髙松コンストラクショングループ「女性活躍推進フォーラム」実施
■女性活躍推進フォーラム開催の経緯
当社グループでは中期経営計画で掲げた「トップクラスのホワイト企業への挑戦」として様々な取り組みをおこなっています。その一環として、女性活躍推進に向けた数値目標・経営方針の周知、多様な人財の活躍に対する理解促進等を目的とし、グループ初となる「女性活躍推進フォーラム」を実施しました。当日はグループ全社から女性社員・経営層計111名が参加し、外部講師による講義やグループディスカッションをおこないました。
■当社社長髙松浩孝開会の挨拶
当社グループでは2023年4月に女性活躍推進委員会を設置しました。女性社員が自身のキャリアと向き合い、長期的な就業が可能な仕組みづくりを目指し、長期目標として「女性採用比率30%・女性社員比率30%・女性管理職比率30%」を定めました。この場にいる女性社員だけでなく、将来入社する社員含め、多様な人財が活躍できるよう、グループ全体で取り組んでまいります。
■当社社外取締役石橋の挨拶
2022年時点でプライム市場上場企業のうち約2割に女性役員がいない現状があるように、日本のダイバーシティ推進は世界標準で大きく遅れています。ただ、日本企業でも女性活躍推進に優れた上場企業で構成された「なでしこ銘柄」の株価指数平均はTOPIX平均を上回っていることがわかっています。今後、女性活躍推進に関する取り組みはますます重要になってくることが予想されます。初めての女性活躍推進に関わる大々的な取り組みということで、このフォーラムが今後の当グループの大きな第一歩となることを願っております。
■講義とグループディスカッション
外部講師による講義をおこないました。講義の合間でおこなったグループディスカッションでは、現状の働き方など、女性活躍について様々な意見が飛び交いました。
講義では;
・アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)は、男女問わず全員が持っています。
「組織のリーダーは男性が向いている」「育児期間中の女性は重要な仕事を担当すべきではない」などのジェンダー・バイアスは女性活躍の障壁となります。多様な価値観・考え方を持った個人であることに気づかなければなりません。ということや、
・平等と公平には違いがあり、ダイバーシティの推進には、個々の差異は考慮せず同じ環境に置くという平等ではなく、個々の状況に応じてサポートすることで機会を公平に与えることが不可欠であることについて学びました。
■参加者の声
・グループ会社の様々な環境で働く女性と話すことができ、有意義な時間を過ごせた。継続して実施してほしい。
・女性である自分自身も、無意識にアンコンシャス・バイアスの影響を受けていることに気づき、目から鱗だった。その払拭には他者との対話が不可欠であると、グループワークを通じて痛感した。
・非常に勉強になった。直属の上司や、自分と同程度のキャリアの男性社員にも参加してもらいたい。
■おわりに
中期経営計画は今年度で2年目を迎え、2024年度が最終年度となります。掲げた「トップクラスのホワイト企業への挑戦」として、引き続き多様な人財が活躍できるよう取り組んでまいります。
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