フードロスをテーマにした絵本の出版プロジェクト、8/7バナナの日からクラファンを開始

フードロス、フェアトレードを含む食べ物の背景を子どもたちに伝える絵本を、国際支援のNPOと地方出版社が共同出版。資金調達のため8/7〜9/30までクラファンを実施しています。

特定非営利活動法人APLA

CAMPFIREクラウドファンディングメインビジュアル

特定非営利活動法人APLA(アプラ)は、事務局を務める規格外未利用バランゴンバナナの活用を進める「ぽこぽこバナナプロジェクト」の一環として、規格外バナナの存在を子どもたちに伝える絵本『バナナのらんとごん』の制作を進めています。8/7バナナの日に合わせ、CAMPFIREにて出版費用を調達するためのクラウドファンディングを開始しましたのでお知らせします。

絵本『バナナのらんとごん』出版クラファンを8/7〜9/30まで実施。目標金額は250万円

「ぽこぽこバナナプロジェクト」https://poco2banana.info/)とは、さまざまな理由で「規格外」となり、廃棄されてしまう、つまり、フードロスとなってしまうバランゴンバナナを、たくさんの人の力を合わせて有効活用していこうというプロジェクトです。このプロジェクトのことを、小さな子どもにも楽しく知ってもらう絵本『バナナのらんとごん』の出版費用の資金調達のため、クラウドファンディングを実施しています。

クラファンページトップ画面(8/10 9:00現在)

クラウドファンディング概要

食べ物の背景とフードロスに触れる!絵本『バナナのらんとごん』出版プロジェクト

https://camp-fire.jp/projects/764990/

実施期間:

2024年8月7日(水)〜2024年9月30日(月)

目標金額:250万円

「ぽこぽこバナナプロジェクト」の背景

日本は、食べられるのに捨てられる食品「食品ロス(フードロス)」の量が年間523万トンと推計されています。にもかかわらず、食料自給率は38%(カロリーベース)。食べ物をたくさん輸入して、たくさん廃棄している国といえます。また、水分を多く含む食品を可燃ごみとして燃やすにはエネルギーが必要で、環境負荷の面からも課題があります。

私たちがなんとかしたいと思っているバランゴンバナナも、フィリピンから輸入されているバナナで、まさに、「輸入しているのに、食べられるのに、捨てられる」食べ物のひとつです。

フィリピンから日本に輸入されたバランゴンバナナは、リパックセンターで、選別・袋づめされます。その時に、様々な要因で皮に傷があったり黒い部分があったりすると、「規格外」として分けられ、その多くは捨てられています。しかし、皮を剥き、一部を取り除けば、問題なく食べられることが多く、捨てるのはとてももったいないこと。そんなもったいないバナナを活用するため、2021年秋に始めたのが「ぽこぽこバナナプロジェクト」です。

身近な食べ物バナナの、気づきにくいフードロスを伝える

バナナは、子どもたちにとってとても身近な食べ物ですが、バナナがどう育って、どうやって手元までやってくるのか、なかなか知ることはできません。そして手元に届くまでには、捨てられてしまうたくさんのバナナ=フードロスがあるということは、大人でもなかなか気づきにくい事実です。

この絵本は、バランゴンバナナのらんとごんの姉弟が、日本の誰かに食べてもらうまでの旅を通して、身近な食べ物の背景を知ることができる内容になっています。ものがたりを楽しみながら、フードロス問題フェアトレードに触れることができ、SDGsを達成するために大切な要素もたくさん散りばめられています。

幼い子どもたちの心に響くためには、楽しく練られた物語、想いを込めて丁寧に描いた絵、触れて心地よい装丁、それらを兼ね備えた高いクオリティの絵本を作る必要があると考えました。そして、作るからには、きちんと環境に配慮した紙に印刷し、長く世代を超えて読み継がれるデザイン・製本である必要があると考えており、その分の制作・出版費用をクラウドファンディングという手段で調達します。

バナナのらんとごん下書きラフ

バランゴンバナナとは

「ぽこぽこバナナプロジェクト」で活用を進めているのは、民衆交易のバランゴンバナナです。『バナナのらんとごん』の主人公は、このバランゴンバナナの姉弟です。

「バランゴン」とはフィリピンに自生するバナナの品種の名前で、ほんのりとした酸味と甘みが調和したコクのある味わいが特徴のバナナです。バランゴンバナナが民衆交易品として初めて日本に届けられたのが1989年。それは、フィリピンのネグロス島で飢餓とたたかいながら子どもたちに人間らしい生活を残したいと頑張る人びとと、「いのち・暮らし・自然を守る」ことをテーマに、生産者と消費者の共生をめざす日本の人びととの出会いから生まれました。

バランゴンバナナを味わうことは、フィリピンの生産者たちの暮らしを応援し、人と人、人と自然が共生する持続可能な社会づくりへとつながっています。生産者と消費者の信頼関係をベースにしたバナナの交易を通して、お互いが「ともに生き、ともに働き、ともに暮らす」ことを実感できる経済活動の実現を目指しています。

バランゴンバナナには、2つの顔があります。

バランゴンバナナには2つの顔がある

1.安心して食べられるバナナ

化学合成農薬や、化学肥料に頼らずに栽培されています。フィリピンの産地にとっては、自然環境に負担をかけないバナナであり、日本にいる私たちにとっては、安心して食べることのできるバナナです。収穫後も安全性に配慮し、防カビ剤や防腐剤は使用せずに出荷しています。

2.作る人と食べる人がつながり、バナナの生産者を応援するバナナ

バランゴンバナナは、「民衆交易」のバナナです。「作る人=フィリピンの農家さんたち」と「食べる人=日本の消費者たち」が直接交流し、信頼関係を築いてきました。このバナナを食べることが、農家さんの持続的な生産と自立につながっています。

バランゴンバナナは、NPO法人APLAとともに民衆交易を行うオルター・トレード・ジャパン株式会社(https://altertrade.jp)により、グリーンコープ生活協同組合連合会、パルシステム生活協同組合連合会、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会、株式会社 生活クラブ関西、オイシックス・ラ・大地株式会社などで販売されています。


絵本の概要と制作体制

判型:横25cm×縦25cm(予定)
ページ数:32p(予定)
カラー:フルカラー
製本:ハードカバー、中ミシン綴じ
本文ページ:FSC認証紙または環境配慮紙を使用
目標金額が集まれば、一部ワンプラネットバナナペーパー20%(c)も使用予定
印刷部数:2000部(予定)

販売価格予定:2500円前後を予定

企画/出版 NPO法人 APLA
企画/出版/編集/文 らくだ舎出帆室
装丁・デザイン DOTMARKS 鈴木大輔
絵 ひなたや 加藤えりこ

『バナナのらんとごん』はNPO法人APLAと、和歌山県で出版事業を営む「らくだ舎出帆室」が共同で出版、販売します。文章もらくだ舎出帆室、ページデザインと装丁は、真鶴出版の書籍等のデザインを担当してきたDOTMARKSの鈴木大輔さんが担当。絵は、大分県別府市を拠点にデザイン、イラストレーションで活躍するひなたや 加藤えりこさんが描きます。

らくだ舎出帆室:https://rakudasha.com/publication/

DOTMARKS:https://dotmarks.jp

ひなたや 加藤えりこ:http://design.hinataya.jp

クラウドファンディングの募集完了後の10月に印刷を開始し、遅くとも11月には出版予定です。クラウドファンディングのリターンとしての発送完了後に一般販売を開始予定です。

本件に関する問い合わせ

ぽこぽこバナナプロジェクト事務局(特定非営利活動法人APLA内) 担当:福島 までご連絡ください。

e-mail:poco2banana@gmail.com

tel:03-5273-8160

fax:03-5273-8667

〒169-0072 東京都新宿区大久保2-4-15サンライズ新宿3F

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会社概要

特定非営利活動法人APLA

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URL
https://www.apla.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区大久保2-4-15 サンライズ新宿3F
電話番号
03-5273-8160
代表者名
箕曲在弘
上場
未上場
資本金
-
設立
2008年05月