サラリーキャップ(戦力の均衡と健全経営のために、全選手にサラリーキャプ※1を導入)
② オンザコート(外国籍選手のプレー人数の制限の変更、コート上に最大4名の外国籍選手がプレーとして検討)
③ 選手流動性(ダブルチーム選手制度で、B.PREMIERとB.ONEを選手が行き来できる)
④ ドラフト(B.PREMIERでの導入)
⑤ カーディング(平日と週末の試合日程の割合をバランスよく開催。日本代表活動(FIBAワールドカップに出場選手の活動)にも配慮)
⑥ ポストシーズン(B.PREMIERのファイナル試合は、HOME&AWAY方式の試合を導入し、地域密着型を目指す)
また、これ以外に、レフェリーのプロ化も目標にはいっており、選手育成はもちろん、レフェリーの育成にも力を注ぎます。島田チェアマンによる「B.革新」の概要説明のあと、座談会へと続きます。
※1 プロスポーツチームが所属選手全員の年俸の総額を定める制度。各チームが選手との契約に使える金額の上限を意味し、経済的に優位なチームが優秀な選手を抱え込んでリーグのバランスが崩れることを防ぐことを目的とする。
「B革新」に関する特設サイトご参照:https://www.bleague.jp/new-bleague/renewal/
選手の立場から感じた「B.革新」
座談会では、選手それぞれがこの新しい取り組みについての感想をお話しされました。3選手のうちでもっとも日本のバスケ界の歴史の変遷を見てこられた田臥選手は、「バスケ界の規模、技術レベルや練習環境などの変化はどんどん大きくなっていて、私はBリーグに変わる時はもちろん、その前の時代も知っているので、これからまた新たなステージに向かい、大きく変わると思うとワクワクします。」と期待を込めて回答されました。
続いて、日本代表でもある富樫選手は「自分はプロ10年目になります。Bリーグに変わった時の最初の1年の変化を身をもって感じているので、未来のバスケ界に必要な変化だと感じます。それと同時にバスケをする子供たちに憧れや夢を持ってもらえる変革になれば、と願います」。
河村選手は「プロになった時点で既にBリーグでしたので、初めての変化の時。大きな期待と同時に、多少の不安もあります」と率直な意見をお話しされました。
選手としての目標は?
選手としての目標やチャレンジしたいことについてのご質問について、「バスケ界の一員として、バスケがメジャーになることそのものがうれしいし、それによってレベルが高くなれば、それに合わせて自分も努力し、面白いと思っていただけるプレーができるようになりたい」(河村選手)、「大きな目標に向かっていくことで、自分自身の意識も変えていきたい」(富樫選手)、「これまでのバスケ界は、ファンの方、サポートしてくださる方があってこそ、だからこそさらにレベルアップできるよう、そして同じ方向を向いて夢を見れるようでありたい。富樫選手も言うように、バスケを目指す子どもたちにも大きな夢が見られる世界に」(田臥選手)と、それぞれの想いをお話しいただきました。
最後は、「ドラフト制度の導入をはじめ、これまで脈々と何十年も続いた慣習や関係性を変革するのは難しいとわかっています。ですが、できるできないではなく、やると決めて、進む、動くの気持ちで今日の発表を迎えました。Bリーグがスポーツビジネスに一石を投じることで10年、20年後のバスケ界への布石となり、ここにかかわる皆さまがハッピーになってほしい、そう思っております」という島田チェアマンの言葉で会を締めくくりました。
3年後の2026年の改革に向けて、新たに力強く歩み出したBリーグに、そして、選手たちの活躍にどうぞご期待ください 。[写真提供:B.LEAGUE]
「B.LEAGUE 将来構想発表会」開催概要
【日時】 7月27日(木)13:00~14:50
【場所】 渋谷ストリーム (東京都渋谷区渋谷3丁目21−3)およびオンライン(ZOOM)
【内容】 将来構想概要発表 / 新ロゴ・名称発表 /(選手)座談会
ライセンス・将来構想の制度詳細について / 質疑応答
【登壇者】
島田 慎二(B.LEAGUEチェアマン)
田臥 勇太選手(宇都宮ブレックス)
富樫 勇樹選手(千葉ジェッツ)
河村 勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)
【MC】
田中直樹さん(ココリコ)
🔳B.LEAGUE団体概要
正式名称 | 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ JAPAN PROFESSIONAL BASKETBALL LEAGUE |
チェアマン(代表理事CEO) | 島田 慎二 |
設立 | 2015年4月1日 |
所在地 | 〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-27 後楽鹿島ビル6F |
執行役員 | 専務執行役員 佐野 正昭 常務執行役員 増田 匡彦 執行役員 櫻井 うらら 執行役員 田茂井 憲 執行役員 松尾 康弘 |
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