茨城県にて女性のがん検診受診率向上を目指した令和5年度PFS事業の結果

乳がん・子宮頸がん検診未受診者に対して受診勧奨通知を郵送し、市町全体の乳がん・子宮頸がん検診受診率を前年度比約1.5倍に向上

医療費適正化のための健康づくり事業を展開する株式会社ORANGE kitchen（本社：東京都渋谷区、代表者：若子みな美）は、茨城県にて令和5年度に採択された「がん検診の認知度向上のための広報事業業務」にて、乳がん検診・子宮頸がん検診の受診率向上を目的とした未受診者への受診勧奨事業を実施し、事業を完了したことをお知らせいたします。

■ 事業概要について

本事業では、茨城県内の協力市町村の女性の乳がん検診・子宮頸がん検診の受診率を向上させるため、未受診者に対して、ナッジ理論を活用したがん検診の受診勧奨通知を郵送しました。

■ 勧奨通知デザイン

勧奨通知のデザインは、受け取った方が見やすいように工夫しています。はがきサイズではなく、A3サイズのカラー冊子とし、検診を受けることの大切さや検診予約の流れ、検診費用についてひと目でわかるデザインとしています。

実際に使用した受診勧奨通知デザイン

■ 事業の結果

2023年8月から2024年1月までに、2,435人の未受診者に勧奨通知を郵送し、2024年1月末時点で331人が受診ならびに受診予約を行いました（受診率14.0％）。その結果として、乳がん・子宮頸がんの両方のがん検診対象者の受診率が前年度比約1.5倍に増加しました。

■ 背景

日本の乳がん検診の受診率は47.4％、子宮頸がんの受診率は43.7％です。厚生労働省は、第4期がん対策推進基本計画にて、がん検診受診率を60％に向上させることを目標に掲げています(※1)。

また、乳がん・子宮頸がんは他のがんと比較して、若年層の有病率が高く、早期発見が重要とされています(※2, 3)。

このような状況を踏まえ、健康寿命の延伸のためにがんの早期発見・早期治療を促すため、本事業を実施いたしました。

※1：厚生労働省 「第４期がん対策推進基本計画について」（https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/001091843.pdf）

※2：ORANGE kitchen 調べ「子宮頸がんとがん予防」（https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/cervix_uteri.html）

※3：ORANGE kitchen 調べ「乳がん検診とがん予防」（https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/breast.html）

■ ORANGE kitchen について

ORANGE kitchenは「みんなが健康になる、社会がもっと明るくなる」という企業理念のもと、生活習慣病の重症化予防事業や、保険者の課題に特化した保健指導事業、ヘルスケアマーケティング事業、食を通した健康づくり事業等を展開しております。ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチの両輪を行うことで、日本の医療費適正化を行い、次世代にとって明るい社会を構築することを目指しています。

会社概要

社名　　：株式会社ORANGE kitchen

所在地　：〒151-0064 東京都渋谷区上原１−３−９

設立　　：2018年8月

代表　　：代表取締役 若子みな美 

HP　　  ：https://orangekitchen.co.jp