社長のストーリー、障害者アートに。企業理念を可視化し企業ロゴマークへ、社会貢献の「新しいカタチ」

CSR/SDGs/リブランディングの一環として10月24日　第1号をリリース

NPO法人ソーシャルアート市場

2023年10月26日 07時23分

「あたらしい社会参画のきっかけを提供する」を理念とし、誰もが参加しやすいコミュニティを目指し「障害者アート」事業を運営するNPO法人ソーシャルアート市場（いちば）（本社：東京都港区、理事長：島田皇）は、理念やビジョン等の抽象的な企業概念を、障害者アートとしての企業ロゴや筆文字などに視覚化する、企業による社会貢献の新しいカタチにつながるサービスを通じて、2023年10月24日に第1号となる企業ロゴマーク等を、合同会社CAREAR（本社：東京都新宿区、代表：橋本尚弥）に提供したことをお知らせします。

●ソーシャルアートと企業ブランディングサービスの背景
AIが今後ますます台頭してくる社会において、普遍的なことは「人の想いや物語」であると考えています。
創業者・社長の想いや企業の理念等の「ストーリー」を、企業のリブランディングなどでより明確にしていくことと、その企業の想いをくみ取った障害者アーティストの自己表現を、共生することで一方通行ではない社会貢献のきっかけが提供できるのではないかという仮説から生まれました。

この趣旨に賛同していただいた、多数の企業の中で合同会社CAREARが第1号として当サービス（企業ろまーく開発）を活用し、新たな企業ロゴと理念の文字アートをリブランディングに取り入れました。

●今後の展開
企業の多様な「ストーリー」やブランディングに応えるべく、ロゴと文字だけに限定せず、写真、造形、楽曲、書籍等「アート」の広義的な「人類が創造する全てのもの」を対象としていけるようにサービス構築を進めています。また、対象となるアートの種類が増えれば増えるほど、それぞれにスキルではなく「ストーリー」を持った興味関心ある障害者アーティストが、参加しやすい風土醸成を目指しています。その結果、障害特性が理由により社会参画が困難になっている障害当事者やそのご家族にとって、社会との繋がりを少しでも持てるきっかけ創りを提供していきます。

●企業におけるソーシャルアートの例
・企業ロゴマーク、企業理念やビジョンを反映した絵画、企業理念の筆文字アート、企業SNSアイコンなど

●障害者アーティストと企業クライアントのコメント
今回企業ロゴマークとして採用（障害者アーティスト同士のコンペ形式）された、障害者アーティスと依頼があったクライアントである企業の代表からコメントをもらいました。

障害者アーティスト：Nanaさん（障害名ADHD）のコメント

今回のロゴ作成の案件を頂いた際に、事前に企業様のミッションやビジョンをご共有いただきました。
その思いを、シンプルで視認性の高いデザインを重視し、ブランドの核心メッセージを的確に伝えるロゴを作成することを意識しました。
また、ミッションとビジョンを盛り込んだデザインを作成することができ、改めて企業様のご要望をしっかり理解することが重要だと学べました。

企業クライアント：合同会社CAREAR代表　橋本尚弥　さんのコメント

まず、弊社が当該サービスを利用した理由は、第一にアーティストの方のサンプル作品を拝見した時に、デザインとして素敵だなと感じたからです。そして、NPO 法人ソーシャルアート市場の代表・島田さんの経営理念をお聞きした際に、彼は弊社が掲げているミッション(挑戦者に新しい景色を)の「挑戦者」であり、彼が描く「新しい景色」に共感した為です。なお、今回依頼させていただいた障害者アーティストのNanaさんは、依頼時にお伝えできていなかった文脈をくみ取り、私の想像を膨らませる補足資料まで提供される等、感動品質の成果物を提供してくれました。

●採用された企業ロゴマーク等について
今回採用された合同会社CAREARの新企業ロゴマーク等についてご紹介します。□

□企業ロゴマーク
社名の砦をイメージできるような全体観と、その中にMissionとバリューが隠れているようなデザインへ。