法律では守りきれないフリーランスの報酬トラブルを解消する決済サービス「カリバライ」をリリース！

～フリーランスの約3割が報酬トラブルを経験～

株式会社KURAE

2024年1月23日 10時30分

株式会社KURAE（本社：東京都中央区、代表取締役：勝浦宏明）は、フリーランス・小規模事業者の報酬トラブル解消を目指し、エスクロー（仮払い）決済サービス「カリバライ」を2023年8月1日にリリースしました。サービスをエスクロー（仮払い）決済に集中する事で、最安で2.5%*の手数料を実現しています。フリーランスの報酬トラブルが頻発する現状に対して、法律では守りきれない問題を根本的に解決するための取り組みです。サービス開始以降、多くのフリーランスから「とても嬉しいサービスですね」といった声を頂いております。

※2.5%はサービス内手数料の最安値

法律では守り切れないフリーランスの報酬トラブルが頻発

政府の「新しい働き方」の推進に伴いフリーランス人口が増加していますが、その一方で報酬トラブルも頻繁に発生している事をご存知でしょうか。

フリーランス側

・報酬の未払い

・入金の遅延

・一方的な減額

仕事を依頼する側

・着手金の持ち逃げ

・音信不通

・身勝手な超過金の要求

各団体のアンケートで報酬トラブルを経験した事があると回答したフリーランスの平均割合が3割の結果に。（*1）弁護士費用などを考えると争っても労力に合わないと、そのうちの4割が仕方なく泣き寝入りしたと言われています。

そうした中、取り引きを適正化するため2023年4月にフリーランス保護新法が成立し、「契約内容の書面化」「報酬支払期限のルール化」など義務付けられる事になりましたが、実効性には疑問の声も聞こえています。

当社はそのような法律では守りきれないフリーランス・小規模事業者の抱える報酬トラブルを根本的に解決する方法として、エスクロー（仮払い）の仕組みを利用して、フリーランスが安心して取引できる決済サービス「カリバライ」をリリースしました。

*1「フリーランス実態調査2020年（内閣官房）」「フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021年（連合）」「フリーランス・トラブル110番の相談実績2022年（厚生労働省）」「一般社団法人プロフェッショナル＆パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2020」」の複数回答による平均割合。

エスクロー（仮払い）決済とは？

エスクロー（仮払い）とは売り手と買い手の取引代金を中立的な第三者に一時預けることで、代金と商品の交換を保証する仕組みの事です。

エスクローの歴史は古く、アメリカで不動産取引の決済手段として始まりましたが、欧米では安全性が高い事からフリーランスや個人間の取引でエスクローを利用する事が一般的になっています。日本においてはオークションサイトやメルカリ、クラウドソーシングなどでもエスクロー（仮払い）の仕組みが利用されてます。

「カリバライ」はサービスをエスクロー決済に集中し運営業務をスリム化することで、経済的な負担を抑えた手数料を可能にしました。加えて、さまざまな業種の商品やサービスの商取引に対応可能で、会員登録（無料）にあたって事前審査はございませんので誰でも気軽に利用できる決済サービスとなっております。

カリバライ利用の流れ

報酬代金の仮払い

仕事を依頼する側がカリバライに代金を預けます。代金預かりの通知を確認してからフリーランスは作業を開始。
納品・検収

依頼側は納品物の検収をした後、カリバライに報酬支払いの許可を連絡。
報酬の支払い

カリバライがフリーランスに報酬代金をお支払いします。

カリバライサービス開発の背景

当社代表（勝浦宏明）はWebデザイン、フロントエンド、プロダクトマネージャーとしてWebサービス開発に従事。その後、フリーランスとして多数のサイト構築を請け負う中で支払いの遅延や、フリーランスの立場の弱さに直面しました。ある時フリーランスの友人が報酬未払いに遭った事で廃業に追い込まれてしまいました。そのことを目の当たりにして、今まで「自分は大丈夫」と心のどこかで思っていたことが自分にも身近に迫りくるリスクがあると、この時初めて認識すると共に報酬トラブルは多くのフリーランスが抱えている問題である事がわかりました。

この事がきっかけとなり「フリーランスの報酬トラブルを根本的に解決し、フェアな取引を実現する」事を目指し、エスクロー（仮払い）の仕組みを利用した決済サービス『カリバライ』の開発と同時に2022年に法人を設立しました。