国連ユニタール「核軍縮・不拡散広島研修」第10回目を開催 アジア太平洋14か国からの外交官、被爆の実相を学ぶ

2025年2月3日 (月)~7日(金)・広島 /2月8日(土)東京、9日(日)は関連イベント

国連ユニタール

© UNITAR

国連訓練調査研究所(ユニタール)は、一般社団法人国連ユニタール協会との共催で、2025年2月3日から2月8日まで、アジア太平洋諸国14か国から15名の外交官を迎え、広島(2月3日~7日)と東京(2月8 日)の日程で、第10回「核軍縮・不拡散(NDNP)広島研修」を実施します。2月9日には東京で関連イベントを開催します。同事業は、広島県および広島市の資金提供を受けて実施しています。


2025年、世界は広島と長崎の原爆投下から80周年を迎える一方で、依然として武力紛争が人命を奪い、 核使用のリスクも懸念されています。持続可能な平和と繁栄を実現するため、核軍縮は国際連合の最優 先事項の一つです。平和都市・広島に拠点を置く国連ユニタール広島事務所は、2015年以降、計9回に わたり同研修を実施し、延べ150名以上の外交官を対象に核軍縮および不拡散に関する外交能力の向上を図ってきました。

第10回目となる今年度の「核軍縮・不拡散(NDNP)広島研修」は、核実験被害国のカザフスタンやマーシ ャル諸島を含むアジア太平洋14か国からの外交官らを対象に、核軍縮の専門家による連続講義、被爆者による講話、広島平和記念公園のVRガイドツアーや広島平和記念資料館の見学、国内の活動機関や地元の若者を交えた公開イベントを実施します。国際原子力機関(IAEA)、国連軍縮研究所(UNIDIR)、国連アジア太平洋平和軍縮センター(UNRCPD)からの国際的な専門家も研修講師として招へいします。

これらの研修活動を通じて、国連ユニタールは、アジア太平洋各国からの外交関係者が(1)世界的な核 問題に関する議論の現状についての知識を強化し、(2)核兵器不拡散条約(NPT)や核兵器禁止条約 (TPNW)などに関する国際会議における交渉スキルを向上させ、(3)広島での経験を通じて核兵器の人道的影響に関する理解を深めることを目指します。また、この海外から核軍縮分野の専門家や外交官が来日している機会を利用し、市民と共に核軍縮の重要性を多角的に考えることを目的としたイベント(広島・東京)も開催します。

「核軍縮・不拡散(NDNP)広島研修」について

国連ユニタール広島事務所は、2015年より、核軍縮および不拡散に関する外交能力の向上を目指し、広 島県および広島市の支援を受けて「核軍縮・不拡散(NDNP)広島研修」を実施しています。本研修は、国 際原子力機関(IAEA)、国連軍縮研究所(UNIDIR)、国連アジア太平洋平和軍縮センター(UNRCPD)、および長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)などの国内外の専門機関と連携し、広島の歴史的背景を踏まえた核軍縮と交渉技術の研修を行っています。

関連ウェブサイト:https://unitar.org/ja/hiroshima/news/public-forum-nuclear-disarmament-and-sustainable-peace-hiroshima

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
-
業種
教育・学習支援業
本社所在地
広島県広島市中区中島町3番25号 ニッセイ平和公園ビル8階
電話番号
082-236-3808
代表者名
三上知佐
上場
未上場
資本金
-
設立
2003年07月