京都府舞鶴市の縫製工場が手がける一棟貸しホテル「SEW STAY」が2024年7月に開業
オープンに向けクラウドファンディングもスタート
【縫製工場がホテル「SEW STAY」を創設、一般予約受付も開始】
SEW STAYとは舞鶴市で70年以上操業する縫製工場が立ち上げる一棟貸しのホテルです。市内を流れる伊佐津川沿いの汽水域という自然環境や街並みの心地よさ、この地の風土にインスピレーションを受けて手がけた自社製品を愉しめる滞在体験を提供いたします。宿泊予約の受付は2024年6月26日より、公式ウェブサイトにて開始いたします。
縫製工場が宿泊事業を手がける背景
日本製の服の国内流通率は1%台にまで下がり、縫製工場である当社も事業を継続する中で様々な課題を抱えています。日本で製品を作る事、縫製技術を未来につなぐべく、服以外の要素、都市・人・文化など様々な素材を縫い合わせる事に価値を見出せるのではないかと「SEW」というブランドを立ち上げました。コンセプトを「都市縫製」と掲げ、宿泊事業「SEW STAY」部門をローカルでの滞在体験としてブランディングし、事業の拡大を目指しています。
「縫製」を「都市」という舞台で繰り広げていく
コンセプトとして掲げる「都市縫製」は、「縫い合わせる」技術を、都市・人・文化など様々な素材に展開していくことを意味しています。これまでのように服を縫うだけでなく、どう価値を生み出せるかがこれからの日本の縫製工場には問われていると感じています。
舞鶴における「都市縫製」:地域創生の狙い
◆空き家課題への対処
舞鶴市は人口減少が続き、空き家の増加が課題となっています。当プロジェクトでは空き家となっていた古民家をホテルに改修したことで、施設周辺エリアのリブランディングを図り、新しい人の流れを生み出すことを計画しています。
◆来訪者の滞在時間を増加
舞鶴市は一般的に日帰り旅行地の認識が強く、観光資源に恵まれながらも宿泊施設が少ない状態でした。当プロジェクトでは、近隣店舗とも連携し、これまで見逃されていた市内の魅力、そこでの過ごし方を提案いたします。また舞鶴市は近隣に天橋立が位置すること、大型旅客船の寄港地であることから、海外旅行者数も増加傾向にあります。宿泊事業を起点に舞鶴の魅力を打ち出すことでインバウンド効果を期待し、さらには京都中心部のオーバーツーリズムの解消にも寄与できるのではと考えています。
当ホテル周辺のローカルパートナー
【アメイロビストロアルル】
地元の名産「マイヅルプリン」を生み出したイタリアンレストラン、SEW STAY最寄り飲食店
【GASS】
赤レンガ倉庫近くで華やかな存在感を放つカフェ、地の食材のパスタやコーヒーが絶品
【水協食堂】
レトロな空気感で佇む食堂、舞鶴魚市場の横で地元住民の食を支える
◆舞鶴の内外を縫い合わせるクリエイションのハブとなる
当プロジェクトの立上にあたり多くのクリエイターが関わってきました。建築やインテリア、グラフィックなど、彩り豊かなチームとなっています。舞鶴市内に留まらず、市外の人材、コンテンツとの「縫い合わせ」をおこす存在となることを目指し、地域でのオープンイノベーションを図っていきます。
プロジェクトメンバー紹介
◆プロデューサー:菅原一輝 (福井センイ有限会社 新規事業開発責任者)
2020年に千葉県から移住、義実家家業の跡継ぎ人材として新規事業設立を担当
◆事業アドバイザー:柴田一哉 (株式会社おいかぜ代表取締役)
SEWプロジェクト設立における事業全体のディレクション
◆宿泊事業アドバイザー:岩崎達也 (株式会社マガザン代表取締役)
SEW STAY 宿泊部門の立上を監修
◆クリエイティブディレクター 坂東拓海 (POWER OF VIEW)
SEW全体のブランディング、クリエイティブを統括
クリエイティブチームメンバー
◆アートディレクション・デザイン:青柳美穂
◆建築デザイン:Brain Sauce Studio (房川修英、石田雄琉)
◆設計アドバイザー:ひとともり株式会社 代表取締役 長坂純明
◆WEB制作:株式会社おいかぜ
クラウドファンディングもスタート
当プロジェクトの立上にあたり、クラウドファンディングも6月26日から開始いたします。返礼品には当ホテルへの宿泊割引券に加え、近隣飲食店とのコラボレーションプランも揃えています。舞鶴市への注目を集め、宿泊体験の更なる充実化を測っていきます。
【クラウドファンディングページ:https://motion-gallery.net/projects/sew-citysewing】
年内にはプロダクトブランド「SEW FABRIC」もスタート予定
今後はSEW STAYの他に、縫製事業を軸とした「SEW FABRIC」も年内に発表を予定しています。プロダクト開発にあたり、SEW STAYをショールームとして、アパレルに留まらず生活雑貨やインテリアなど、縫製するアイテムの幅を大きく広げた展開を企画しています。
SEWに関する情報
・Official WEB:https://city-sewing.com/
・Instagram:https://www.instagram.com/sew_citysewing/
問い合わせ先
・福井センイ有限会社(https://sewing-fukui.com/)
・SEW プロデューサー 菅原一輝
・電話:0773-77-8430
・メール:info@city-sewing.com
・住所:京都府舞鶴市上安久640-6
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