〜　「管轄なき救急隊」と芦屋市が災害協定を締結　近い将来発生する南海トラフ地震等に備えて　〜

阪神淡路大震災を経験した神戸市の元救急隊長が中心となって「管轄なき救急隊」を結成。一人でも多くの命を助けるため、消防機関が認定する患者等搬送事業者を指揮し、被災地を支援する体制を構築します。

株式会社 Captain Ambulance

2024年8月23日 14時30分

　元神戸市消防局の救急隊長たちが所属し、消防救急車と同スペックの救急隊機能を保有する株式会社 Captain Ambulance（キャプテンアンビュランス、本社：芦屋市、代表取締役：中澤寛之、以下「当社」）は、2024年８月30日に芦屋市との間で、大規模災害時における避難搬送に関する協定を締結いたします。

　本協定は、芦屋市と当社が、地震・風水害・その他災害時に被災住民等を救助するため、行政の補助機関として、避難行動要支援者に対する搬送・移送業務を迅速かつ円滑に行うことについて定めたものです。

　当社では、災害時に応援が必要になる場合は、協定先の要請に応じて、当社の営業拠点から直轄部隊を派遣するほか、「管轄なき救急隊」に加入している連合部隊（全国の患者等搬送事業者等）も、参集命令に基づき、速やかに駆けつけ対応する体制を構築しております。近い将来必ず発生するというわれている大地震への対応のみならず、異常気象に伴う同時多発的な災害にも対応していく予定です。

つきましては、下記のとおり、芦屋市役所にて調印式を執り行いますので、是非とも取材を実施していただければ幸いです。

１. 調印式（協定締結日）

日時：令和６年８月30日15時30分～16時00分

場所：芦屋市役所南館２階庁議室

出席者：芦屋市＝芦屋市長髙島崚輔、都市政策部都市基盤担当部長

　　　 ：当社＝管轄なき救急隊連合指揮隊

２. 連携事項

　地震、風水害その他災害が発生し、又は発生するおそれがある場合において、下記の内容について、協力支援をおこないます。

（１）軽症者で緊急を要しない消防救急対象外の者

（２）要介護認定又は要支援認定を受けている高齢者

（３）身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳の所持者

（４）妊産婦

（５）その他、芦屋市の支援の対象となった者

３. 「管轄なき救急隊」とは　

　当社は、たちまち発生すれば被害が深刻化する大災害等に柔軟に対応する大規模な即応型民間救急部隊を創設することを目指し、消防機関がもつ救急隊機能を完全に民営化したプロダクトを保有しております。

　救急隊機能には、「部隊と指揮」があり、災害協定を締結する自治体からの支援要請があれ「指揮」から「部隊」に対して出動命令が入り、迅速に駆けつけて災害現場に入り対応にあたります。連合をまとめる直轄部隊には、元救急隊長の経歴のある者が乗務しており、災害時には消防救急隊と同様の活動が可能となるほか、連合に参加する事業者についても、当社が策定する災害訓練に参加しており、災害現場で補助機関として活動をおこなうことが可能となっております。

（※今回の協定においては、救急需要逼迫に対しての支援内容での締結はございません。）