紙器メーカーが愛媛県のたこ焼き店とコラボレーション!たこ焼きを筋肉に見立てたパッケージ企画「たこ焼きマッソー」で2日間限定のたこ焼き店を開店
「面白い箱屋さん」への第一歩を目指して
松原紙器製作所は、愛媛県松山市にあるたこ焼き店「たこ家」とコラボレーション。たこ焼きを筋肉に見立てた「たこ焼きマッソー」を企画・デザインし、多くのお客様にお楽しみいただきました。
松原紙器製作所の求める「面白い箱屋さん」とは一体何か?
より多くの人に箱の魅力を感じてほしい。自分たちの作った箱で、人を笑顔にしたい。そんな思いから、松原紙器製作所は「面白い箱屋さん」を目指しています。株式会社スマイルズ(所在地:東京都目黒区)の協力を得ながら具体的に「面白い」とは何かを模索し、そもそもなぜ「面白い」を求めるのか、「面白い」となりうる特性は何なのかを問う中で、コミュニケーションに着目。
社内全体で自由にアイデアを募った際に、全体的に箱を使って、もしくは箱に関係なく「楽しいことをしたい」「面白いことをしたい」という傾向が強い事が分かりました。機能性・コストのみにとらわれることなく、箱を通じてコミュニケーションを作り、人の心を動かす。依頼されたことをそのままに作るだけではなく、商品の背景や実際に使うシーンまで想像し企画・設計する事が松原紙器製作所の求める「面白さ」に繋がるのではないかと考えました。
たこ焼き店とのコラボで「たこ焼きを面白くする箱」を企画。箱で作るコミュニケーションに挑戦
まずは今までの殻を破り「面白いことに乗ってくれそう」「面白いことをしている」印象を周囲に与える必要があるという結論に。そのための活動第一弾として「たこ焼きを面白くする箱を作る」という機会をいただきました。愛媛県のたこ焼き店「たこ家」とコラボレーションし『PASS THE BATON MARKET vol.13』への参加が決定。通常ならば船形の器に入れられるたこ焼き。箱をきっかけに、よりお客様を楽しませ、印象に残るたこ焼き店を目指し「たこ焼きマッソー」を企画しました。
◼︎企画「たこ焼きマッソー」の仕掛け
・たこ焼きを腹筋に見立てる
・お客様はキャラクターを3種類から選ぶ
・食べ終わると、マッチョだったキャラクターがガリガリに痩せるようなイラストが現れる
・たこ焼きが入っていたトレーを外すと、更にイラストが現れる
・キャラクターの立体パネルで箱やトレーを回収(撮影スポットとしても活用)
箱づくりに留まらない提案で、「たこ焼きマッソー」の世界観を形成した
今回イベントでは企画を「たこ焼きマッソー」、商品を売る際の品名は「瀬戸内たこ焼き」として、メニューを1種類で固定し、箱を3種類の中から選んでいただくという通常の飲食店ではない形態で販売。お客様にはまず見た目のインパクトから驚きや意外性を感じてもらい、更にたこ焼きが美味しかったという体験にプラスして楽しむ要素をご提案。たこ家と松原紙器製作所のコラボレーション企画を印象付ける工夫をしました。のぼりや看板のデザイン作製、当日の流れやオペレーションについても話し合い、今回の依頼である「たこ焼きを面白くする箱を作る」にあたり、箱のデザイン・設計・製造に留まらず「たこ焼きマッソー」の企画全体をプロデュースしました。
箱を通じて「体験」を作る箱屋さんへ
当日は、社長をはじめとした6名のメンバーが店頭に立ち、お客様と直接コミュニケーションを取りながらたこ焼きを販売。製造した800箱以上ものたこやきマッソー箱は無事完売し、多くのお客様がたこ焼きマッソーを楽しみました。
たこ焼きのメニューは固定、箱を3種類から選ぶという状況に対し当初はお客様も困惑される中、パッケージを製造している会社であることを名乗ると「たこ焼きのお店じゃないの?」という驚きと共に「だからこんな箱に入っているのか」と納得する声が多く見られました。
記念にと箱の写真を撮影する方・箱を持ち帰ってくださる方も多く、たこ焼きを食べるだけで終わらない体験を提供することに成功し「箱を作るだけではない、面白い箱屋さん」に価値を見出しました。
会社概要
会社名:株式会社マツバラ(屋号:松原紙器製作所)
所在地:石川県金沢市河原市町51番地
設立:1972年1月
代表取締役社長:松原大輔
事業内容:貼箱の製造をメインに行う。その他トムソン箱・ステッチャー箱の製造・箔押し加工・箱を含むパッケージ全般の企画・設計・自社オリジナル商品の開発など。
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