ルーマニア「第20回ANONIMUL国際インディペンデント映画祭」
映画作家:河瀨直美 ”世界映画の美に貢献” <ANONIMUL賞>受賞
ANONIMUL国際インディペンデント映画祭
https://www.festival-anonimul.ro/en/home-2/(英語サイト)
ルーマニア「ANONIMUL国際インディペンデント映画祭」にてANONIMUL賞を受賞
この度、当プロダクションの代表であり映像作家である河瀨直美が、ルーマニアで開催された映画祭「第20回ANONIMUL国際インディペンデント映画祭」(現地時間2023年8月14日-20日開催)において、“世界映画の美に貢献”したとして「ANONIMUL賞」を受賞いたしました。
ANONIMUL賞とは(映画祭事務局コメント)
映画祭は、その時々の重要な映画監督の作品を上映し、マスタークラスや質疑応答でディスカッションを行うだけでなく、その映画監督が映画を通じて私たちの映画祭と観客に与えてくださっている素晴らしい経験のごく一部をお返しすることが重要だと考えています。それは、スファンチュ・ゲオルゲ(※)で出会うことができた、私たちと同世代の偉大な映画監督たちに対する、私たちなりの感謝の表し方なのです。
会場に併設された映画館では、監督作品「あん」「2つ目の窓」「朝が来る」「東京2020オリンピック SIDE:A」が上映され、スピーチを行いました。
※ユネスコ世界遺産である自然保護地区ドナウデルタ内に位置する開催地。
「ANONIMUL国際インディペンデント映画祭」とは
「ANONIMUL国際インディペンデント映画祭」は、ルーマニアのドナウ・デルタにある、グリーンビレッジという場所で毎年8月に開催されている映画祭です。短編映画と長編映画に加えて、ドキュメンタリーやアニメーションなどさまざまなジャンルの国際的な映画作品を多く取り上げています。大規模な映画祭とは異なり、ワークショップやパネルディスカッションなど参加型のプログラムが行われるなど、映画関係者と参加者がカジュアルに交流する場でもあります。
また、映画祭の会場であるグリーンビレッジのあるドナウ・デルタは、ユネスコの世界自然遺産に登録されています。ドナウ川と黒海の交わる場所に位置し、人の手がほとんど入っていないヨーロッパ最大の湿原で、大自然と動植物の楽園とも称されています。映画祭のために用意された野外映画館では、参加者はこの美しい自然の風景や雰囲気の中で映画を楽しむことができ、この体験が映画祭の魅力の一つとなっています。
受賞コメント この度は、映画愛に溢れたこの様な素敵な賞をいただき心が震えております。世界最大の湿地帯、世界遺産ドナウ・デルタに隣接する小さな村の中で行われているANONIMUL映画祭は、人と人の垣根が無く、とてもフレンドリーで、私の魂も心地よく滞在する事ができました。しかし、隣接するウクライナでは、今なお戦争に怯える人々がいます。この場所に降り注ぐ光を映画に変えてこの度の受賞に恥じぬよう、これからも「あなたは1人ではない」と、信じ続けられるような映画を撮り続けたいと思います。
河瀨直美プロフィール
生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける。一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリーフィクションの域を越えて、カンヌ国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭での受賞多数。代表作は『萌の朱雀』『殯の森』『2つ目の窓』『あん』『光』など。
東京2020 オリンピック競技大会公式映画監督、2025年大阪万博テーマ事業プロデューサー。映画監督の他、CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず表現活動を続けている。プライベートでは野菜やお米を作る一児の母。
公式サイト : http://www.kawasenaomi.com/
Instagram : https://www.instagram.com/naomi.kawase/
X(Twitter) : https://twitter.com/KawaseNAOMI
ラジオ番組 :アルファステーションFM京都 レギュラー「UNDER THE TREES」毎週日曜17時~18時
https://fm-kyoto.jp/information/info-90570/
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