【日本初】京都に社会貢献型ホテル『HOTEL ECCLESIA』が誕生
~その一泊が、ひとり親家庭の未来に繋がる~「旅行」に「社会貢献」という付加価値を。教会から飛び出した牧師たちが新しい時代の創造に挑戦します。
宿泊代の10%がシェアハウスを運営する「一般社団法人みをつくし」様に寄付され、シェアハウスの活動資金に充てられます。
寄付金は、客室を住居へと改装するための工事費、また、入居されるご家庭の生活費、母親の就労支援、こどもたちへの学習支援、スポーツやキャンプなどの野外活動などに使われます。
株式会社グレープヴァイン(本社:京都市、代表:後宮 嗣)は、日本初となる社会貢献型ホテル『HOTEL ECCLESIA(ホテル エクレシア)』(以下当ホテル)を京都市のJR二条駅付近に11月オープンいたしました。
【創業者の経歴と想い】
弊社の創業者である後宮 嗣(34)は、日本最大のプロテスタント教会である日本キリスト教団世光教会(京都市)の牧師です。約10年間従事した東京の商社(東証一部上場)を辞して、牧師を志し、2020年に同志社大学大学院神学研究科に進学。教会という宗教的枠組みを超えて、牧師として持続可能な社会に貢献したいと、大学院在籍中に同志社の先輩牧師である吉岡恵生と起業いたしました。
現在、同志社中学高等学校嘱託講師。同志社香里中学高等学校嘱託講師。公益財団法人日本クリスチャン・アカデミー関西セミナーハウス活動委員。一般財団法人クラッパードイン バザールカフェ活動委員。キリスト新聞社関西支社長として活動中。
現在の日本では、行政や公的機関からの支援を受けにくいシングルマザーとその子どもたちは、ややもすると社会的孤立という問題に直面してしまうことがしばしばあります。こうした課題に対して、聖書に記された「隣人とを愛せよ」との教えを体現するべく、シングルマザーとその子どもたちが共同生活するシェアハウスの設立に向けて準備を進めておりました。
こうした中で、シェアハウスで暮らす方々のセキュリティの確保という建屋面での課題。また、活動資金を行政からの委託や、支援者からの寄付に依存せざるを得ない制度面での課題を感じておりました。
その課題を解決する一つ手段として、「社会貢献型ホテル」を開業することといたしました。具体的には、宿泊代金の一部を寄付として併設されたシェアハウスに還元するという仕組みです。
皆様の旅行や観光という何気ないレジャーに伴う宿泊が、温かい支援の輪となり広がっていくことを夢見ております。この取り組みを通して、女性の活躍や、地域社会の持続可能性に貢献し、皆様とご一緒にSDGsの一翼を担いたいと願っております。
【客室の特徴、おすすめのポイント】
当ホテルは、観光名所である二条城へのアクセスが便利な「JR二条駅」から徒歩4分という立地です。観光やビジネスにも最適です。さらに、約30平米という広々とした客室が最大の魅力であり、一部屋に5名様までお泊り頂ける客室もご用意しております。お子様づれのご家族をはじめ、友人同士でご利用になられたお客様、また、広々とした贅沢空間でくつろぎたいビジネスパーソンの方々からも、高い評価をいただいております。
各客室に設けられた和室エリアには、心が落ち着く畳調のクッションフロアを採用しております。ハイハイや歩く練習中の赤ちゃんでもくつろいで頂けます。
また、小さなお子様が飲み物をこぼしても、拭き上げが簡単で、ご両親も安心してお過ごし頂けます。その他、子ども用のおもちゃの貸し出しや、有料サービスとしてオムツや粉ミルク、レトルト離乳食品などをご用意しております。
(写真:デラックスファミリールーム)
【ホテル内にシングルマザー向けシェアハウスを併設】
2024年4月より当ホテルの1階には、パートナーである「一般社団法人みをつくし」(以下みをつくし)が運営するシングルマザー向けシェアハウス「MIO ECCLESIA(ミオ エクレシア)」を併設いたします。
宿泊されるお客様にお支払い頂く宿泊代の10%が「みをつくし」に寄付され、シェアハウスの活動資金に充てられます。
寄付金は、客室を住居へと改装するための工事費、また、入居されるご家庭の生活費、母親の就労支援、こどもたちへの学習支援、スポーツやキャンプなどの野外活動などに使われる予定です。
(入居募集は2024年1月より開始)
【その一食がマラウイ共和国の子どもたちへ】
当ホテルで、提供されるモーニングのコーヒーは、「NPO法人せいぼ」様の"WARM HEARTS COFFEE"を提供しています。このコーヒーはフェアトレード商品であるとともに、売上の100パーセントがマラウイ共和国の子どもたちの給食費として寄付されます。お召し上がりいただく一杯が、子どもたちの未来につながります。
また、モーニングに提供されるパンは、京都の老舗「マリーフランス」様と共同開発しています。無添加でこだわり抜いた素材を使用した極上のパンに加え、ビーガン、ベジタリアンの方々に配慮した、動物性由来の油を使わないパンを独自に開発しました。
【ごあいさつ:PM吉岡恵生(牧師)】
「個の時代」とも呼ばれる今、「個」に秘められた可能性に思いを寄せつつも、「個」は「誰かと共に生きる」中でこそより輝きを放つのだと感じています。
当ホテルの名前にある「ECCLESIA」とは、古代ギリシャ語で「人の集まり」や「集会」「共同体」を意味する言葉です。その言葉は後に「教会」を意味する言葉にもなりました。
ご宿泊いただく皆様には、当ホテルでの滞在を通して、大切な方々とかけがえのない憩いの時間をお過ごしいただき、共に集うことの喜びを再発見していただければと思っています。
また、当ホテルの運営には、シングルマザーシェアハウスを運営する「一般社団法人みをつくし」様や、障がい者就労移行支援に取り組む社会福祉法⼈京都総合福祉協会 洛⻄ふれあいの⾥授産園」様など、見えないところで多くの団体、事業者様に関わっていただいております。
歴史と伝統の街京都において、旧き良き人の繋がりや温もりが溢れる場として「HOTEL ECCLESIA」が皆様に愛されるホテルとなることを願っています。
プロジェクトマネージャー / 吉岡恵生(牧師)
【店舗情報】
店舗名:HOTEL ECCLESIA
電話:075-406-5600
住所:〒604-8421 京都府京都市中京区西ノ京永本町23
アクセス:JR二条駅から徒歩4分、地下鉄東西線二条駅より徒歩4分
定休日:なし
客室:23室(定員:115名)
予約サイト:https://htl-ecclesia.com/booking/
【会社概要】
会社名:株式会社グレープヴァイン
設立:2022年11月01日
電話:050-5803-2777
受付時間 9:00-18:00
[ 土・日・祝日除く]
住所:〒612-8034 京都府京都市伏見区桃山町泰長老175番地1 シャルム世光302号室
【お問い合わせ先】
株式会社グレープヴァイン
広報担当
〔電話〕050-5803-2777
〔HP〕https://grapevine.co.jp/contact/
※注釈
「日本初」についての説明…2023年10月末時点での自社調査結果、以下に記す3つの点で、日本で最初の事例であると考えおります。
■事業の成り立ち
他のホテル事業者様がその地域に貢献されることは珍しくありません。現在でも多くのホテル事業者様は、CSRやSDGsに取り組み、持続可能な社会づくりに貢献されておられると考えております。
この度、当社が「日本初」と謳ったことのポイントは、その「事業の成り立ち」を指しております。
当社は、社会的課題を解決する(ひとり親家庭を支援する)ための「手段」として「ホテルを開業」いたしました。このような目的のためのホテルは、自社調査によると日本で初めての事例であると考えております。
■「シングルマザー向けシェアハウス」+「ホテル」という建物
一つの建屋に「居住エリア」と「ホテルエリア」が混在する事例は確認しております。また、社会福祉施設の一画が宿泊可能の施設があることも確認しております。
しかし、一つの建屋において、その「居住エリア」が「シングルマザー向けシェアハウス」に限定され、かつ「ホテルエリア」と共存している事例は、確認できません。
■牧師がホテルを経営する
宗教法人日本キリスト教団の教師(牧師)が、ホテル(客室20室以上、旅館業法に基づく簡易宿所)を経営しているという事例は、『日本キリスト教団年鑑2023』及び『キリスト教年鑑2022・2023』において確認できません。
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