インボイス制度に対して、「今後の案件選びに影響がある」は70.7%|2023年7月 ITフリーランス調査

株式会社テックビズ

株式会社テックビズ(東京本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島一樹)は、2023年7月に行ったITフリーランスのインボイス制度の導入に関する調査を発表いたします。本調査は、当社に参画しているITフリーランスの200名以上対象にアンケートを行い、集計したものです。TECHBIZ:https://freelance.techbiz.co.jp/


インボイスとは​​適格請求書のことで、正確な適用税率や消費税額などを伝えるために売り手が買い手に交付するものです。インボイス制度は、消費税の仕入税額控除を受けるにはインボイスの保存が必要になる制度です。2023年10月1日から導入される制度で、売り手は買い手からインボイスの発行を求められた場合は交付しなければなりません。


インボイス制度によって、事業者であるフリーランスの消費税の納付負担が増えることが予想されます。そんなインボイス制度の導入に対し、ITフリーランスたちの意見を調査しました。


■インボイス制度に対して「今後の案件選びに影響がある」と答えた割合は70.7%

インボイス制度の導入が案件選びに影響を与えると思うかという質問に対しては、「大いに影響すると思う」が25.4%、「多少影響すると思う」が45.3%で合わせて、70.7%と大多数の人々が「影響がある」と回答しており、インボイス制度の導入はITフリーランスの案件選びに大きな影響を与える可能性があることを示しています。


インボイス制度の導入がITフリーランスの案件選びに与える主な影響としては以下が想定されます。


◇取引先企業の選定・報酬のタイミング:

インボイス制度の導入により、フリーランスは取引先企業がインボイス制度に対応しているかどうかを考慮する必要があります。対応していない企業との取引は、税務処理が複雑になったり、フリーランスが報酬を受け取るタイミングが変わる可能性があるため、そのような企業からの案件を避けるフリーランスが増えることが予測されます。


◇税務処理の複雑性:

インボイス制度は税務処理をより複雑にする可能性があります。フリーランスは、自分自身で税務処理を行うスキルや知識があるか、またはそれをサポートする会計士や税理士と提携できているかどうかを考慮して案件を選ぶ可能性がでてきます。


◇教育や学習の必要性:

インボイス制度に対応するためには、新たな知識やスキルを身につける必要があるかもしれません。これは、フリーランスが自分自身のスキルセットや教育レベルに基づいて案件を選ぶ一因となりうるといえます。

※これらは一例であり、ITフリーランスの具体的な状況やインボイス制度に対する理解により、影響は変わる可能性があります。


■インボイス制度の開始に対して「不安を感じる」と答えた割合は84.0%


また、インボイス制度の開始に不安を感じるかどうかに関しては、「とても感じる」が43.3%、「やや感じる」が40.7%で合わせて、84.0%の人が感じていることがわかりました。


ここで、ITフリーランス調査で回収した、不安に感じていることに対するコメントを紹介します。


不安に感じていること:

◇報酬が変わりそう

◇今までの案件が取れなくなる、または単価が低くなる懸念がある

◇より確定申告が複雑になりそう

◇どう対策をしたらいいのかわからない

◇自分の行っている対策が正しいのか自信がない


このように、報酬形態や案件の選び方、税務処理に対する局部的な悩みから、対策に関する全般的な悩みまで、ITフリーランスが感じる不安は多岐にわたっていることがわかりました。


■インボイス制度に対して「よく理解していない」と答えた割合は31.4%

また、インボイス制度についての理解度は、「少し理解している」「よく理解している」と回答した人が68.6%となっており、「理解していない」人は少ないことが分かります。一方で、インボイス制度について対策をしているかという質問に対しては、「対策を始めたいが何から対策していいかわからない」割合が過半数を占め、最も多くなっております。


以上の結果から、インボイス制度について理解した上で具体的にどのような対策をするべきかで疑問や課題にぶつかるITフリーランス人材が多くなっていること、今後はさらに理解を深め、その影響を最小限に抑えるための対策を学びたいというニーズがあることが予測されます。


■おわりに

今回の調査では、回答者のITフリーランス人材の方々においては、具体的な不安要素や影響、対策を見つけることが難しいと感じている方が多いことがわかりました。インボイス制度の開始にあたり、今後も制度の内容や対策に関する理解を深めるため、さらなる社会的なサポートが必要になることが予想されます。

テックビズでは「働き方を変え、世界を変えていく」というスローガンを掲げ、ITフリーランスがより安心して働ける環境づくりを目指し、テックビズ専属の税理士による記帳や確定申告代行の税務サポートなどの福利厚生サービスを展開しています。「フリーランスが主体的に働ける社会の実現」のため、今後も総合的・多角的な支援を行っていきます。


会社名:株式会社テックビズ

所在地:(東京本社)東京都渋谷区恵比寿南1-1-1 ヒューマックス恵比寿ビル3F

代表取締役:中島一樹

設立:2019年9月2日

事業内容:ITフリーランス向けの案件プラットフォーム「TECHBIZ」の運営など

会社概要:https://techbiz.com/media/about/

サービス:https://freelance.techbiz.co.jp/

【調査概要】
・調査期間 :2023年7月15日~7月20日
・有効回答数:298名

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿1-19-19 恵比寿ビジネスタワー3F
電話番号
03-6303-0925
代表者名
中島一樹
上場
未上場
資本金
950万円
設立
2015年03月