株式会社BioPhenoMA本格始動!
~マイクロ流体デバイス開発、エクソソーム内のタンパク質など極微量定量の研究成果を学会発表~
また、最近注目されている3つのテーマ(エクソソームから分泌されているタンパク質、アミロイドβ、感染症マーカー)に関し、早稲田大学との共同研究成果を「第61回 日本生物物理学会年会(以下、生物物理学会)」にて発表します。
今後もBioPhenoMAは、サービスローンチに向けて、研究開発を加速して参ります。
【CHEMINAS48 発表概要】
小型かつ簡便な装置が存在すれば、タンパク質定量がより身近になり、疾患の早期発見、診断、治療に繋がります。そこでBioPhenoMAは、小型システム開発に取り組み、山梨大と共同研究で「マイクロ流体デバイス」を開発して参りました。
一般的に「マイクロ流体デバイス」は複雑な制御機構が必要で装置が大型化するだけでなくコストが高くなるという課題があります。そこで、山梨大の浮田芳昭准教授が開発したデバイスを一定に回転させるだけで試薬の制御を行う「CLOCK技術※」に着目し、これらの課題を解決、小型化・コスト低減を目指しています。
今回、「酵素サイクリング改良法」に適用した「マイクロ流体デバイス」を開発し、CHEMINAS48で発表しました。今後も、小型システムの開発を推進して参ります。
※CLOCK技術: https://www.yamanashi.ac.jp/28201
【生物物理学会 発表概要】
生物物理学会においては、最近、注目されている3つの項目「細胞から分泌されるエクソソーム内のタンパク質に着目した結果」、「アミロイドβ測定」、「感染症マーカーの高感度検出」について、早稲田大学(伊藤悦朗教授)と共同発表を行います。
中でも、エクソソームについては、がん細胞に注目して研究を行った結果、抗がん剤によりエクソソームが僅かに生き残った場合、細胞より分泌されるエクソソーム内のGRP78タンパク質が活性化され、周囲の細胞に悪影響を及ぼし、がん細胞の増殖を促進する可能性が示唆されることが判りました。
このように「酵素サイクリング改良法」を活用し、極微量タンパク質を測定することで、薬剤の作用を追跡するなど、未知領域の解析が行える可能性があります。これらの研究を進め、更なる生体現象の機構解析を推進して参ります。
CHEMINAS48
開催期間:2023年11月6日~8日(テクニカルセッション)、9日(テクニカルツアー)
開催地:熊本城ホール
公式ホームページ:CHEMINAS48(https://micro-nano.chips.jp/48/)
第61回 日本生物物理学会年会
開催期間:2023年11月14日~16日
開催地:名古屋国際会議場
公式ホームページ: 第61回日本生物物理学会年会(https://www2.aeplan.co.jp/bsj2023/)
BioPhenoMAについて
2023年4月創業したスタートアップ。早稲田大学 伊藤悦朗教授らが開発した「極微量タンパク質検出・定量」を行える基幹技術を有しており、極微量タンパク質の高感度定量サービスの提供、並びにそれを活用した医薬品、医薬部外品、試薬等の研究・開発支援の事業化を目指しています。
【会社概要】:
社名:株式会社BioPhenoMA(読み:バイオフィノーマ、英語表記:BioPhenoMA Inc.)
代表者:代表取締役 藤井直人
設立:2023年4月18日
資本金:101,984,609円
所在地:東京都新宿区西早稲田一丁目22番3号 早稲田大学アントレプレナーシップセンター
URL:https://www.biophenoma.com/
E-mail:info@biophenoma.com
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