徳洲会とインドネシア「ハラパンキタ・徳洲会循環器病センター」建設へ
徳洲会が最大100 億円を無償資金協力し2026年の開院を目指す
徳洲会からは東上震一理事長、福田貢副理事長、大橋壯樹副理事長、インドネシアからはブディ・サディキン保健相やイワン・ダコタ国立ハラパンキタ循環器病センター最高経営責任者(院長)らが出席し、MOUの調印式を行いました。両国の関係発展等に資する取り組みであり、日本政府からも、外務省国際協力局国別開発協力第一課の鴨志田尚昭課長、厚生労働省医政局総務課医療国際展開推進室の中西浩之室長が来賓として出席し、祝辞を述べました。
「ハラパンキタ・徳洲会循環器病センター」は2026年中の竣工・運営開始を目指します。地上20階・地下2階、460床の医療機関となる見込みです。高度な医療を提供し、インドネシアにとどまらずアジア圏域で循環器医療のハブとなるセンターを目標に掲げています。なお、運営開始後は、徳洲会の医師ら医療従事者が日本の医療資格により、同センター内で医療等を行うことに関し、同国保健省から了承を得ています。
MOU締結を受け、関係者は次のようにコメントしています。
医療法人徳洲会・一般社団法人徳洲会 東上震一理事長
「インドネシアと徳洲会グループは、2004年から医療協力関係を結んでいます。われわれは徳田虎雄名誉理事長から『医療は日本国内だけでなく、世界に届けてこそ』と言われて育ってきました。2004年からの関係を継続した結果、今回、国立ハラパンキタ循環器病センターと提携し、新しい循環器医療の施設を作ることになりました。国立ハラパンキタ循環器病センターは心臓の手術を年間2,500件以上しています。当グループの若手医師にとっても、トレーニングするための良い施設であると言えます。これから関係を構築することは、私どもにとっても学ぶことがたくさんあります」
ブディ・サディキン保健相
「インドネシアでは年間55万人が心臓疾患にかかっています。特に小児の心臓疾患が多く、非常に重視しています。現在は年間200万人ほどが海外、特にマレーシアやシンガポールに医療を受けに行っています。インドネシア国民にとって、より近い場所で高度な循環器医療を受けられる仕組みを設立したいという思いが強いです」
イワン・ダコタ最高経営責任者(院長)
「徳洲会のトップクラスの医師のサポートを得ることで、ASEAN各国からインドネシアに医療を受けに来るようなセンターを目指します。医療だけでなく、サービスレベルも世界に通じるものを求め、また、教育・訓練に関する協力も結んだので、人材育成も力を入れていきます」
MOU調印式後に出席者で記念撮影
ブディ・サディキン保健相(右)と固い握手を交わす東上震一理事長
「ハラパンキタ・徳洲会循環器病センター」完成予想図
徳洲会グループについて
徳洲会グループは、“生命(いのち)だけは平等だ”の理念の下、「いつでも、どこでも、誰でもが最善の医療を受けられる社会」を目指しています。とくに、離島・へき地医療、救急医療は徳洲会の原点として精力的に取り組んでいます。また、疾病構造の変化に対応し、がん医療にも注力。さらに、先進的な医療や臨床研究・試験、慢性医療や予防医療も大きな柱に据えています。
海外では、途上国への病院建設支援や透析機器の寄贈、透析センターや看護学校の開設サポートなど、医療支援を積極的に実施。災害医療分野では、NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)が国内外の被災地にいち早く出動し、医療救援活動を行っています。
徳洲会は1973年に創立、現在、75病院を含む400余の医療・介護・福祉施設を全国展開しています。
徳洲会グループのWebサイト: https://www.tokushukai.or.jp
国立ハラパンキタ循環器病センターについて
国立の循環器病院であり、インドネシア各地から集まる重症患者に対応し、また、全国26 の循環器病センターの管理監督・指導を行うなど、インドネシアにおける循環器病の臨床、研究、研修の中心的役割を担っています。病床数は331床で、2016 年にはJCI 認証を取得しています。
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