サイエンスアゴラin大阪
水都大阪のバタフライエフェクト〜いのちをめぐる人・まち・世界
2025年の大阪・関西万博「いのち輝く未来社会のデザイン」に向け、多様な価値観が交錯するラウンドテーブルとして2022年から中之島で開催する「サイエンスアゴラ in 大阪」。
今回は、3月15日(金)、大阪大学中之島センターを会場に、いのち、水環境、まちづくり、建築、防災等の専門家や実践者が集い、個々の研究や活動の点と点を繋げ、思考・思想の線や円を描き、対話の循環を通じて、一人と世界の関係性について考察を深めます。
近代以降、科学技術によって都市が整備され、人の寿命は延び、生活は便利で豊かになりました。その反面、自然や地球そのものを脅かす課題を生み出しています。さらに2020年代、人類はコロナウイルスによって、誰もが「助けを必要とする人」であることを学びました。今一度、一人ひとりが地球の上で生かされている「いのち」であるという意識に立ち返って行動することが求められています。
「バタフライエフェクト」とは、非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながり、一見関係のないようなことが、意外なところに影響を及ぼすということを意味する言葉です。一人ひとりの意識や行動が、社会・地球環境など、他の「いのち」に影響することを示唆しています。
つきましては、本イベントの積極的なご周知と当日のご取材・出席をお願いいたします。
日時 |
3月15日(金) 18:30 ~ 20:30 (18:15開場) |
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場所 |
大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール 大阪市北区中之島4-3-53 *YouTubeによるオンライン配信(無料)も行います |
対象者 |
どなたでもご参加いただけます(定員120名・要事前申込・先着順) |
参加費 |
無料 |
基調講演 |
堂目卓生(大阪大学社会ソリューションイニシアティブ⻑) |
登壇者 |
沖 大幹(東京大学総長特別参与、大学院工学系研究科教授) 永山祐子(永山祐子建築設計 代表) 杉本容子((株)ワイキューブ・ラボ 代表取締役/(一社)水辺ラボ 代表理事) 防災ファッションラボ(多田裕亮、古市優衣、松浦翔多朗) ファシリテーター:堂目卓生 |
お申込み |
特設サイト内のWEBフォームよりお申し込みください。 申込締切日 : 3月10日(日) 特設サイト : https://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/scienceagora_r06/ 電 話 : 06-6881-8113(時間:10時~18時/平日(土日祝日休み)) |
アクセス |
https://www.onc.osaka-u.ac.jp/access/ 住所:大阪市北区中之島4-3-53 |
主催・共催 |
主催:大阪大学21世紀懐徳堂 共催:科学技術振興機構、クリエイティブアイランド中之島実行委員会、アートエリアB1 |
特設サイト |
「サイエンスアゴラ」とは…
サイエンスアゴラは、科学技術振興機構(JST)が主催する科学と社会をつなぐ日本最大級のオープンフォーラムです。異なる分野・セクター・年代・国籍を超えた関係者をつなぎ、さまざまな人たちが各地で主体的に推進する活動の広場です。ウェブサイトでは、サイエンスアゴラの情報に加え、年間を通じた活動についても紹介しています。
https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/
講演者・登壇者プロフィール
堂目 卓生
1959年生まれ。1988年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。
経済学博士(京都大学)。専門分野は経済学史、経済思想。
立命館大学助教授、大阪大学助教授を経て、2001年より大阪大学教授。
2018年より同大学社会ソリューションイニシアティブ長を兼務、2019年同大栄誉教授。2019年に紫綬褒章を授賞。
2022年より同大学が推進するSDGsおよび2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の推進担当の総長補佐。
主な著書に『Political Economy of Public Finance in Britain 1767-1873』(Routledge、日経・経済図書文化賞)、
『アダム・スミス──「道徳感情論」 と「国富論」の世界』(中央公論新社、サントリー学芸賞)など。
沖 大幹
1964年東京生まれ、西宮育ち。博士(工学、東京大学)、気象予報士。
2016-21年には国連大学上級副学長を兼務。2020年より現職。専門は水文学で地球規模の水循環と世界の水資源を研究。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書統括執筆責任者、国土審議会委員ほかを務めた。書籍に『水の未来─グローバルリスクと日本』(岩波新書)、『水危機 ほんとうの話』(新潮選書)など。生態学琵琶湖賞、日本学士院学術奨励賞など表彰多数。2020年10月より日本学術会議会員、ローマクラブ正会員。
2021年国際水文学賞Doogeメダル、2023年ヨーロッパ地球科学連合John Dalton Medal。
2021年10月より東京財団政策研究所研究主幹(非常勤)として「未来の水ビジョン」プログラム担当。
水文・水資源学会会長。
永山 祐子
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。
主な仕事に「LOUIS VUITTON京都大丸店」「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK」「膜屋根のいえ」「東急歌舞伎町タワー」など。
JIA新人賞(2014)、WorldArchitecture Festival 2022 Highly Commended(2022)、iF Design Award 2023 Winner(2023)など。
現在、2025年大阪・関西万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオンin collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。
杉本容子
1975年生まれ。2004年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程単位修得退学。工学博士。
一級小型船舶操縦士。国内旅程管理主任者。
株式会社ダン計画研究所研究員・研究主査、大阪府府民文化部都市魅力創造局都市魅力課都市魅力プランナー、大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員を経て、2011年株式会社ワイキューブ・ラボを設立。
大阪・関西を中心に活動するまちづくりのコンサルタント。水辺の魅力づくりを得意とし、大阪市との事業協定にもとづく、規制緩和スキームから生まれた新しいパブリックスペース「β本町橋」の運営や、水辺関連の調査を中心に活動。「水都大阪」の都市開発プロジェクトに長年携わっている。
防災ファッションラボ「万博×環境 未来を描こうプロジェクト」(万博未来研究会)防災班ユースメンバー
大阪府主催『万博×環境 未来を描こうプロジェクト』にてアーバンリサーチと協働し、防災とファッションを考える「BOSAI FASHION LABO」を2021年9月1日「防災の日」に設立。“身に付けたくなる防災アイテム”“もしものときに役立つファッション”をテーマにした「第1回 防災ファッション アイディアコンペティション」の入賞作品が商品化・販売される。2025年の大阪・関西万博では、大阪を防災のモデル都市として世界にアピ―ルすべく、アイデア実現に向けて、企業との意見交換や自治体への提案等、日々活動に励んでいる。
登壇者:多田裕亮(社会人一年目)、古市優衣(京都府立大学院二回生)、松浦翔多朗(桃山学院大学一回生)
https://sites.google.com/view/osaka-bosai/project/osaka-pref
タイムスケジュール
18:30 |
全体説明 |
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18:32 |
開会挨拶 泉谷八千代(大阪大学理事、大阪大学21世紀懐徳堂学主) |
18:35 |
登壇者紹介 |
18:37 |
基調講演 |
19:00 |
ディスカッション 「水都大阪のバタフライエフェクト〜いのちをめぐる人・まち・世界」 登壇者:沖 大幹、永山祐子、杉本容子、防災ファッションラボ ファシリテーター:堂目卓生 |
20:25 |
閉会挨拶 塩崎正晴(科学技術振興機構 理事) |
20:30 |
終了 |
特記事項
プログラム内容等は、予告なく変更/中止させていただく場合がございます。
予め、ご了承願います。
本リリースに関する問い合わせと取材申し込み先
大阪大学21世紀懐徳堂 木ノ下智恵子 准教授
E-mail: scienceagora@21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp
※本イベントについて、ご取材いただける際は、会場設営の関係上、3月8日(金)までに上記メールアドレス宛に報道機関名(番組名)、氏名、ご連絡先をご連絡いただきますようお願いいたします。
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