工芸の五月関連イベント【染織作家 本郷孝文の仕事】2024年4月27日(土)〜5月6日(月・祝)長野県松本市にて展覧会を開催
かつて松本が絹の産業で栄えていた頃の貴重な歴史を知る本郷織物工房。当時の佇まいがそのまま残る工房は、どこか懐かしい空気が漂い、時を遡ったような感覚に陥ります。
工房の三代目である本郷孝文先生は25歳で染織の道に入り、これまでに美しい作品を数多く生み出してきました。その手仕事には積み重ねられてきた技と美を感じ、作品を手にした瞬間に人は言葉を失います。
「本郷孝文」という染織家が絶え間なく挑み続けてきた経験と、美しいものをつくり出そうとする深い思考の積み重ねが「着物」という形となって現れたとき、それは美しいメロディが心に響いてくるかのようです。
実用の着物として着心地を大切に制作されてきた本郷先生の着物は、それを身にまとう人がいることによって完成し、その人と共に年月を経て手仕事は生き続けます。
美しい手仕事の集積がいつまでも引き継がれることを願い、本郷先生の仕事をご紹介致します。
□ー染織作家 本郷孝文ー□
1944年長野県松本市生まれ。
大学進学とともに映画映像の世界に身を投じる。
25歳のときに実家に戻り、織の世界に入る。
実家は三代続く機屋。 民藝運動の創始者、柳宗悦氏の甥、染織界の大家柳悦博氏を師と仰ぐ。
開催概要
会期|2024年4月27日|土|―5月6日|月|
会場|高美屋文庫 長野県松本市中央2丁目2−6 高美書店ビル 中2階
地図|https://maps.app.goo.gl/Mx4QrnLZ8VfzpUqu5
開館時間| 11:00〜18:00
休館日|5月1日(水)
入場料|無料(関連イベントがございますので下記をご参照ください。)
主催|ギャルリ灰月 re◁un|リアン
会期がゴールデンウィーク期間となります。
北アルプスや美ヶ原高原など、雄大な自然に囲まれている長野県松本市。
1504年に築城された「国宝松本城」がある城下町として、約400年栄え続けてきた歴史ある都市です。
豊かな自然に囲まれ、歴史的な史跡が多く存在する松本へ、観光シーズンであるゴールデンウィークにぜひお越しください。
関連イベント
▼トークショー [本郷孝文と美しい手仕事の集積]
古くから絹産業で栄えた松本市は、かつては養蚕業から始まり、染めや織りを専門とする工房が多くあり職人がいました。しかし、日本人の生活様式の変化と共に着物文化は衰退し、工業化した合成繊維の普及などにより、丁寧な手仕事の継承は困難を極め、衰退傾向にあります。
本郷先生が織物とともに紡いできた55年間の年月を振り返ると共に、美しい手仕事について、そして次の担い手についてお話を伺います。
日時|4月29日(月) 11:00〜12:00
会場|高美屋文庫 松本市中央2丁目2−6 高美書店ビル 中2階
参加費|1,000円
お支払い方法|当日現金でお支払いください。
定員|30名
予約|下記フォームから
または下記メール・電話でお申し込みください。
※トークショーはご予約が必要です。
※定員30名以上のお申し込みがあった場合は先着順とさせていただきます。トークショーのお申し込みはこちらから。
↓↓
https://forms.gle/bmtkFpBYmjnjrH5c7
▼オープンアトリエ[染織家の工房を訪ねる]
多くの染織家を育て世に送り出してきた工房には、大切に受け継ぎ使い続けられてきた機織り機や、手直しされた道具たちが静かに佇んでいます。歴史ある工房をご見学いただき、本郷先生にも直接お話を伺うことができます。ぜひ足をお運びください。
オープンアトリエ1回目|4月29日(月)13:00〜16:00
オープンアトリエ2回目|5月3日(金)10:00〜16:00
会場|本郷織物研究所 松本市清水1丁目1−23
地図|https://maps.app.goo.gl/Zg6NHTkYVhuo5Acb9
入場料|1,000円
お支払い方法|当日会場にて現金でお支払いください。
■機織り体験会■
本郷先生が使用している機織り機で、機織りをご体験いただけます。
※オープンアトリエは、予約不要です。ご自由にご入場いただけます。
参加申し込み
トークショーのお申し込みはこちらから。
↓↓
https://forms.gle/bmtkFpBYmjnjrH5c7
メール|reun.matsumoto@gmail.com
電話|090-7010-9900(伏見)
展覧会ホームページ|https://hongotakayuki.studio.site
主催者
■ギャルリ灰月
代表:滝澤 充恵
〒390-0811 長野県松本市中央2丁目2−6 高美書店2F
ホームページ:https://galerie-kaigetsu.com/wp/
Instagram:https://www.instagram.com/galerie_kaigetsu/
■文化・芸術による学びの場をつくる re◁un|リアン
共同代表:滝澤 充恵・中山 英子・伏見由紀
工芸の五月とは
江戸時代、松本は各地から集められた匠たちがたくさん居住する城下町として栄えました。
戦後には、柳宗悦の唱えた「民藝運動」に共感した人たちによって、木工、染織をはじめ、活発な工芸品製作がこの地でおこなわれ、こうした工芸と地域との長い関わりが礎となって「クラフトフェアまつもと」も生まれました。
「工芸の五月」は、2007年にスタートしました。
松本と工芸の深い関わりに着目し、そこに新たなエネルギーを加えようという企画です。
工芸というと堅苦しい印象もありますが、つまりは暮らしの道具や生活品のこと。
毎年五月を「工芸月間」とし、松本のさまざまな会場で工芸の企画展が開かれます。
工芸の五月開催期間|2024年4月29日(月祝)〜5月31日(金)
松本市内のギャラリー・ショップ、市の施設など約50か所で関連企画が開催されます。
※クラフトフェアまつもとは、いよいよ今年40回のアニバーサリー!
5月25日(土)・26日(日)に開催予定です!
25日(土)10:00~18:00
26日(日)10:00~17:00
工芸の五月公式サイト:https://matsumoto-crafts-month.com/
クラフトフェア松本公式サイト:https://craftsfair.matsumoto-crafts.com/
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