株式会社Power Angels、本社を福岡市に移転し国家戦略特区の特例措置を活用したエンジェル投資の促進へ

株式会社Power Angelsは、日本のエンジェル投資市場の発展を目指し本社を国家戦略特区・福岡市へ移転しました。規制緩和を活用しエンジェル投資の拡大とスタートアップ支援を強化してまいります。

株式会社Power Angels（以下、「当社」）は、日本のエンジェル投資市場のさらなる発展を目的として、本社を国家戦略特区（金融・資産運用特区）である福岡市へ移転いたしました。これにより、昨年11月に施行された内閣府令に係る「国家戦略特別区域特例ファンド資産運用等事業」として、金融庁が定める適格機関投資家等特例業務の規制緩和措置を活用し（※）エンジェル投資の拡大とスタートアップ支援を強化してまいります。

福岡移転の背景と狙い

日本におけるエンジェル投資市場は、米国と比較してまだ小規模であり、スタートアップへの資金供給の選択肢を広げることが急務となっています。特に、レイター期（成長段階）のスタートアップは、大型の資金調達やIPO準備資金など多様な資金ニーズを抱えており、これらに対応する柔軟な投資スキームが求められています。

福岡市は、2024年6月に「金融・資産運用特区」に指定され、その後、11月に上記内閣府令が施行されました。これにより、適格機関投資家等特例業務に係るベンチャー・ファンド特例の出資制限が緩和され、M&AやIPOの実務経験者、認定経営革新等支援機関などの「国家戦略特別区域対象投資家」であるエンジェル投資家の資金をよりスムーズに集約できる環境が整いました。

当社は、この「国家戦略特別区域特例ファンド資産運用等事業」の認定事業者として（※）、エンジェル投資家のネットワークをさらに拡大し、福岡市を日本のエンジェル投資のハブとして位置付けることを目指します。

当社の取り組みと特区制度の活用

当社は、300名以上のエンジェル投資家（パワーエンジェル）を擁する投資コミュニティを運営し、投資のみならず、経営支援や成長戦略の策定にも関与するスタイルを確立しています。今回の移転を機に、以下の施策を強化します。

1. エンジェル投資の規模拡大とスタートアップ支援、ネットワークの強化

・国家戦略特区の特例措置を活用し、適格機関投資家等特例業務の届出後、エンジェル投資家（パワーエンジェル）からの資金を集約するファンドを組成

・ファンドを通じてスタートアップに対する投資を行うとともに、エンジェル投資家による人的ネットワークやビジネス経験の提供などの投資環境整備を行い、スタートアップの成長を強力に支援

・M&AやIPOの実務経験者、認定支援機関が特例投資スキームの対象となり、より多くの投資資金を集約

2. 福岡を日本のエンジェル投資拠点へ

・福岡市・福岡県と連携し、投資家・スタートアップ向けのネットワーキングイベントを開催

・福岡発のユニコーン企業創出を目指し、地域経済の活性化に貢献

Power Angels代表（山本敏行）あいさつ

当社は、今回の本社移転を機に、国家戦略特区の制度を最大限に活用し、エンジェル投資市場のさらなる拡大を目指します。特に、福岡市を日本のスタートアップ金融支援の中心地として発展させることを視野に入れ、エンジェル投資家・スタートアップ双方にとってより良い投資環境を提供してまいります。

（※）近日中に適格機関投資家等特例業務の届出を行う予定

本件に関するお問い合わせ先
株式会社Power Angels

HP：https://power-angels.com/

住所:福岡市博多区博多駅前4- 15- 6- 4F
Email: [e-mail]