木材を活用したカーテンウォールと京都府内産木材を使った木造3階建てテナントビルを京都・向日市に建築、6月14日,15日に構造見学会を開催
地元の木を活用し、環境保全に繋がるSDGs事業木造ビルにおける木質ファサードの新たな可能性
株式会社リヴ(本社:京都府向日市寺戸町七ノ坪141、代表取締役:波夛野賢)は自社が保有し運用するテナントビルを施工し、2024年6月14日(金)15日(土)の2日間にわたり事業者向けの内覧会を開催します。木造建築は耐震・耐火・耐久性に優れ、環境面から国が地産木材利用を促進しており、普及が進んでいます。当施設は地元・京都府内産木材を使用した木造3階建てで、2024年夏にオープン予定です。
<地元の環境保全に繋がる、京都市内産木材を使用した木造建築>
当施設は延床面積854.88㎡、枠組壁構造3階建ての木造ビルで、主要構造部に国内産木材を使用。国内産木材の内2割強を京都府内産木材が占めています。
京都府では土地面積の4分の3を森林が占め、そのうちの4割が建築資材として想定された人工林で、10年後には9割近くが利用できる状態にまで成長する。森林を健全に保つには、森林資源を有効に活用しながら伐採跡地に再度植林することが重要だが、利用がなかなか進んでいない現状があります。
京都府では、平成23年3月に「公共建築物等における京都府内産木材の利用促進に関する基本方針」を策定し、京都府内産木材や各市町村産木材の利用促進に取り組んでいます。
このような現状をふまえ、当施設は京都市内産木材を構造材として活用することで地元の環境に配慮した建物と言えます。
(参考資料:京都の木で木造建築物を建てるための・・・チリヌ/一般社団法人 京都府木材組合連合会)
<大規模施設で活用されている、木材を活用したカーテンウォールを中規模木造建築に採用、木質ファサードの新しい可能性>
京都市役所、京都市上京区総合庁舎、空港、大学等の大規模建築で現在活用されている、木材を活用したカーテンウォールを、今回、中規模木造建築に採用しました。従来の木製建具は、雨や紫外線で木材の部分が劣化するなど、耐候性に問題がありましたが、室内側にアルミ材を用いることで高い耐候性を実現しています。
また、木造ビルを2×4(ツーバイフォー)工法で建築する場合の特性上、耐火被覆を行うと外観に木造らしさが薄れてしまうことに対して、京都府内産木材を活用した内装仕上げ材を使用することにより、木造らしい木の温かさや地域のランドマークとしての価値を高めることを目指しました。
<6月14日(金)15日(土)に事業者向けの構造見学会を開催>
施設各所のこだわり感じられる事業者向けの内覧会を現地で開催。
株式会社リヴによる大型木造建築の相談もお受けします。
6月14日(金)15日(土)東向日テナントビル構造躯体現場 見学会
場所:東向日テナントビル
京都府向日市寺戸町初田20-2
時間:9:00〜16:00 ※事前予約制
●見学会ご予約お問い合わせ
株式会社リヴ 地産木造推進部
担当:高谷
TEL:075-924-0211
地産木造推進部ホームページ:http://liv-wood.jp/
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