沖縄「本土」復帰50年。沖縄と本土の関係を見つめ直すドキュメンタリー映画「Buridii 50」のクラウドファンディングを開始
多様な立場の方へのインタビューを通して、青い空/海という型どおりなイメージの裏側に隠される、島々の本音/実像を記録するドキュメンタリー映画
・基地問題を軸に沖縄・本土の関係性を問い直すドキュメンタリー
・複雑になりがちな社会問題を分かりやすく紐解いて、映像化する
・基地問題だけではなく、沖縄が抱える様々な社会課題に取り組む人々にスポットを当てる
「Buridii 50」制作委員会(代表:猪股東吾)は、沖縄「本土」復帰50年から沖縄・本土の関係を見つめ直す、ドキュメンタリー映画「Buridii 50」の制作を目的としたクラウドファンディングをクラウドファンディング・プラットフォームMotionGalleryにて、10/1(月)から募集を開始しました。
▼クラウドファンディング詳細はこちら(MotionGalleryのサイトへ移動します)
https://motion-gallery.net/projects/VULIDY50
▼ティザー動画
https://www.youtube.com/watch?v=UbB-kOFCvGQ
<概要>
このドキュメンタリー映画は、2016年、高江のヘリパッド問題を機に沖縄北部に移住し、ジャーナリストとして活動してきた大袈裟太郎(猪股東吾)の7年間の個人的な体験を軸に制作していきます。
2022年5月、沖縄は「本土」復帰50年を迎えましたが、 式典が催されるなか、祝いというムードとは程遠い空気がこの島々にはありました。
その背景には、沖縄が「本土」復帰50年を迎えた今も、基地問題や貧困、経済的格差など、「本土」の側から押し付けられた多くの理不尽がいまだに解消されていない事実があり、根深い軋轢や搾取が横たわる現実があるからだと考えています。
青い海、青い空の楽園というステレオタイプなイメージの裏側に隠されたものたち。 島々の本音/実像を、多様な立場の沖縄の人と本土の人(ウチナーンチュとヤマトンチュ)へのインタビューを通して、記録していきます。
<タイトルについて>
タイトル候補のBuridii (ブリディ)とは、沖縄の言葉で 「群れの手」という意味です。多様な人々の手が重なり、沖縄が沖縄としての共同体を成してきたように、多様な人々の群像、言葉を折り重ねて、ひとつの時代の像を描きたいと考えています。
◾️ポイント1
様々な立場の人へのインタビュー
インタビュー出演予定者(変更の可能性あり)
親富祖愛(デザイナー/本部町にてBLMカフェ経営)
GACHIMAF(ラッパー)
富田杏理(おきなわこども未来ランチサポート/代表)
石川真生(写真家)
山里節子(いのちと暮らしを守るオバーたちの会)
謝花悦子(ヌチドゥタカラの家)
山城博治(沖縄を再び戦場にさせない県民の会/事務局長)
瑞慶覧長風(南條市議会議員)
具志堅英明(coconova館長)
eri (DEPT代表/アクティビスト)
村本大輔(芸人)
阿部岳(沖縄タイムス/記者)
望月衣塑子(東京新聞/記者)
金平茂紀(元TBSキャスター)
※他多数、50名をめざしてインタビュー交渉中
映画のあらすじ・復帰50年直前の数年間に起こったこと
・2016年、高江のヘリパッド問題
・12月、名護市安部の浅瀬へのオスプレイの墜落
・2017年、高江での米軍ヘリ墜落
・2018年、辺野古埋立工事、土砂投入
・安和・塩川からの土砂搬入ーそれに対する牛歩
・2019年、辺野古県民投票
・PHOSなど米軍基地由来の水質汚染問題
・2022年、本土復帰50年式典
・沖縄署での暴動
・安倍晋三氏の殺害事件、統一教会問題
・2022年、沖縄県知事選挙
・インフルエンサーの辺野古ゲート前訪問/沖縄を取り巻くデマについて
・石垣島、自衛隊駐屯地開局
・宮古島、与那国島への自衛隊増強
・辺野古埋め立て訴訟
これからの現場の映像を交えながら、関係者にインタビューを予定しています。
◾️ポイント2
多様な関わり方を提案
「Buridii 50」 では一方向的なコミュニケーションとしてのメディアではなく、様々な関わり方が出来るメディアの在り方に挑戦します。
①意見アンケート
映画Buridii 50では、沖縄にまつわる様々な社会問題や疑問の声に焦点を当てるために、 独自のアンケート調査を実施します。沖縄県内外を問わず、広く多くの声を集めようと思います。こちらの結果はドキュメンタリーに反映させていく予定です。
▼アンケートはこちら
②オピニオンパッチ
DEPT代表/アクティビストの eri さん監修のもと、クラウドファンディングのリターンの品としてオリジナルのパッチを制作を予定しています。オピニオンパッチとは、自分らしい様々なオピニオンをファッションの中にさりげなく取り入れて、自由に表現できるアイテムです。(画像はイメージです)
<制作者情報>
Buridii 50 制作監督 猪股東吾
1982年、東京生まれ。高校中退。20代はラッパーをしながら浅草で人力車を引く。
2011年、東日本大震災を機に政治的な視点を持ち始める。
高江での体験を機に2016年より沖縄名護在住、独立メディアとして取材と発信を開始。
2019年は香港のプロテスト、2020年は米国BLMプロテストと大統領選挙を取材。
2021年、脳卒中で倒れる。退院、取材復帰を機にジャーナリストと名乗りを改める。
2022年、辺野古で逮捕された事件について産経新聞を名誉毀損で提訴し勝訴した。
今回は大袈裟太郎ではなく、本名の猪股東吾で監督をする。
Buridii 50 制作委員会
mail:buridii50.2023@gmail.com
X:https://twitter.com/buridii50
Instagram:https://www.instagram.com/buridii_50/
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