岸田政権の支持率下落の原因、「51.5%が減税政策ではない」と回答
(減税に関する1000人インターネット世論調査回答)
特に、岸田政権と減税政策に関する詳細な世論調査を実施し、同政権における減税政策に対する有権者の受け止めを分析いたしました。その結果を下記、取りまとめております。
(1)岸田政権の支持率下落原因は「減税政策そのもの」ではない
・「あなたは岸田内閣を支持しますか?」という設問に対して、「支持する」「やや支持する」の合計が16.8%、「あまり支持しない」「支持しない」の合計が74.7%。支持を不支持が大幅に上回る回答結果となっています。
・「岸田内閣が任期途中で退陣した場合、その原因は減税政策を主張したからだと思いますか?」という設問に対して、「そう思う」が11.0%、「そう思わない」が51.5%、「分からない」が37.5%。岸田政権の支持率下落の主因として、減税政策そのものが理由とは考えられていないことが分かります。
(2)岸田政権の所得税減税に対する「世代間のギャップが浮き彫りに」
・「あなたは岸田政権が提示した『所得税減税』政策を支持しますか?」という設問に対して、「支持する」「やや支持する」の合計が28.4%、「あまり支持しない」「支持しない」の合計が55.3%。支持を不支持が大幅に上回る回答結果となっています。
・不支持理由は1位「短期間の減税後にそれ以上に増税されることがわかっているから」53.6%、2位「岸田首相の減税政策が単なる選挙対策に思えるから」45.9%、3位「恒久減税または複数年に渡る減税を行うべきだから」29.8%であり、岸田首相の一時的なパフォーマンスに過ぎないと有権者が受け止めていることが分かります。
・年代別データでは、支持者は18歳~40代合計33.8%、50代以上の合計23.8%と所得税減税に関する世代間ギャップが背景にあることが分かりました。
(3)社会保険料・子育て財源については「総論賛成」「各論反対」
・社会保険料の引き下げについては全世代肯定的な評価を下しているものの、後期高齢者の窓口負担3割引き上げについては高齢者を中心に根強い反発があり、「反対である」「どちらかというと反対である」合計は60代・75.9%、70代以上・83.9%が存在しています。
・少子化対策の財源は「歳出削減によって賄うべきだ」34.5%、「経済成長による自然増収により賄うべきだ」24.2%が多く、「増税によって賄うべきだ」に関しては4.7%の回答者しか容認していません。
(4)約過半数45.6%の回答者は、岸田首相は「増税に関して国民の信を問うべき」と主張
・「政権与党がマニフェスト(選挙公約)に掲げていない増税を決定する場合、直近の国政選挙で国民の信を問うことについて」という設問に対して、「賛成である」「どちらかというと賛成である」の合計が45.6%、「反対である」「どちらかというと反対である」の合計が28.0%となっています。
<調査結果>
Q1 あなたは次回の衆議院選挙に投票に行きますか?
Q2 あなたは岸田内閣を支持しますか?
Q3 岸田首相が年内に解散総選挙を実施することに賛成しますか?
Q4 あなたが減税すべきと考える国税をお教えください。
Q5 あなたは岸田政権が提示した「所得税減税」政策を支持しますか?
Q6 Q5で「所得税減税」政策について「あまり支持しない」「支持しない」と回答した方に質問します。その内容について教えてください。
Q7 岸田内閣が任期途中で退陣した場合、その原因は減税政策を主張したからだと思いますか?
Q8 物価上昇対策として、基礎控除、給与所得控除等の額を引き上げること等による、所得税減税について、あなたの意見をお聞かせください。
Q9 あなたは社会保険料の引き下げに賛成ですか?
Q10 Q9で社会保険料の引き下げに「賛成である」「どちらかというと賛成である」と回答した方に質問します。あなたが引き下げるべきと考える社会保険料をお教えてください。
Q11 後期高齢者の医療費の窓口負担割合を一律3割に引き上げることについて、あなたの意見をお教えください。
Q12 少子化対策の財源についてあなたのご意見を教えてください。
Q13 政権与党がマニフェスト(選挙公約)に掲げていない増税を決定する場合、直近の国政選挙で国民の信を問うことについて、あなたのお考えをお教えください。
Q14 ライドシェアの解禁について、あなたの考えをお教えください。
Q15 あなたの支持政党を教えてください。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査(本調査)
調査設計:18~79歳の男女/全国/人口構成比割付
調査期間:2023/11/14 - 2023/11/16
抽出方法:大手世論調査会社モニターより適格者を抽出
有効回収数:1044s
調査ボリューム:15問
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