簡単置くだけコスパ良し!農薬いらずの誘引剤&捕獲器が進化中!農林水産省スクミリンゴガイ防除対策マニュアル(移植水稲)掲載商品!ジャンボタニシトラップ『スクミッチシリーズ』新商品・新ラインナップ発売開始
お客様の満足と地域貢献を両立。環境に配慮した製品づくりにも注力し、無農薬・有機農家様に貢献。
≪ 沿革 スクミッチ・スクミッチフード ≫
2021年 6月 自社商品 ジャンボタニシ捕獲器 考案
2021年 8月 佐賀大学へ相談し、奈良女子大学の紹介を頂き共同研究開始
2021年 12月 イノベーション創出強化研究推進事業参画
2022年 2月 『スクミッチ』誕生 ※実用新案登録第3237282号 ➡ 特許出願中
A-DEFENCE(自社ブランド)を立ち上げる
2022年 3月 関西農業WEEK出展 『スクミッチ』 販売開始
2022年 3月 直販ECサイト(A-DEFENCE)オープン
2023年 5月 九州農業WEEK出展 『スクミッチ新商品』 案内
2023年 6月 農水省スクミリンゴガイ防除対策(移植水稲)掲載
2024年 2月 スクミッチシリーズ 新仕様・新ラインナップにて販売予定
■ 産学連携で製品開発
多彩なプラスチック成形技術を生かし、LEDランプなどの自動車部品から家電関連部品に至るまで、さまざまな製品を手がけています。当社は自社工場を運営しており、原材料開発・調達から成形、加飾(印刷・塗装)、組立、出荷輸送までを一貫して引き受ける。この一貫生産システムの構築が、顧客への高品質、低コスト、即応生産のサービス提供を可能とし、メーカーとしての同社への評価につながっている。そんなプラスチック成形の専門集団が、コロナ禍を契機に、農業という新たな事業領域へと踏み出しました。
「コロナ禍で、世界的に半導体不足や陽性者の発生にともなう工場の操業停止が相次ぎました。当社でも状況は同じで、コロナ禍でいかに受注基盤を維持し成長させていくかを考えた結果、選択肢の1つとして挙がったのが、農業における害虫・害獣対策支援でした」(当社代表取締役社長・干川量也)
良好な自然環境下にあるみやき町に本社を構え、40年以上にわたって事業活動を行ってきた同社にとって、農業分野における新製品の開発・普及は、地域貢献も重要視しています。同社は地元農家様やJA様から、ジャンボタニシによる稲作被害が相応にあることを聞き、知見を得るため、佐賀大学を訪れました。
「佐賀大学では、薬剤を使用せずにジャンボタニシを捕獲・駆除する農業技術の研究が進んでいます。佐賀大学の研究内容は、製品製造を進めるにあたり、大変参考になりました。そして、奈良女子大学の遊佐陽一教授をご紹介いただいたことで、開発は一気に進み、ジャンボタニシ用トラップ『スクミッチ』を完成させることができました」(当社代表取締役社長・干川量也)
ジャンボタニシが稲作に最も被害をもらすのは、田植え時期から6月ごろにかけてだという。そのため、2021年夏ごろに企画が立ち上がってから商品化まで、約半年という急ピッチで作業は進められた。
こうして、産学連携によって誕生したスクミッチ。【全商材特許出願中】ジャンボタニシ(学名:スクミリンゴガイ)がミチミチ(満ち満ち)と捕獲できるという意味を持つ同製品が、日本の食卓を支える農家の悩みを解消します。
■ 低コストかつ高効果
スクミッチの効果範囲は約15メートル。目安として水田1反に3カ所の設置で、ジャンボタニシによる食害を最小限に抑えられる計算だ。使い方は簡単で、田植え後、水が張られた田んぼにスクミッチを設置するだけとなっている。
スクミッチの構造も、シンプルで機能的だ。中心部には、ジャンボタニシを誘い込む誘引剤「スクミッチフード(水に溶け、環境に優しい材料)」のエサ置きカゴが備え付けられ、両端のジャンボタニシ侵入口には郵便ポスト状のトラップを採用するほか、側面にはジャンボタニシが嫌う銅線を組み込み、一度入ったら逃げられない構造だ。また、外装が透明のため中身の確認が簡単で、アタッシュケースタイプのため持ち運びも容易だ。
スクミッチの耐用年数は約5年あり、リーズナブルな価格帯と誰にでもすぐに使用できる手軽さで、2022年3月にインテックス大阪(大阪市住之江区)で開催された農業と畜産の総合展「農業Week」、2023年5月のグランメッセ熊本(熊本県益城町)で開催された「九州農業WEEK」地元テレビ局でも取材申込があり、全国的に注目も集めました。
また、今年も5月の「J AGIRI 」展示会に出展となります。
「ジャンボタニシの被害撲滅に向けては、農林水産省もイノベーション創出強化研究推進事業に選定するなど注力しており、佐世保工業高等専門学校など、産学官それぞれで取り組みが進んでいます。スクミッチに関してはお問い合わせも多くいただいており、今後、農家の皆さんの声も参考にしながら、改良を加え、より良い製品にしていきたいと考えています」
みやき町の“プラスチック屋”から、全国の農家に向けて提案された、置くだけという新しい防除の在り方。米の収穫量向上と経費削減に貢献する同社のスクミッチの効果に、大きな期待が寄せられています。
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