【世界遺産「明治日本の産業革命遺産」登録10周年】「軍艦島」が「フォートナイト」の常設ステージに
国内初(※1)、ゲームの収益を「軍艦島」の保全や修復に利活用へ
長崎市と「HERITAGE DATABANK(ヘリテージ・データバンク)」は、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」が登録10周年を迎えるのを機に、本日、2025年1月20日(月)14時より、世界遺産の構成資産である端島炭坑、通称「軍艦島」(長崎県長崎市)を、Epic Gamesが提供するオンラインゲーム「フォートナイト(Fortnite)」のステージとして公開することをお知らせします。
タイトル: GUNKANJIMA ARCHIVE(軍艦島アーカイブ)
公開日時: 2025年1月20日(月)14時
特設サイトURL: https://gunkanjima-archive.jp
動画URL: https://youtu.be/4pkSOJjHyfY
フォートナイト 島コード:4058-6239-4733
フォートナイト ページ:https://www.fortnite.com/@heritagedatabank/4058-6239-4733?lang=ja
“現実世界”と同様に精巧な軍艦島で、“ゲーム世界”でしかできない体験を楽しむ
長崎市とHERITAGE DATABANKによる軍艦島の保存・利活用プロジェクトにおける取り組みとして、これまでにデジタルアーカイブ目的で制作した精巧な3Dスキャンデータをもとに、島の大部分を占める立入禁止エリアを含む軍艦島の“全島”を、世界で総ユーザー数5億人以上を誇るオンラインゲーム「フォートナイト」の常設ステージ「GUNKANJIMA ARCHIVE(軍艦島アーカイブ)」として公開します。
「GUNKANJIMA ARCHIVE」では、通常見ることができないリアルな軍艦島上空からの景色を見たり、ゲーム内で標準搭載されているボートで島を周遊することができます。また、立入禁止エリアを含む歩行可能エリアの散策、全13箇所のチェックポイントで知ることができる軍艦島情報の収集など、“現実世界と同様に精巧な軍艦島”において、“ゲーム世界でしか体験できない軍艦島”のコンテンツをお楽しみいただけます。
さらに、今後、ステージ内のコンテンツを追加予定です。詳細については、2025年3月12日(水)にリリース予定です。
“ゲーム世界”の軍艦島でユーザーが遊ぶほどに、“現実世界”の軍艦島の保存・活用の整備へつながる国内初(※1)の試み
「フォートナイト」では、ステージの利用者数に応じて 「フォートナイト」運営者からゲームの収益が還元される仕組みとなっています。国内で初めて(※1)、ユーザーが「GUNKANJIMA ARCHIVE」で遊ぶほどに還元されるゲームの収益を、現実世界で老朽化が進む軍艦島の保存・活用のための整備につなげていく仕組みを構築し、新しい保全の形を実現します。
今年、世界遺産登録から10周年を迎える軍艦島が、地方自治体の大きな課題となっている文化遺産の保全や修復、観光などへの利活用に関するロールモデルとなるよう、今後もさまざまな取り組みを推進してまいります。
※1:HERITAGE DATABANK調べ
「フォートナイト」について
全世界で5億人以上が登録アカウントを持つ「フォートナイト」は、象徴的なバトルロイヤルやアクション満載のゼロビルドで、自分だけの体験を作ったり、チームを組んだりすることができるゲームです。『フォートナイト』は、文化が息づく、常に進化する空間であり、プレイヤーは友だちと一緒にグローバルなコミュニティの作成、視聴、プレイをすることができます。『フォートナイト』は、PlayStation、Xbox、Switch、Android、PC、クラウドベースのゲーム配信サービスでご利用いただけます。詳細は、www.fortnite.com をご覧ください。
「軍艦島(端島)」について
長崎港から南西約18kmの海上に浮かぶ無人島・軍艦島。かつては海底炭鉱の島として栄え、良質な石炭によって日本の近代化を支えていました。全盛期には5,000人以上もの人々が暮らし、埋め立てによる島の拡張や日本初の鉄筋コンクリート造による高層アパートの建築など、小さな島に当時の先端技術が集められていました。しかし1974年、炭鉱が閉山をむかえると同時に無人島に。以来、建物は老朽化し、現在進行形で崩壊を続けています。2015年に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つ。
「HERITAGE DATABANK」プロジェクト概要
ヘリテージデータバンクは、「デジタルアーカイブ×クリエイティブデザイン」で、世界の貴重な自然や文化を保全し、新たなカルチャーを創り出すプロジェクトです。
世界有数の3Dスキャン技術による、超高精細なデジタルアーカイブの実現と、メタバースやWEB 3.0時代における、3Dデータの新たな活用と体験の開発で、保全活動だけでなく、観光やエンターテイメントまでも、アップデートします。
長崎市と「HERITAGE DATABANK」による軍艦島利活用プロジェクト
「HERITAGE DATABANK(ヘリテージ・データバンク)」は、「残す」だけではない、「活用する」新しい保全の形を掲げ、さまざまな企業・団体とともに、3Dスキャン技術による自然や文化遺産のデジタルアーカイブとその利活用に取り組むプロジェクトです。
世界遺産をはじめとする貴重な自然や文化は、近年、オーバーツーリズム(観光公害)や災害、経年劣化によって崩壊が進んでおり、資金不足などの理由から国や自治体、管理団体の力では十分な保全が難しく、国際的な課題となっています。
そのなかでも、軍艦島では、現在、上陸見学ツアーはあるものの、崩壊の危険があるため島の大部分が立入禁止エリアであり、海上の天候によっては上陸不可な日もあるなど、アクセス自体も困難です。
長崎市と「HERITAGE DATABANK」は、2024年の軍艦島の閉山50年を機に、新たな世界遺産の利活用を開始。最新の3Dスキャン技術によって軍艦島のデジタルアーカイブを作成し、バーチャル軍艦島を体感する体験型展示会「渋谷軍艦島展」の開催をはじめ、バーチャルの世界に誕生した“もうひとつの軍艦島”の利活用を進めています。
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