桜の木を食い荒らす「クビアカ」の被害に地理的な境界無し。美しい桜の木を次世代に引き継ぐための第一歩として日本ワイドクロスが防虫ネット施工費用のクラウドファンディングを開始
CAMPFIREにて桜を外来害虫の被害から守るためのクラウドファンディング開始
日本ワイドクロス株式会社(本社:大阪府柏原市、代表取締役社長:廣橋 寿祥)は、外来害虫の防除対策を桜の木に施す費用のクラウドファンディングを2024年5月8日にCAMPFIREにて開始いたしました。
2024年の春、全国各地で咲き誇る桜をひと目見ようと、国内のみならず外国からも多くの人が訪れました。一方、桜の内部を食い荒らす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」(通称・クビアカ)の生息域が年々拡大し、日本の桜が危機にさらされています。その生息域はロシアからベトナム、日本地図で見ても北海道から沖縄まですっぽり入ってしまうほどの勢いで、サクラ、モモ等のバラ科の樹木が食害を受けていて、多くの樹木が枯死してしまっている危機的な状況です。
しかし、桜を管理する地方自治体には桜の保全予算が十分に無いことが多く、クビアカ対策の施策になかなかお金をかけるのが難しいというのが現状です。
そこで、日本の春の風景のシンボルでもある美しい桜並木を次世代に引き継いでいきたいという思いから、クビアカの被害を食い止める自社製品の「クビアカガードネット®」の施工によって、先ずは本社がある大阪府柏原市の竜田古道の里山公園の桜を守るため、柏原市の協力の下、クラウドファンディングの実施を決意しました。一人でも多くの方にご支援・ご協力をいただき、皆様と共に日本の桜がいつまでも咲き続けるための第一歩を踏み出せればと思います。
■柏原市長 冨宅正浩様 クラウドファンディング応援メッセージ
この度、本プロジェクト実施にあたり、柏原市長 冨宅正浩様より応援のメッセージを頂きました。
日本ワイドクロス株式会社 代表取締役社長 廣橋寿祥様
外来害虫「クビアカ」の被害から日本の桜を守りたい!プロジェクトへのメッセージ
今回、日本ワイドクロス株式会社様が、柏原市において桜を守るプロジェクトを実施していただきますことにつきまして大変感謝しております。
ここ数年、柏原市においても、クビアカツヤカミキリによる桜などへの被害が増加しており、対策に苦慮しているところです。
このプロジェクトを実施することによって、「竜田古道の里山公園」の桜の木が1本でも多く守られ、柏原市の桜の名所の一つとして多くの方に喜んでいただければと思っておりますので、たくさんの皆様のご支援をよろしくお願いいたします!
令和6年5月8日
柏原市長 冨宅正浩
■今後の展望
クビアカの被害は全国的に増えていますが、その対策に十分な予算を確保できない地方自治体も多くあります。まずは日本ワイドクロス株式会社の本社がある柏原市を皮切りに、全国の地方自治体と協力して日本の桜を守るプロジェクトを進めていきたいと考えております。
CAMPFIREクラウドファンディングページ
https://camp-fire.jp/projects/view/759061
■クビアカツヤカミキリとは
原産地:中国、朝鮮半島、ベトナム等
体長:2.5~4cm
特徴:成虫は全体的に光沢のある黒色で、胸部(首の部分)が赤い
生態:幼虫は樹皮下を広範囲に食い散らかし、フラス(木くず・フン)を排出しながら2~3年生息し、成虫となります。他のカミキリ虫に比べて非常に繁殖力が強く、対策が遅れると大量発生する恐れがあり、「特定外来生物(生態系や人の生命や・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの)」に指定され、防除の対象となっています。
<クビアカのオスとメス>
■クビアカによる被害状況と対策
クビアカに寄生された樹木は、幼虫に木の内部を食い荒らされるため、衰弱して枯死してしまいます。落枝、倒木等による人的被害のおそれとともに、サクラ並木や農作物(モモ、ウメなど)などに被害が拡大しています。クビアカに桜の幹の中を食い荒らされ、地元に長く愛された桜並木が伐採される地域もあるなど、桜の生育や美観に深刻な影響を与えています。
現時点の対策は、被害樹の伐採や、薬剤による幼虫と成虫の防除が中心ですが、決定打とはいえない状況で、物理的な防除との組合せが必須だと専門家の間でも言われています。物理的な「ネット防除」は、ネット被覆はいわゆるインフルエンザ予防のマスクと同じ効果があり、産み付けられて成虫になったクビアカの脱出を防止して被害を拡散させない。新たに産卵・加害されない事を目的に広く実施されてきました。
しかし、当時の網の目の間から産卵されてしまったり、成虫に噛み切られてしまったり、中が見えにくい等の課題がありました。そこで、これら課題を解決するべく新たに開発した「クビアカガードネット®」は、桜の木をはじめ、主枝が何本もあるためにネットを巻くのが難しいとされてきた桃や梅などの果樹も対策が可能となりました。
クビアカの被害状況:https://www.sunsunnet.co.jp/cms/uploads/6.pdf
■クビアカガードネットとは
クビアカ対策の1つである「ネット防除」は、ネット被覆はいわゆるインフルエンザ予防のマスクと同じ効果があり、産み付けられて成虫になったクビアカの脱出を防止して被害を拡散させない。新たに産卵・加害されない事を目的に広く実施されてきました。弊社が開発した「クビアカガードネット®」はクビアカツヤカミキリ専用の侵入・産卵脱出抑制ネットです。
特長①嚙み切られにくい
…この商品はクビアカの生態を調べ試行錯誤し、目合いが0.4mmに設計しています。目合い0.4mmのネットだとクビアカの産卵管を通さない上に、成虫はネットの目合いが細かいとネットを容易に噛み切ることができません。また、この0.4mm目合いの防虫ネットは、コナジラミやアザミウマ対策、農薬が使えない公園などのカシノナガキクイムシ対策で15年以上使われてきた実績もあります。
特長②ネットの中が見えやすい
…成虫やフラスがネットの外から容易に確認でき、タイミングを逃さず、薬剤注入処置や成虫捕殺ができます。また、黒色は景観に馴染みやすく、樹木にマッチします。
■クラウドファンディングで実現したいこと
柏原市竜田古道の里山公園の桜の木を守るため、皆様から寄付していただいた支援金は、クビアカガードネットの施工費用に使用させていただきます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
・目標資金…50万円(約30本目標)
・資金の使い道…施工人件費※目標金額を超えた場合、プロジェクトの運営費に充てさせて頂きます。
・施工時期・・・7月頃
・施工箇所…柏原市:竜田古道の里山公園
https://maps.app.goo.gl/STUHcsb73z75g1q5A
■お問い合わせ
日本ワイドクロス株式会社
〒582-0001 大阪府柏原市本郷3丁目784番地
TEL:072-971-5144(代)
FAX:072-971-5561
HP問い合わせフォーム:
https://www.sunsunnet.co.jp/widecloth/contact/index.php
すべての画像