【福島県矢吹町】「矢吹町デジタル田園タウン構想事業(行政DX・地域DX)」に取り組んでいます!
職員の意識改革から住民サービスのデジタル化まで、行政・地域の両輪でDXを推進 ~行政DXと地域DXの融合による持続可能な町づくりへの挑戦~
本町は、人口減少・少子高齢化など、様々な地域課題を解決するため、また町民の利便性向上および庁内の業務効率化を目的として、デジタル技術を活用することにより、人々の生活をより良いものへと変革することを目指しています。そのため、住民本位での持続可能な行政サービスの提供と共生社会の実現に向けた取組を、総合的かつ計画的に推進すべく、令和3年度に「デジタル田園タウン構想事業基本方針」を策定いたしました。本事業では、誰一人取り残さない持続可能な地域の再構築と経済発展の実現に向けて取り組んでおり、今後、プレスリリースやSNS等を通じて各取組の情報発信を強化していきます。
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福島県矢吹町について
矢吹町は福島県の南部、北緯37.12東経140.20に位置しています。町の総面積は60.40km2で、ほとんどがなだらかな地形をしています。三方を阿武隈川、隈戸川、泉川が流れ、羽鳥ダムの水を利用した農地が町の面積の半分以上を占めています。空港・高速道路・鉄道の交通体系に恵まれているほか、町内を国道4号が通り、主要地方道四本が集結するなど、南東北の玄関口として、産業・流通ともに重要な役割を担っています。特に東北自動車道~福島空港~磐越自動車道を結ぶ高速交通ネットワーク「あぶくま高原道路」を形成したことにより、各地域へのアクセスが充実しています。
【取り組み紹介】
<取組1>行政DX
「職員の意識改革と行動変容」と「業務の棚卸し(可視化)とBPR」を軸に各具体策に着手
・行政サービスの向上
・公務能率の向上
・「ウィズコロナ」対策
・デジタル基盤整備
・職員向けDX研修
・kintoneアプリ開発による業務効率化
<取組2>地域DX
「誰ひとり取り残さないこと」と「デジタル化の恩恵を実感できること」を軸に各具体策に着手
・矢吹町特有の課題を解決するためのデジタル実装
・矢吹町内のデジタル人材の確保
・矢吹町のデジタル実装を支えるデジタル基盤の整備
・持続可能であり、包括的かつ相互性のある地域社会の実現
●具体的な取組
(1)データ連携基盤を活用した「ライフログモデルによる共助型社会」の創出事業
▶ 都市OS(地域データ連携基盤)によるスマートシティの推進
国のデジタル田園都市国家構想(デジタル技術の活用により、地域の個性を活かしながら、地方の社会課題の解決、魅力向上を実現し、地方活性化を加速する)に基づき、都市や地域のデータを収集し、統合・分析・可視化する都市OSを導入します。これにより、データに基づいた意思決定、住民サービスの創造や効率的な都市運営を図り、人にやさしいまちづくりに向けたスマートシティの推進に取り組みます。
▶ 産・官・学のコンソーシアム(共同企業体)による共助型社会の実現
子どもたちの可能性を広げる住民サービスを提供し、地域課題の解決と地域幸福度(Well-being)の向上を目指します。産業界、行政、大学が協力するコンソーシアム体制のもと、都市OSと連携した3つのデジタルサービスを提供し、共助型社会の実現に向けてデジタル技術を活用した取組を進めます。
▶ 同規模自治体と協力した広域連携
東京都狛江市と共同で都市OSの導入やサービスの共有を行い、効果的な取組を実現しながらコストを軽減します。都道府県を跨いだ連携事例はまだ少ないことから、今後はこの取組が全国的な取組の一助となるように努力します。
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(2)スポーツ×デジタル振興プロジェクト
元プロ野球選手の中畑清氏や、陸上競技女子400m日本記録保持者であり国際スポーツ大会にも出場経験のある千葉麻美氏を輩出するなど、スポーツが盛んな本町では、「誰もがそれぞれのカタチでスポーツや運動を楽しめる町として〜多くの人が集まり賑わう町へ〜」をビジョンに、スポーツを軸にした地域課題の解決に取り組んでいきます。この際、デジタル技術を活用し、スポーツとデジタルそれぞれの価値を掛け合わせ、町内の施設等を有効に活用しながら、子どもから高齢者まで、様々な世代が取り組める事業を展開します。
・矢吹町スポーツ×デジタル振興プロジェクト
https://www.town.yabuki.fukushima.jp/page/page009771.html
2024年11月に開催、機運醸成を目的にした「YABUKIストリート陸上」
(3)AI活用型オンデマンドバス事業
高齢化社会に向けた生活利便性向上のため、平成30年に「矢吹町公共交通ネットワーク検討協議会」を設置し、政策展開を進めてきました。しかし、人口減少や新型コロナウイルスの影響により公共交通を取り巻く状況が厳しさを増す中、令和5年9月に「矢吹町地域公共交通活性化推進協議会」を設置。地域特性に応じた生活交通の確保やMaaSなどの新たなサービスを視野に入れた持続可能な公共交通ネットワークの構築を目指しています。
・AI活用型オンデマンドバス「のるーと矢吹」開始
https://www.town.yabuki.fukushima.jp/page/page010486.html
■その他の取組については下記をご覧ください。
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