事業開発×AIの未開拓領域に「Deep Out」と名付けた

コーディングよりも事業開発にこそAIの価値がある——145時間のAI協働から393件のアイデアを生んだ方法論とツールを無償公開

株式会社らしく

AIによるコーディング支援は、すでに市場が確立されている。しかし、事業開発——組織・顧客・財務・競合を横断する知的作業——にAIとの協働を持ち込み、方法論として体系化・公開している事例は、現時点では見当たらない。

一人の経営者が、月額100ドルのAIエディタとの協働で、25日間・145時間に393件のアイデアを生み出した。うち9件は特許取得が可能なレベルと評価され、現在2件を出願準備中。通常の業務生産性の32倍——しかし最も重要な発見は数字ではなく、モデルを変えず、対話の文脈を深めるだけでAIの振る舞いが変化したことだった。

AIの出力を向上させるアプローチは、より高性能なモデルの開発——Scale Out(規模の拡張)——に集中してきた。Deep Out(深さの拡張)は、もう一つのアプローチだ。モデルを変えず、人間とAIの文脈を深めることで、出力の質が変わる。その掛け算から、個人が組織を凌駕する価値が生まれる。

コードを書く × AI vs 事業を創る × AI

どのように始まったか

2025年夏。東京のマンションのダイニングテーブルで、一人の経営者がAIとの協働を始めた。

佐藤純也(Jay)。リクルート、Oracle(JDEdwards)、Google(DoubleClick)、Salesforceを経て、現在はITコンサルティング会社を経営する。AIの研究者でもエンジニアでもない。使ったのは、月額100ドルのAIエディタ。

一般的なウェブ版AIでは、良い回答が出てもコピー&ペーストで手元に保存するしかない。会話を重ねても、前回の文脈は引き継がれない。佐藤が使ったClaude Code(Anthropic)は、パソコン上のファイルを直接読み書きできるAIエディタだ。事業計画、競合分析、特許戦略、財務モデル——あらゆるドキュメントをAIと共有しながら、1時間単位で思考を積み重ねた。

25日間・145時間の集中的な対話から、393件のアイデアが生まれた。うち9件は特許取得が可能なレベルと評価された。通常の業務生産性と比較して、32倍。生まれたのは「速い作業」ではなく「一人では到達できない構造的な着想」と「その創出密度」だった。

0.9件/日→28.7件/日 | 創出密度が32倍

モデルを変えず、ファインチューニングもせず、対話の文脈を深めるだけで、AIの振る舞いが変化した——この現象を、佐藤は「在文脈適応(In-Context Adaptation)」と名付けた。

月額100ドルのAIエディタで事業開発を行っている実際の画面(Claude Cowork / Claude Code)

ブログやSNSの断片では届けきれなかった。潜ってみつけた鉱脈があまりにも巨大だったからだ。読者にも追体験していただき、わからないことも含めてありのままを共有することが、次のステップに踏み出せるアプローチだと考えた。

書籍という最初のアウトプット

『Deep Out — はじまりの航海日誌』 人間×AIの1,000時間が見つけた鉱脈

書名:『Deep Out — はじまりの航海日誌』 人間×AIの1,000時間が見つけた鉱脈

著者: 佐藤 純也

発行日: 2026年3月17日

形式: Kindle電子書籍 / Kindle Unlimited対応

Kindle: https://www.amazon.co.jp/dp/B0GSWH6HYG

URL: https://deepout.org/

本書は、完成された理論ではなく「航海日誌」として記録されている。通常のビジネス書とはだいぶ異なり、前半は未踏の領域を手探りで探検していく冒険書のような読み味だ。

一つ、エピソードを共有する。佐藤がAIと見出した方法論に基づいたシステムの開発を始めるとき、ふと思いついた。「開発フェーズに、創世記とかカンブリア紀みたいな名前をつけたら面白くないか」——楽しく進めたい、ただそれだけの軽い思いつきだった。ところがAIはこの着想を本気で受け取り、地質時代の本質を開発方法論にマッピングした。「創世記」で基盤をつくり、「カンブリア紀」で多様な機能を実験的に開発し、性能の出たものだけを採用する——あのカンブリア爆発の進化戦略そのものだ。投げたのは「面白くないか」の一言だけ。それが、画面の上で体系的な方法論に結晶化していた。

25日間・145時間のデータ、393件のアイデアの分析、在文脈適応の発見プロセス——すべてが時系列で追体験できる構成となっている。

付録には「CycleGen Core」(協働プロトコルの設定ファイルとクイックスタート)を収録。読者が自身のAI環境で即座に実践を開始できる。書籍内付録の「7CYCLEチャレンジ」では、Claude Codeに限らない各種AIエディタにCycleGenをアドオンし、AIと文脈を共有・蓄積しながらの事業開発や書籍執筆などを実践できる。

有識者からの推薦

宇陀 栄次 氏
元米国Salesforce.com EVP / 元セールスフォース・ドットコム日本法人 代表取締役社長兼CEO / ユニファイド・サービス株式会社 創業者・代表取締役社長

「AIの分野では、様々なサービスが出ているが、未だ日本発の力強いものが無い。これから日本が独自にAIを開発することも容易ではない中で、むしろ日本の言語、文法、文化や慣習などを反映した協働の方法論を全てのAIに共通的に組み込むことが、日本社会の発展にAIを上手く活用出来ると考えている。その基盤を構築する事業であり、企業の事業戦略などの分野への活用も期待出来る。」

社会基盤として、オープンソースで無償公開する

Deep Outの方法論は、一人の体験に閉じるものではない。

佐藤が9ヶ月間の協働で体系化した方法論「CycleGen」——1時間単位のPDCAサイクルを反復し、人間とAIの文脈を蓄積する協働プロトコル——のコア機能と方法論を、オープンソースで無償公開する。経営戦略・事業開発・教育・調査研究・PR・マーケティングなど、あらゆるナレッジワークに適用できる。

この方法論を社会基盤として維持・発展させるため、一般社団法人Deep Outを2026年4月中旬に設立予定。書籍の出版と合わせて、deepout.orgでの情報発信も開始した。

書籍の英語版は4月下旬の公開に向けて準備を進めている。

一緒に深めてほしい

Deep Outは、始まったばかりだ。

書籍は最初のアウトプットにすぎない。この航海日誌を読んで「自分もやってみよう」と思った人が、実際に始められる環境を整えていく。それがDeep Out Foundationの役割である。

あなたの組織のAI活用は、個人の頭の中に閉じていないだろうか。佐藤が一人で到達した場所に、あなたの組織が組織ごと到達したら、何が起きるか。

佐藤が社会人初期を過ごしたリクルート社での切磋琢磨なくして、この航海はなかった。かつての仲間たちに向けて、特別なページを用意した。
https://deepout.org/special-r
ページにアクセスすると、合言葉が求められる。ヒントはページに記してある。

本件に関するお問い合わせ

株式会社らしく(RASHIKU Corporation) 代表取締役 佐藤 純也

Email: signal@deepout.org

URL: https://deepout.org/

※ 一般社団法人Deep Outは2026年4月中旬に設立予定。

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会社概要

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URL
https://www.rashikucorp.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿1-19-19 恵比寿ビジネスタワー10階
電話番号
03-4500-8942
代表者名
佐藤 純也
上場
未上場
資本金
600万円
設立
2011年12月