【創業昭和9年、岡崎の老舗盆栽園の挑戦】盆栽×NFTマーケットプレイス『BON voyage』を全世界向けにリリース。
~盆栽の所有権をNFTとして購入し、管理はプロの盆栽師にお任せ。「オーナーと盆栽師」で銘木に仕立てあげていく「預け盆栽」の文化をNFTマーケットプレイスで再現
日本の名木を守り続けながら新たな市場を開拓する。『BON voyage』が実現する世界は、先人より受け継いできた日本の名木を、盆栽師を、盆栽業界を守るという想いにつながっています。
盆栽NFTマーケットプレイス「BON voyage」
https://bonvoyage-bonsai.net/
「BON voyage」立ち上げの背景
■日本の盆栽を守り、伝統と技術を承継していくためのNFT
世界的に「BONSAI」と知られ、メディアではブームとして取り上げられることもある盆栽。半面、日本国内の愛好家数はバブル期と比べ1/10程度までに減少しています。盆栽師たちは生活を守るため海外へ盆栽を売らざるを得ず、そうして流出してしまった多くの銘木が二度と戻ることのない現状をご存知でしょうか?
■この現状を打開するために立ち上げた「Bon voyage」
盆栽界には古来から「預け盆栽」という文化があります。
オーナーは、名木に成りうる見込みのある盆栽の管理育成を信頼できる盆栽師に任せ、ときどき見に行ったりして楽しみます。適切な培養のもと歳月を重ね、見事に仕上がった折にはオーナーの名前で展示会に出品し、賞をいただくことで格式をあげていく。そんな文化です。
「大樹園」は代々、こうしたオーナーさんたちとの繋がりの中で多くの銘木を輩出してきた歴史があります。
オーナー権NFTは、この仕組みとNFTを掛け合わせたものです。
現物の盆栽を国内の最適な環境で管理してもらえる預け盆栽の利点と、正確な情報の記録と気軽に取引ができるNFTの利点。盆栽とNFTは実は驚くほど相性がよく、これにより、未経験者や海外の方でも気軽に一流の盆栽を購入できる仕組みになりました。
日本の銘木を守り続けながら新たな市場を開拓する。「BON voyage」が実現する世界は、先人より受け継いできた日本の名木を、盆栽師を、盆栽業界を守るという想いにつながっています。
BON voyageの盆栽NFT
■現物の盆栽の所有権を購入、その証明書としてのNFT
盆栽は「オーナーと盆栽師」とで共に創りあげていく文化です。BON voyageでは、育成を盆栽師が一元管理することで、日々の水管理や季節の手入れが施され、所有する盆栽の資産価値を保全することができます。
また、日々移りゆく姿は四季ごとに更新されるwebアルバムでお楽しみ頂けます。さらに、素晴らしい仕上がりを得られたタイミングには展示会への出品も可能。出品・受賞の記録も価値として残していきます。
■こんな楽しみ方も
盆栽NFTの所有者は、該当盆栽の所有権だけでなく、いくつかの特典やサービスを受けることができます。
例えば所有する盆栽の3Dモデルを制作し、NFTとして販売するなど商用利用も可能です。所有する盆栽を展示会に出展・受賞への挑戦やご自身の大切な記念日やイベント等に飾り付けすることも可能です。
また、所有者が遠方・海外の方でも盆栽園へ見学しやすいよう、解説や手入れ体験ができるアクティビティもご用意しています。食事の際や宿泊先のホテルに飾り付け共に過ごしていただくことも素敵な体験になると思います。
BON voyageのビジョン
■ビッグデータの蓄積
盆栽の小売取引データと個々の盆栽の履歴情報の収集は、5年、10年とデータが蓄積された頃に大きな意味を持つと信じています。誰にでも分かりやすい価値基準となり、盆栽NFTの普及と資産価値を守ることにつながります。
■オーナー権NFTを世界中の盆栽園が取り扱い可能に
将来的にBON voyageの定める管理ルールを遵守できることを前提に、世界中の盆栽業者がサービスに参入できるよう、2025年ごろまでにアップデートを予定しています。BON voyageを通じて世界中の盆栽を気軽にコレクションするなど、世界中の盆栽を共に育てていく喜びを誰もが気軽に楽しめる未来を実現していきます。
■高額盆栽の共同所有
盆栽のオーナー権を分割し複数人で共同所有することで、高額な盆栽を購入しやすくなる環境整備も検討中です。
■様々なBONSAI×NFTを取り扱うマーケットプレイスに
あくまで盆栽のオーナー権NFTは第一弾です。今後も様々なBONSAI×NFTコンテンツを柔軟に取り入れ、自由度が高く、多様な背景の方が楽しめるマーケットプレイスへと成長させていきます。
来年には大掛かりなリアルイベントも企画しており、そこから生まれたコンテンツをNFT化し、リアルとデジタルの相互で楽しめるような仕組みの提供や、関連グッズの販売などもできたら面白いと考えています。
大樹園 4代目 鈴木卓也 よりコメント
元々、「いい盆栽は枯らしてしまいそうで怖い。」とか「価値の違いがよく分からない」と盆栽をされていない方からのご意見を伺う機会がよくありました。
その頃から、ブロックチェーンの技術は盆栽と相性がいいと感じており、不安要素を払拭し、新たな顧客層を呼び込むための環境整備に可能性を感じていました。
ただ、当時は開発環境や資金に全くあてがなく、2020年後半ごろから日本でも急速にNFTが広まってきた時には、ようやく構想を実現できる可能性が出てきたなと、夢中で情報収集したことを覚えています。
それからも、二転三転、紆余曲折と繰り返しながらようやくローンチまで漕ぎ着けたというところですが、これでようやくスタートラインです。盆栽的にも、NFT的にも、前例のないものを運営していく苦労は今後も続くでしょうし、普及し当たり前になるまでにはさらに数年かかることと思います。
ところが、これまで応援してくださる方々には運よく恵まれてきました。これからもみなさまの支えもいただきながら、もっとたくさんの方が盆栽に興味を持ち、楽しんでくれる未来を実現していきます。そして盆栽の文化と伝統、銘木を後世に繋いでいく役割を果たしていけたらと思っております。
経歴:
1985年生まれ。学生時代は学生時代は建築学を専攻。新卒で住宅営業を経験後、飲食業に従事するが、長男の誕生を機に2012年に盆栽業に転身。大樹園の四代目として伝統を受け継ぎつつ、柔軟な思考で業界外での経験を活かし、現代の需要に合わせた新しいサービスやアプローチにも取り組んでいる。
【インタビュー記事】
https://zen-bizonline.com/interview/2023/07/01/12230/
大樹園について
日本を代表する黒松盆栽の名門「大樹園」は、昭和9年の創業以来、黒松「不動」や杜松「双龍」など多くの名木を輩出し、国風盆栽展や作風展で高評価を受けています。同時に多くの門下生を育て、現在では22名が現役で活躍する業界内最大級の一門となっています。
代々、盆栽協同組合や盆栽協会などの理事を歴任し、その運営に携わってきました。
また、皇居の盆栽の手入れなど日本の象徴的な場所にも技術を提供しています。
【会社概要】
社名:盆栽大樹園 株式会社
本社所在地:444-0007 愛知県岡崎市大平町杉本36
代表取締役:鈴木卓也
事業内容: 盆栽の販売、買い取り、預かり、手入れ、教室、レンタル等
設立: 2023年8月10日(大樹園としては昭和9年開園)
HP:https://info@bonsai-daijuen.com
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